リルケの詩を訳すのが上手いのは誰ですか
下のリルケの詩を訳したのは、高安国世氏です。
非常に平易に訳されていますが、リルケの翻訳家なら、この人という著名人を教えて下さい。
「恋歌」
私は私の心をどのように保てばいいのでしょう、
私の心があなたの心に触れないようにしておくには?
どうしてあなたの向こう側にある物らに私の心を届かせたらいいのでしょう。
ああ、この心をどこか暗闇にまぎれて立っている
何かの物の蔭に匿してしまえばいいのですが、
あなたの心の奥底でふるえるものが、すぐ伝わらないどこか見知らぬ、ひそかな場所に。
しかし私たちに触れるすべての物は、
すぐ私たち、あなたと私とを一つに結び合わせてしまうのです、
二つの絃から一つの音を引き出す
ヴァイオリンの弓にも似て。
どのような楽器に私たちは張られた絃なのでしょう、
どんな奏者が私たちをひいているのでしょう。
ああ美しいうた。
お礼
ありがとうございました。