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電動機の突入電流と自己誘導電流の関係
電動機の電源を入れた直後は、普通は、突入電流が流れます。また、、電動機のコイルの磁束が急激に増えますから、この磁束を打ち消すように自己誘導電流も流れるはずです。 上記を踏まえ、以下2点質問します。 1.この突入電流と自己誘導電流は、まったく別の電流と考えていいでしょうか? 2.突入電流が、自己誘導電流により減少することはあるでしょうか?
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先ず簡単のため2次巻線開放状態、或いはかご型ローターのエンドリングでの短絡が開放されている場合を考えます。 そうすると突入電流は磁気回路が飽和状態になった場合に過大な励磁電流が流れる事によるものであり、2次側の自己誘導電流は0となり、その影響は受けません。 電圧投入位相が最適状態の場合(例えば残留磁束=0の場合、電圧最大値の瞬間に投入された場合)には突入電流は発生しません。 この過大な励磁電流が流れる状態は数サイクルの間続く程度で通常の状態に移っていきます。 次に2次巻線やかご型ローターが通常の状態の場合には、これら2次回路に発生する誘起電圧に対応して2次電流:自己誘導電流が流れます。 2次電流に対応してその起磁力を打ち消すように1次電流は増加します。 結局次のようになります。 1. 突入電流は2次側自己誘導電流の影響を受けます。 2. 突入電流は自己誘導電流により増加し、減少する事はありません。
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- foobar
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「自己誘導電流」というのが、どんなタイプの電動機のどこを流れる電流をイメージしているのかを明確にされるのが良いかと思います。 通常、電動機始動時の突入電流は、回転数が0のため内部の速度起電力が0になっていることで説明する事が多いかと思います。始動後、回転数の増大につれて速度起電力が増加し、これが電源電圧に対抗するために電流が減少していき、あるところで落ち着きます。
お礼
どうもありがとうございました。少し勉強不足でした。
お礼
どうもありがとうございました。よくわかりました。