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三相誘導電動機の始動電流について

お世話になります。 三相誘導電動機の始動電流について、質問があります。 一般的に、三相誘導電動機の特性曲線を求めるには、無負荷試験、拘束試験等があると思いますが、フライホイールを負荷側に接続した場合、始動電流の大きさはどうなるのでしょうか。 自分なりの意見としては、始動時はフライホイールの重量の分、すべりが1に近いということで、拘束試験時の電流と同等と考えております。 三相誘導電動機の最大トルク以内でありさえすれば、拘束試験電流が流れ、最終的には定格速度にいくと思うのですがどうでしょうか? よろしくお願いいたします。

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  • fujiyama32
  • ベストアンサー率43% (2309/5321)
回答No.1

>三相誘導電動機の最大トルク以内でありさえすれば、拘束試験 >電流が流れ、最終的には定格速度にいくと思うのですが 重量の大きいフライホィールを始動しますと始動直後の回転子に は、抵抗分しかありませんので拘束電流と同等の電流が流れます。 電動機が回転が開始されますと電動機の回転子は、磁束が横切る ことになりますので、回転子の「カゴ型コイル」にリアクタンス 分が発生されます。 この抵抗分とリアクタンス分+一次巻線の抵抗分+リアクタンス 分により始動電流が流れます。 回転数の増加によりリアクタンス分も増加してきますので始動 電流も少しづつ減少し、更に回転速度も上昇していきます。 フライホィールが機械装置の一部として組み合わせられている 場合は、装置全体の軸動力に相当する回転速度まで上昇します。 この機械装置の軸動力が、電動機の定格容量と同じであれば、 定格回転速度になります。 なお、通常であれば機械装置の軸動力は電動機の定格容量より 軽くしていますので、電動機の回転速度は定格回転速度より、 多少高くなります。 ここで重要な問題があります。 フライホィールの大きさは「慣性モーメント」と称されて 「慣性モーメント」の値は電動機の仕様によりに「制限値」が あります。 この「慣性モーメント」が大きいと回転速度の上昇に時間が長く なります。 その結果、回転子の「カゴ型コイル」には、大きな始動電流が 長時間流れていることになりますので「カゴ型コイル」の温度 が上昇することになります。 「慣性モーメント」が大きくて制限値を超えますと「カゴ型 コイル」の温度上昇が高くなり、焼損することになります。 「フライホィール」が取付られた機械装置などの場合は「フライ ホィールの慣性モーメント」と「装置の慣性モーメント」とを 合算して電動機の「慣性モーメントの制限値」を超えていない ことをチェックする必要があります。 このような場合は使用予定の電動機メーカーに相談することを お勧めします。

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