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輪廻する宇宙について
振動宇宙論についてどう評価しますか? 振動宇宙論とは膨張と収縮を無限に繰り返す宇宙論です。
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宇宙の終わりは宇宙自らの始まりであり、宇宙が消えることは無いということですね。 宇宙が永遠に振動しなくても、宇宙がどんな終わり方であろうと、消えないと思っています、物理学では完全な無は存在しないらしいからです、何も無い真空(無の空間)でもそこでは素粒子が誕生と消滅を繰り返しているらしいのです。 単純に有の反対の無という概念を人間が勝手に作っただけであって、無は存在しません、宇宙が消えたとしても、それは、宇宙が消えたような一切の変化がない無のように見える状態が存在するのであって、そこからまた宇宙が秩序をもって始まると個人的には思っています。
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- satoumasaru
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以前は、振動する宇宙論のグラフが宇宙論の入門書に記載されていましたね。私たちの考え方、「時間と空間は永遠に継続する」というものに非常にぴったりきますね。 今後、宇宙はどうなるか、これは宇宙の膨張しようとする力と宇宙の質量のどちらが多いかという問題です。膨張する力がおおければ宇宙は永遠に膨張し続けます。質量の方が多いと一定までおおきくなってそのあとは収縮をはじめます。振動宇宙論はこのいったん大きくなった宇宙が縮小しある程度まで小さくなったら、なんらかの反発力がうまれて再び膨張するというものです。この振動宇宙論にはふたつ条件が必要です。エネルギーよりも質量が多いということと、一定まで小さくなれば再び反発するメカニズムがあるということです。 ところが、一般性相対性理論を厳密に解いた限りでは、いったん収縮をはじめると最後は一点に収縮するという特異点になるしかありません。重力に反発するメカニズムがないのです。この定理はペンローズとホーキングが厳密に証明したもので、特異点定理とよばれています。 重力理論は一般相対論以外でもいろいろあります。しかし現在のいろいろな重力理論では、この特異点を避けることはできません。ひととき、宇宙は物質と反物質とで構成されていて、これが収縮をした段階で対消滅をおこし反発して大きくなるという振動宇宙論もありましたが、やっぱりこれも厳密に解いてみると重力による崩壊をとめることはできませんでした。 また、現在の宇宙を観測する限りでは宇宙を収縮するだけの質量がありません。すなわち宇宙は膨張する一方なのです。それだけではなく、宇宙はむしろ加速膨張していることがはっきりしてきました。 したがって現在では振動宇宙論は全く顧みられていないといえます。 PS 超弦理論を発展させたM理論の一部では、膜の衝突によりビッグバンが生じ、また宇宙は振動して現在の宇宙は30回目だとか50回目だかという説があります。ただしこの振動宇宙論はまだ数学的に証明されてものではありませんし、これは振動するたびに宇宙が大きくなるというものですから、質問者様のイメージされる振動宇宙論ではないと思います。
- Knotopolog
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ビッグバンより百数十億年ほど経過した現在の膨張宇宙が,収縮に転じるかどうかが未だ明らかでないため,振動宇宙論は空想の段階だ! それより,ダークマターの研究とその結論の収まり方に多くの研究者が注目し,群がっているのが現状だ. したがって,振動宇宙論なるものの評価は今の所,低い!!
補足
とにかく、振動宇宙論は最も自然で、安らぎを覚える宇宙論ですね・・・・・・・・・