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子供は熱を出すとなぜ怖い夢をみるのですか?
子供の頃、熱を出すと必ず怖い夢を見ていました。いつも同じ内容でした。 大きな岩が私を目掛けて転がり落ち、一生懸命逃げようとするのですが、足が思うように動かず岩が自分の上に落ちてくる… ここでいつも決まって目が覚めていました。 そして今は自分の子供も同じく、熱を出すと必ず怖い夢を見ているようです。 トラやライオンなどの動物に追い掛けられる夢を見るそうです。 子供はなぜ熱を出すと必ず怖い夢を見るのでしょうか。 また、なぜいつも内容が同じなのでしょうか。
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こんにちは。 「感覚夢」といい、これは大人でも同じことです。 感覚夢といいますのは寝ているときに与えられた感覚刺激、取り敢えず目は見えていませんが、主に「体覚」、あるいは音や匂いなどが刺激となって見る夢です。 例えば、たまたま首に毛布が絡まっていますと「首を絞められる夢」といったことです。病気や熱である場合、その刺激は基本的に不快であるため、必然的に夢は不安なものとなります。 感覚夢といいますのはだいたい夢の切っ掛けです。そして、その先が「心理夢」となり、恐怖感はそのひとの深層心理に従って様々な出来事に象徴化されて表れます。従いまして、何時も同じ夢というのは、それがそのひとの深層心理における「不安の象徴」ということです。 良いことや何か心配事があったりしますと我々はしばしばそれを夢に見ます。このような場合は、その夢には実際に原因があるということです。ところが、感覚夢の場合は寝ているときの刺激によって何の理由もなしに心の中の不安が夢に引っ張り出されてしまうわけです。ですから、たまたま熱を出したときに同じ夢を見たというならば、その内容を分析することによってお子さんの心の中にある「慢性的な欲求や不安」などを把握するのに役立てることができます。 まだ未熟な子供の場合、足が動かなかったり何かに追い掛けられるというのは概ね自分では対処できない未知の問題に対する漠然とした不安です。ですから、成長すればある程度は解放されるわけですが、心の中に何か不安を抱えていれば大人でもそれが怖い夢となって表れることは幾らでもあります。同じ内容の夢でしたら、調べてみれば心の中に自分の知らない何かが見付かるかも分かりません。
お礼
大変参考になりました。 ありがとうございました。