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慣性核融合の高速点火方式
金コーンを用いて効率的な加熱を行う慣性核融合の高速点火方式について なぜコーンの素材が金なのでしょうか? 原理を見る限り金でなくても良さそうな気がします。 金が選ばれている理由を知っている方がいらっしゃいましたら教えて下さい。 よろしくお願いいたします。
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もともとの基礎実験で金が使われてきたこと 金は加工しやすく製作のノウハウがあること 金によるレーザーの反射→収束が期待でき、多少収束点がずれてもコーン先端に収束する可能性があること 加熱レーザーのプレパルスがプレプラズマをつくり加熱効率を落とす問題があるが、金では プレプラズマの成長が遅いので影響が限定的と考えられたこと 爆縮プラズマによるコーンの破壊に対して耐性があること 2001-2002に金で試したらうまく行ったこと(Nature, R. Kodama et al) などです。 しかし高Zでは高速電子の発散も大きくX線発生量も多いので、低Zを指向した実験も試みられると思います
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- ATAOMO
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ちょっと調べてみました。 これによるとコーンガイドターゲットを用いて加熱すると書かれていました。 最近激光XII号実験に用いられたターゲット http://www.ile.osaka-u.ac.jp/kyodokenkyu/facilities/A/GXII_target_I/index.html クライオターゲットの開発 http://www.nifs.ac.jp/crp/laser_renkei_002.html http://www.nifs.ac.jp/NIFS-NEWS/pdf/163-2.pdf
お礼
回答ありがとうございます リンク見させて頂きました 金コーンは高速電子を燃料ターゲット中心部へ放出し燃料を加熱するということは知っているのですが 銅や銀やアルミや鉛などではなくなぜ金が選ばれたのかということには特に触れられていませんでした。 単純にZの大きい金属代表って気もするんですけどね・・・
お礼
回答ありがとうございます これだけ理由が言えれば学会でもなんとかなりそうです