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FFTサンプル点について
FFTについて質問したいのですが、ある本を読んでいたら正弦波を時間軸に離散化(そこでは、一周期8サンプル)して、この離散時間信号のスペクトルを 512 点 FFT を用いて見てみましょう、と書いてありその周波数特性の結果がありました。 僕は、今まで512 点 FFT の512点というのは時間軸に一周期内で512点と思っていたのですが、違うのでしょうか?
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目的によってどっちでもありですが、出てくる結果の違いについて説明すればいいでしょうか。 一周期だけのデータをフーリエ変換すると、正弦波の周波数(以下基本周波数)はFFT結果の一番小さい値の次に現れます。それ以上は基本周波数の整数倍の周波数成分の並びになります。これは高調波成分を観測する場合に便利です。しかし、この場合には基本周波数の解析誤差がひどく大きくなってしまいます。逆に複数の周期にわたってサンプリングすると基本周波数はデータの上位の方に現れ、それよりも小さいところは周波数のゆらぎの成分を表していることになります。したがってこの方式であれば基本周波数をより正確に求めることができます。