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TVの暴力番組と子供の暴力性の関係について
- テレビの暴力番組を見る子供が暴力的になるかについて、専門家の意見は分かれています。
- トロント大学の心理学の教授であるジョナサン・フリードマン氏は、テレビの暴力と現実の暴力の相関関係は、第一の暴力が第二の暴力を引き起こす証拠ではないと信じています。
- 彼はこれは「データ以上のことであり、衝撃的だ」と述べています。
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> He says this is“going so far beyond (that) the data it's shocking." No.2 の方が指摘しているように「that」は「the data」の後に省略されていると考えた方が良いでしょう。もちろん、「so ~ that ...」で「とても~なので・・・・だ。」という意味を表します。 その場合には、「この主張はデータをはるかに逸脱しているので(その主張は)驚きであると彼は言っている。」という意味になりそうです。 しかし、それでも何か違和感というか、しっくりとこない感じがあります。それは日本語訳というよりも内容に関するもの、すなわち前後の関係に関する分かりにくさだと言った方が良いかもしれません。 教科書の英文だと「this」が指しているのは「前者(テレビの暴力)が後者(実生活の暴力)の原因となっている」ということだと思われます。 ただ、「この主張が『the date』をはるかに逸脱している」と言われても、その「the data」なるものが一体どのようなデータであるのかが分からないことが「違和感」の原因であるのかもしれません。 検索してみると、出典元だと思われる下記のリンク先の記事が出てきました。お尋ねの英文は次のようなものだったと思われます。 "To suggest that because you get this effect that watching two hours a day causes aggressiveness is going so far beyond the data it's shocking," Freedman said. http://www.latimes.com/features/health/la-hew-kidviolence2002,0,2251451.story この英文では「the data」の内容が「this effect that watching two hours a day causes aggressiveness」だとはっきり示されています。 すなわち、お尋ねの元の英文は「1日に2時間テレビを見ることが人の攻撃性を生み出すという結果(=データ)があるからといってそのようなこと(実生活の暴力がすべてテレビの暴力の原因であるということ)を言いだすのことは『そのデータ』をはるかに逸脱していることなので、(そのような主張は)驚くべきことだ。」ということを表しているのだと思われます。 こちらの英文であれば、「the data」の内容が「1日に2時間テレビを見ることが人の攻撃性を生み出すという結果(=データ)」だと分かりますので、全体の構図が見えていて(読み手にとっては)理解しやすいのではないかと思います。 これは、「2時間のテレビ視聴をすることで人の攻撃性が増すことは調査の結果、(たぶん具体的な数字も出されており)その相関関係は認めざるを得ないことだが、だからといって実生活の暴力とテレビの暴力との相関関係まで(具体的な数字で)証明されているわけではない」ということなのでしょう。 教科書の英文は、対象となる学年の学力を考慮して「rewite」されることは仕方がないことなのですが、理解の鍵となる部分が省略されたり曖昧な表現に変えられたりすることがあるので、かえって生徒の理解を妨げてしまう結果になることもあります。 お尋ねの英文においては、「the data」の具体的な内容が「this effect that watching two hours a day causes aggressiveness」であることが示されていればもっと理解しやすいものになっていたでしょう。 ひょっとしたら教科書の中で「the data」の部分を明示している箇所があるのかもしれませんが、ご質問の中で示された英文だけでは(生徒だけではなく指導者にとっても)十分な理解をすることは難しいのではないかと思います。 それは英文を日本語に訳すという問題ではなくて、語句や文章の用い方に整合性があるのかとか全体を通しての論理性や説得力があるのかという問題であるように思います。 その意味において、ご質問者が抱かれた違和感は(so ~ that ...」の問題は別にして)理解できるものです。教科書を執筆する側の人たちには細心の注意をお願いしたいものです。 ご参考になれば・・・。
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- KappNets
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この内容はインターネットでも報道されています。英語はしゃべった内容の一部を記者が切り取ったものでちょっと分かりにくいですね。背景だけ下記に記します。 テレビを見る時間が長かった子供ほど将来暴力的行為に走るようになるという統計データがある2つの大学の研究成果として発表されました。 それを知った別の大学の教授達の一部から疑問が出されています。主な論点は具体的なテレビの番組が公表されていないので直接的な因果関係は議論出来ないというものです。(別の大学の) Freeedman が(統計的因果関係があるからといって)見たテレビがその後の暴力行為の「原因」とは言えないと批判しているのは反論の例です。 これは統計データでよく起きる論争の典型です。発表される統計データは単に相関関係があったというだけのもので、具体的にそれは何故か?というメカニズム議論には立ち入らないのですね。だから不十分だといった反論が出てくるのです。 具体論の積み上げでは導けない結論を導けるのが統計データなのですが、それではまだ不十分だ、詳細なモデルが必要だと言い張る人が必ず出てくるという典型例ですね。
お礼
よくわかりました。背景が理解できないと、理解が難しいのですね。 常識?を身につけるように努力します。
>また、(that)は、教科書の補足に、(that)を補って考えると書いてあるので、原文には、thatはないけど補って追記してみました。 →"that"を補う位置は正しいですか? →He says this is“going so far beyond the data (that) it's shocking."ではないですか? ** [理由]"beyond"は前置詞なのであとに(代)名詞が来る。"so ~ that"構文の"that"は口語ではよく省略される。 ** 参照サイト「11.2 that の省略---発展解説」をご覧になってください。 そうすると"so ~ that"構文は、前からでも後ろからでも訳せますので、 ●(前から)「この件はデータをはるかに超えているのでとてもショッキングだ。」と彼は言っている。 ●(後から)「この件はショッキングなほど、データをはるかに超えている。」と彼は言っている。
補足
nonbiriikoyoさま 有り難うございます。 >→"that"を補う位置は正しいですか? >→He says this is“going so far beyond the data (that) it's shocking."ではないですか? ご指摘の通りです。お手数をかけました。
- SPS700
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直訳しますと 彼は、これは「データを遠く超えているので、驚きだ」という。 即ち「これ」(テレビと実際の関連があると言う論)は資料が示していること(そんなに関係ない)を遥かに超えているのでびっくりした、ということです。ですから that は不要です。
お礼
googoo1956さま 遅くなりましたが、丁寧な説明有り難うございます。 >すなわち、お尋ねの元の英文は「1日に2時間テレビを見ることが人の攻撃性を生み出すという結果(=データ)があるからといってそのようなこと(実生活の暴力がすべてテレビの暴力の原因であるということ)を言いだすのことは『そのデータ』をはるかに逸脱していることなので、(そのような主張は)驚くべきことだ。」ということを表しているのだと思われます。 ご指摘の通り、データが何を指しているのか、判らなかったので、説明の飛躍についてゆけませんでした。スッキリしました。