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乾燥による試料の形態変化
乾燥による試料中の金属の化学形態変化について悩んでいるのですが、どなたか詳しい方いらっしゃいませんか? 沈殿物などを試料として使用する場合、通常乾燥という工程を踏むと思うのですが、その際の試料中の金属化合物はどのように形態変化しているのか知りたいのです。 当然ながら、絶乾、風乾と乾燥する条件によっても異なってくると思うのですが、そういったことを明確にした文献などご存知ないでしょうか? (無機金属を対象にしたものを探しています。) 探してもそういった文献が引っかからず、悩みまくっています。 どなたかよろしくお願いします。m(__)m
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>ういったことを詳細に書いた文献、 ないです。ただし.地場産業関係で都道府県立工業研究所等で地元産粘土鉱物の研究をしている所の報告書や地方大学で地元産粘土鉱物の研究をしている所の報告書を丁寧に探すと載っているときがあります。ただ.このような研究が盛んだったのは昭和40年代から遅くても60年代なので古い報告が主体となります。 >分野は一般的に何学会 一つの学会を探すと見つかりません。私が気がついたのは.たしか.窯業協会と土木学会の報告を比較しながら読んだときです。両者とも調査対象は同じ鹿沼軽石層の内容ですが結果が異なるのです。唯一の違いは.前者が120度こうりょう後計量.後者が計量後一部サンプリングして120度こうりょう後含水量を測定していたことです。 雑誌としては.素木洋一(当時東工大助教授)の昭和30年代の報告と名工試の報告書(名称忘却.加藤等)のどこかにそれらしき内容があったかと思います。しかし.読んだ分量がまともな範囲を超えている(粘土・窯業・土木関係和雑誌のほとんどすべてを創刊号からと関係広告にあった和書籍)のでこれらを混同して記憶している可能性があります。時期については50年ぐらいずれているかもしれません。 地質学かもしれません。石灰岩の生成にかんしての報告があったかと思います(洋雑誌だったので軽く流してしまった)。「無機化学」としてはこれが一番近いでしょう。 界面化学なので.日本化学会の部会ににたようなあったかと思いますが.日本化学会の内容は有機物が主体で.かつ.界面処理の内容が多いです。 二酸化珪酸が溶ける話は「シリカと私」という読み物でありましたか.雑誌となると企業研究の壁で入手できなかった(著者名でCASを引いても無ヒット)かと思います。
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粘度鉱物の場合. こうしないに水が入っているような形のもの(たしか.ベントナイト等)は水が抜けて結晶格子が変化してしまう場合があります。 界面反応と考えると.湿潤状態で交換反応により溶け出していた金属が.表面に付着.空気酸化をうけて表面のぜーたー電位が変化する場合があります。 注意点は.通常の120度2次間という乾燥条件で結晶格子がかわったり.表面の水に結合していた部分が切れて水酸化物から酸化物になったり(といっても.表面1層程度ですが)します。稀に.遊離していた金属が結晶格子内に戻る場合があります。あるいは.表面の有機物による保護幕が破壊されて.内部が剥き出しになり.アルミが溶け出してくるような場合があります(クロボク土でたまねぎが育たない原因と考えています)。
お礼
edogawaranpo様 早速のご解答ありがとうございます。 ご解答に関連して質問させていただきたいのですが、 >注意点は.通常の120度2次間という乾燥条件で結晶格子がかわったり.表面の水に結合していた部分が切れて水酸化物から酸化物になったり(といっても.表面1層程度ですが)します。 こういった事象の温度条件、時間条件などについて詳しく知りたいのですが、こういったことを詳細に書いた文献、論文などありますでしょうか? (こういった分野は一般的に何学会でやられているのでしょうか?結構いろいろな学会を探したのですが、見つからず・・・。) 大変申し訳ありませんが、ご存知でしたらご教授いただきたいのですが。 勝手なことばかり申してすみません。m(__)m
お礼
edogawaranpo様 詳細なご回答ありがとうございます。 いろいろと有益な情報が詰まっていて、感謝感激です! 窯業とはぜんぜん頭の隅にもありませんでした。 ご教授いただいた文献とともに、さっそく調べてみたいと思います。 また不明な点がありましたら、ご質問させて頂くことがあるかもしれませんが、その際はなにとぞよろしくお願いいたします。m(__)m