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円高介入で国民が損失することはないのか
円高介入で何十兆円ものお金をつぎ込んで円高が阻止できなければそのおかねは無駄に使ったということになるのでしょうか。一部では今の状況で円高介入しても太平洋に目薬をさすようなものだという人もいます。それなら、無駄なお金をつぎ込んだことになり、結局は国民が損失をこうむることになるのでしょうか。
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これまでの為替介入によって現時点で40兆円ほどの含み損を抱えて、おまけに売るに売れないアメリカ国債を9800億ドルほど抱え込んでいます。当然、アメリカ国債ですのでその資金は米国民のために使用されています。 2003年にも30兆円もの為替介入を行っていますが、その時も円高への動きは続きました。その後の2005年頃の米国バブルが本格化する時期まで円高方向への動きはずっと続き、米国がバブル化してようやく需給バランスが変わりドル円相場は円安へと動きました。また米国はここ15年で物価は50%以上上昇していますから、当時の通貨価値で現在は1ドル=120円のレベルであると言われています。本来であれば1ドル=75円であっても大騒ぎするような円高レベルではないということです。 為替介入とは税金をドブに捨てるような行為です。 それもこれも経団連などからの ちょうだい政策に答えたものです。ここ十数年、経団連からの優遇政策だ、優遇税制だとの要求に政治は応え続けてきました。その結果、ちょうだいちょうだいが癖になり、企業努力を忘れ、本来一時的であるはずの優遇税制を当たり前の事と思い込み、、大量の内部留保を抱え大肥満体です(自民党議員などはそれを改革により筋肉質になったと言い、政治献金をもらって喜んでいます)。 今回の為替介入も同じく経団連の要求に答えたものです。 為替介入をして米国債を大量に買い込んで米国民の為に使用するなら、為替介入などせずに日本国債を買って日本国民の為に使用した方が何百倍も有意義です。資源小国の日本にとっての急所であるエネルギー問題改善のために、120兆円を新エネルギーの研究開発に使用していれば、トヨタやSONYなどの次の新世代の企業が誕生していたことでしょう。 40兆円の含み損も、売るに売れないアメリカ国債9800億ドルなども、経団連に損出分とセットで買い取らせるべきでしょうね。
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- nasi000
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ちなみに現在、先進国通貨に対しては円高ですが、途上国通貨に対しては軒並み円安が進んでいます。
どの道、アメリカは、もう奈落に落ちていくしかないですから、確かに、為替介入は無駄になる可能性が高い。今はしのげても、物価高騰のアメリカで、暴動や銃火器による犯罪が激増し、ゆくゆくは無政府状態のような状況に陥るのも時間の問題。 瀕死の米ドルに介入するより、米ドルは捨てて、他の通貨へ介入した方が、効果は期待できるかもしれません。
- siege7898
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そのとおりです。 介入は一国だけで行っても効果が乏しいので数カ国で協調介入になければなりません。今回の介入の効果はもって1週間ってとこだと思いますので無駄なお金を使ったことになります。 ただ、同時に日銀の国債買い入れなどの金融政策も行いましたので、その点だけは評価できます。
お礼
ありがとうございました。
- yana1945
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もし、今の円高(77円台)が続くと、大手製造業の アジアへの工場移転、国内従業員の解雇が発生します。 各社共、実態は発表していませんが、 自動車で4万人、電機で3万人、 化学・製薬・素材で2万人がリストラに なります。 大手メーカの下請けは、約78万人です。 今、大学生の就職率が、61.8%と発表されました が、現状のままで2年後は、50%に落ちます。 農業は、日本の雇用の下支えにはなりません。 雇用を作っているのは、組立型産業です。 今、円高を放置すると、11月には、各社が、 日本脱出計画を発表します。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。