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第二次大戦中に現代の自衛隊を投入したら
くだらない質問ですが、気になったので書いてみます。 第二次世界大戦末期の1945年1月1日時点に、現在の最新鋭の自衛隊(航空・海上・陸上)の全戦力を日本本土に投入したら、日本軍は勝てるのでしょうか?兵器の生産設備などは投入しないものとします。 いくら最新鋭の戦力を持っていても核と資源がないのでアメリカが多大な犠牲を出しながらも勝つだろうという見方もできるし、当時の日本はインドネシアを占領していたので資源不足を克服し日本の勝利という考え方もあると思います。
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戦争に「絶対」は無いですから必ず勝てるとは言いませんが、面白い勝負にはなるでしょう。 近代軍では補給が重要な要素を占めるので、どれだけの弾薬や燃料、整備、補給品を保持しているかで、戦い方も変わってきます。自衛隊のそうした物資の正確な保有量が不明なので、推測するのは困難なのですが、とりあえず・・・ 1945年1月の時点なら、できるかどうかは分かりませんが、まずは自衛隊の戦力を秘匿します。 2月の米軍による硫黄島攻略あたりで航空自衛隊の全力出撃です。 この次期、米艦隊は正規空母12隻、護衛空母17隻を含む大艦隊を出撃させてきており、このうちの正規空母12隻、護衛空母4隻が日本近海に現れ本土空襲を行っています。これを狙います。ちなみに、この当時の米艦隊の正規空母の数は14隻ですから全部撃沈できれば、後がかなり楽になります。 F2攻撃機、約80機を中心とする対艦ミサイル攻撃で、空母を撃破します。現代の対艦ミサイルを当時の米軍艦艇がそれほど迎撃できるとは思えないので、うまくいけばかなりの空母を撃破できるのではないかと・・・ また、B29への迎撃にもF15を出撃させます。最大で4発のミサイルを別々の目標に連続発射できるF15の戦闘力に、B29の部隊は大打撃を受けるのではないかと・・・ さらに海上自衛隊の潜水艦部隊によるハワイの真珠湾攻撃を行います。ハープーン対艦ミサイルは対地攻撃にも転用可能とという事なので、ハープーンで真珠湾の燃料施設や艦艇補修設備などに攻撃を行い、打撃を加えます。 要は自衛隊の進んでいる兵器を一挙に出して大打撃を加えるとともに、米軍にショックを与えます。 これでうまくいけば、アメリカは空母艦隊とB29の部隊とハワイの後方施設に大打撃を受け、直ぐには大きな作戦をできなくなるのではないかと思います。 その後は、まずシーレーンの確保です。九州から中国沿岸、そして台湾海峡を通ってシンガポールへの海上交通路の守備に海上自衛隊のP3C対潜哨戒機の部隊や、一部航空自衛隊の戦闘機部隊を派遣します。輸送船団には海上自衛隊の護衛艦隊も付けます。航空部隊の根拠地の設営は大変でしょうが、部隊が稼動すれば米潜水艦隊の脅威へ大きな力になると思います。日本の輸送船の撃沈された半数は、米潜水艦隊の通商破壊戦によるものだそうですが、当時の旧式な潜水艦なら現代の対潜哨戒機と護衛艦でかなりの確率で防ぎ、逆に戦果をあげられるのではないかと思います。 日本本土の防空は航空自衛隊の戦闘機とPAC3ミサイル部隊と、陸上自衛隊の高射特科団(改良ホーク地対空ミサイル部隊)が守ります。 攻撃には海上自衛隊の16隻の潜水艦部隊を使います。潜水艦隊で通商破壊戦を行います。第二次大戦末期のドイツで建造されたUボート21型は連合軍の対戦哨戒部隊にも察知されにくかったそうです。それよりさらに技術の発展している現代の潜水艦なら数は少なくとも大きな戦果を期待できると思います。 未だフィリピンの日本軍の抵抗は続いており、米陸軍20万人が投入されている時点で、米空母艦隊が大打撃を受け、さらに通商破壊戦を仕掛けられたら・・・米軍は楽勝とはいかなくなるでしょう。 米軍としてはこうした進んだ技術の兵器対策に苦慮する筈です。簡単には有効な対抗策は出てこないのではないかと思います。まずは打撃を受けた艦隊の再編と、戦略爆撃部隊の戦術の見直し、フィリピンへの海上補給路の守備を固め、真珠湾の設備の再建をしなければなりません。 建造中のエセックス級空母の建造を急いでも、半年以内に戦闘に参加させる事ができるのは5隻です。 大西洋から部隊を回す必要も出てくるかもしれません。 一方、自衛隊を除く日本の連合艦隊の状態はよくありません。 戦闘可能な空母は小型の鳳翔1隻ですし、戦艦は2隻、巡洋艦も数隻、駆逐艦も二十数隻というありさまです。 南方から資源が入ってきたら、まずは艦隊の増強が急務でしょう。まずは空母で建造途中の伊吹、天城や損傷状態の龍鳳、準鷹、葛城を戦闘可能な状態にしなければなりません。 他にも損傷を受けている戦闘艦艇があるので、大至急修理が必要です。 また、輸送艦の建造も急務です。1945年1月から終戦時までに約180隻の輸送船が建造されています。 しかし、同じ期間に実に700隻が沈められているのです。 まあ、自衛隊の参戦で、その数は減るでしょうが、しかし、1944年だけでも約970隻の輸送船が撃沈されています。 日本の造船所はとにかくフル稼働しなくてはならないでしょう。 また、航空機パイロットの育成や、戦闘機などの生産も必要でしょう。 時間は幾らあっても足りないくらいです。 こうした中で、日本の潜水艦隊がどれだけアメリカに打撃を加えられるかが重要だと思います。 そしてフィリピンの米軍を孤立させ、ハワイを孤立させる事ができれば、新たな展望が開けるかもしれません。 時間が立てば、連合艦隊の戦力もある程度は回復してきます。そうなれば、新たな作戦を立てる事も可能となるでしょう。 なお、そのうち満州にソ連軍が侵攻してくるでしょうが、これについては航空自衛隊の支援を受け、東満山地で持久戦を行えば、かなりの機間、持ち堪える事ができるのではないかと思います。
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- Sasakik
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イージスシステムやパトリオットに幻想を持っている人が多いようだけど・・・そもそもの成り立ちを判っていれば万能兵器じゃないことは一目瞭然。 >イージス艦とパトリオットミサイルがあれば、本土を襲撃する敵機を全て撃破するくらいはできると思いますが。 元々、イージスは艦隊防衛のためのシステム。 自衛隊の保有するイージス艦は、こんごう級4隻とあたご級2隻。射程も最大で160km程度。日本列島の長い海岸線を守るには数が少なすぎる。 パトリオットも全国に24高射群が配備されているけど、対航空機用PAK2で射程70kmのポイントディフェンス用システム。 どちらも拠点防空用システムであり、日本全体をカバーするには不十分。 ただ・・・最新のレーダー/センサーが、第2次大戦当時の航空機(「金属骨格に羽布張り」も少なくなかったし、レシプロ機の赤外線放出量は?など)をどこまで追跡しきれるのか?などなど興味があるのも事実・・・
補足
東京と大阪と、主要な軍事拠点のみイージス艦とパトリオットで防備すればなんとかなりそうな気がしますが。
- shepherd_100
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当時の日本に現代のジェット戦闘機を運用出来る飛行場はありません。 50tを超える現代の戦車を運べる船もありませんし、船に積み込む為の港湾施設もありません。 護衛艦の航続距離は10000km程度だし、対艦ミサイルも数発しか積んでいません。 今の日本の軍需・民需全ての工業力、テクノロジー、インフラ基盤・・・・そういったものが無ければ兵器だけ投入したところで役立たずだと思います。
補足
イージス艦とパトリオットミサイルがあれば、本土を襲撃する敵機を全て撃破するくらいはできると思いますが。
- under12
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ハードウェアを揃えるだけで戦争に勝てるのならば、日本は戦争でもう少し違う結果を 生み出せました。また、自衛隊に投入するコストは、世界各国の軍事費と比較しても 膨大です。しかし当の自衛隊は、実戦経験皆無のハリボテに過ぎません。 兵力を投入しても、戦略も戦術も未熟な当時の日本軍には効率よく運用する事はできません。 資源のあるインドネシアに本拠地を築き、日本の本国を囮にするぐらいの機転が必要です。 インドネシアと日本の間の補給線を断ち切ってしまえば、あとは各個撃破するだけです。 その為に必要な軍事基地の建設を看過するアホな敵は存在しないでしょう。 過去に対する無意味な仮定ではなく、今後の戦略展望に頭を使った方が有益だと思いますよ。
- tanuki4u
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211196922 こういうことでないかな 銃弾どころか、航空機や戦車などの燃料がない
補足
現在自衛隊が保有する銃弾と燃料全てを持ち込んでも駄目でしょうか。
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お礼
詳しい知見に基づいた丁寧な回答ありがとうございました。