- ベストアンサー
ロゴ、チラシ制作に関する質問
- コンペに出すときのファイル形式は.aiのみなのか?
- フリー素材の使用はモラル的に問題ないか?
- フォントの改変は商用利用に問題があるか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
A1.印刷所がAI形式を望むからです。クライアントからすれば形式は何でもいいが、印刷所の入稿仕様に沿えばAI形式が多くなる。 A2.本屋で売ってる素材の場合、たいてい一般消費者向けで、商用利用不可がほとんどなので実用的でない。プロが使うのはやはりプロ仕様の素材。フリー素材ではない。ちゃんと金を払って正規の使用権を手に入れる。クオリティもいいし。サイトで一点からダウンロード購入出来るし、CD単位で買うことも出来る。イラストや飾り罫の場合EPS形式でIllustratorで再編集可能な状態で提供されることも多い。 チラシ製作というのは仕事であってコンペではない。仕事である以上、かけられるコストや時間には制約がある。その制約をクリアし、なおかつクライアントの望んでいるブランド強化やマーケティングについての目標達成が出来るコンテンツを作らねばならない。その両方を実現するために素材集を使う。ハワイツアーの募集チラシだからと質問者がハワイまで行って写真を撮ってきて、その取材コストをクライアントに請求できるか?と言えばNOでしょう(写真撮りも下手だと思うし)。取って付けたような使い方をすればコンテンツの価値を損なうが、上手に使えば価値を上げることが出来るのが素材集。後者であれば「素材集使ってバカヤロー」なんて誰も言わない。もちろん使いすぎると製作コストが跳ね上がるので、必要最小限が条件。 A3.ロゴの製作はクライアントのマーケティング上の意向による。ほとんどはオリジナルの一品ものとしてデザインされるものの方が多く、類似性のないユニークさ(偽物防止も兼ねる)、ブランドの価値を体現するするためのデザインになっている。逆にパナソニックは親しみやすさを狙ってか、Windowsに標準添付のフォントをそのまま使っていたはず。フォントの商用利用についてはそれぞれのフォントの使用許諾条件に沿って使わなければならないし、それを越える場合は別途使用料を払う。グレーゾーンならメーカーに問い合わせする。権利処理には慎重にならないと、あとでトラブルになりかねない。
その他の回答 (2)
- shinope
- ベストアンサー率36% (7/19)
> 1.コンペに出すとき、クライアントの方が、希望ファイル形式を、 > .aiのみに限っている場合が多々あります。 > その場合は、ベジェ曲線で作られたものを望むからでしょうか? 単に印刷するときの入稿フォーマットがaiだからだと思います。 psdをaiに貼りつけて、出力の設定がきちんとされているのであれば、 ベジュで作らなければならないというわけでは無いと思います。 要はちゃんと印刷できるデータであれば良いと思います。 > 2.どうも本屋さんのフリー素材集の装飾素材などを使ってる感触があるのですが、 > これは、モラル的にいってOKなことですか?それとも、あまりするべきことではないですか? 素材の利用規約がクリアされているのであればOKかと思います。 その作品がクライアントが求めるデザインであればよいことなので、 手抜きかどうかは関係ありません。 素材集の場合、使い古されたデザインが多いので自分なりにアレンジを加えるとかして 工夫する方がよいでしょうね。他の人と同じデザインでは確かに印象は良くはないとは思います。 3.フォントを勝手に商用使用した、と言われてもしょうがないですか? フォントにはそもそも著作権が存在しません。 http://okwave.jp/qa/q2768911.html 著作権が存在するのはフォントデータのようです。
- yuzu44
- ベストアンサー率0% (0/2)
わたしはまだまだ修行中の身ですが、 実際にWEB、雑誌、チラシ・名刺などの印刷物関係の商業デザイナーをしています。 1.クライアント側が「.ai」のイラレデータを望むのは、 印刷する際の解像度の問題かと思います。(他にもあるかもしれません) フォトショで作成する際の解像度は、 落とすことはできても上げることはできませんよね。 無理に解像度を上げても、画像が荒れてしまいますから。 でもイラレのデータはおっしゃる通り、 ベジエ曲線という「数値」を元に作られたデータなので、 データの拡大縮小の際に画像が荒れることはありません。 (ピンと来なかった場合は別途調べてみてください、すみません) アナログチックな作風が望まれない、なんてことは基本的にないと思いますが 重い・分かりづらい・使いづらいデータにはしないほうが良いです。 2.3 結論から言えば、 「どこもそんなもんだよ、そんなもんまで作る人はいないよ」 「それは手抜きのクリエイターだね、騙されたね」 の両方とも間違ってはいないかと思います。 商業デザインはもの作りに意味があると言うより、 「何のために、どんな意味で作るのか」が重要なはずなので 制作するものによると思います。 例えば質問者さんのおっしゃるロゴですと、 既存のフォントからアレンジして作られている企業ロゴも多くありますし、 ゴシックや明朝などの基本的な形のくくりはあれど 文字や絵など関係なく、一から作られているものもあります。 素材を使うのも、もの作りをする過程での手段・道具の一つだと思った方が良いかと思います。 自分の作ったもの、世界感を評価してもらいたいなら「アーティスト」。 クライアントがいて、何かの魅力を最大限に引き出してあげるのが「デザイナー」。 既存のものを使った方が良いと判断した時には、使って正解だと思います。 繰り返してしまいますが、わたしも商業デザイナー見習いです。 ベテランのプロの方から見れば、ツッコミどころ満載の回答かもしれませんが、 もの作りが好きな同士の意見として参考にして頂ければ幸いです! 拙い長文、失礼しました。
お礼
こんばんは、がんばっていらっしゃる先輩からのアドバイス、とても嬉しかったです。素材も道具のひとつ、と。よく分かりました。判断の基準になります。アーティストとデザイナーの違いも、目からウロコでした。自分は、ちょっとアーティストじみたこだわり方をしてしまってたかもです。自分の世界観を追究しても、それはクライアントさんの求めるものとは違うんですね。 実際に商業デザイナーとしてお仕事されてるということで、あこがれます。どうぞ頑張ってください。わたしも、がんばります!ご回答ありがとうございました。
お礼
こんばんは。お忙しいのに、回答いただきありがとうございました。素材の使用の件ですが、私は有り余る時間のなかでやっていて、仕事になるとそんなこと言ってられないという点をすっぽり見落としていました。素材をある程度持っていることも、プロとしては大事なことになってくるのですね。素材を集めるのも、ひとつの投資ですね。 .aiとフォントのことも、よく分かりました。慎重に使おうと思います。プロの方からのアドバイスで、勉強になりました!ありがとうございました。