英語と日本語の答え方の違い
付加疑問文や否定疑問文に対する英語と日本語の答え方の違いについて、質問と回答が投稿されていますが、追加の質問です。次の引用をご覧になって九州と沖縄の方の日本語についてのご意見をお待ちします。 その他の地域の方のご意見も歓迎です。また、英語の場合にも、映画を見ていると必ずしも教科書にあるような答え方ばかりではないのですが、英語についてのご意見もお願いします。
「たとえば『銀座へ行かないのですか?』と聞くとすると、イエスとノーの答え方が日本語と英語で違ってきます。日本語ではこの場合『ええ、行きません』ですが、英語ではご存知のように“No, I don’t.”となる。
ところが、これをもって『日本語は、はじめから断らずにやさしく受け入れておいてからノーと断る。これは日本人のやさしさの表れである』などど、もっともらしく説く人がいるのです。
これはたいへんな誤解です。なぜなら、日本国内を見ても、九州と沖縄では英語と同じような答え方をするからです。(中略)九州人と沖縄人は日本人のやさしさを持っていないのか。あるいは九州・沖縄の人たちと、その他の地域の日本人は心情において著しい違いがあるのか、ということになりますが、けっしてそんなことはありません。(『ホンモノの敬語』柴田武、角川書店、2004年、P.66)」