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高気密・高断熱の住宅の住み心地について
昨年、高気密・高断熱の家を新築しました。 建てる前にいろいろ、調べた結果、高気密・高断熱の家にしたのですが、実際、住んでみたところ息苦しさを感じてしかたがありません。 ハウスメーカーで建てたため、床はフローリング、壁はクロス張りです。 展示所をみた時は、息苦しさなんて感じたことはありませんでした。以前、住んでいたハイツも床、壁とも同じなんですが、そんなことありませんでした。高気密だからなんでしょうか? それとも、床、クロスとも呼吸をしていないビニールだからなんでしょうか? 部屋にいると(狭い部屋でも、広い部屋でも)窓、ドアを閉めていることができず、外がどれだけ寒かろうが(暑かろうが)窓を必ず、開けてではないと、部屋におれません。 なんだか、箱の中に閉じ込められているような気分になり、家でほっと落ち着くことが全くできません。窓、ドアを全て閉じた時、よく、感じるのが耳鼻科の聴力検査の部屋に入れられてるような気分になります。外部の音が遮断されるのもあるからだと思うのですが・・・・ 新築する前は、高気密・高断熱の家がいいと思って、選んだのですが、実際住んでみると、体に合わない、家に体を合わせることができなくて、本当に困っています。 何度も、家を手放したいと思うこともあります。 こんな事で悩んでる私のような方は、いらっしゃるのでしょうか。どうにか、工夫をする方法があれば教えていただけたら助かります。よろしく、お願いいたします。 シックハウスのせいかなとも思い、業者さんに調査を依頼しているところです。 他の家にいると、息苦しさを感じることは全くなく、そう考えると高気密・高断熱だからかと思います。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
高気密高断熱の住宅は、住み方のコツが必要です。 日中の外気温が30℃を超える場合は、窓を開けずに空調で冷気を貯め、 屋内を温めないようにします。 夜間、気温が下がってから窓を開けて冷気を入れます。 窓を閉め切っているときは、機械換気は必須になります。 1年もすると換気扇やダクトにかなりほこりがたまってしまっているケースも見かけますので、 そういった場合は換気機能が落ちてしまっています。 点検は必要かと。 南の大開口部には深めの庇がありますか。 これがないと夏の直射が入ってしまいます。 ないようでしたら後付けでも取り付けられます。 屋内の一部の壁面を吸放湿機能のある材料で仕上げると、少し和らぐのではないでしょうか。 一面のみ珪藻土を塗ってみる、エコカラットのようなタイルを貼ってみるなど。 風の通り道の確保も必要です。 廊下などをはさんでしまっていると南北、東西に風が抜けない場合も。 窓を開けても閉塞感、というのであればそういった通り道がないのかも。 参考 http://www.ykkap.co.jp/gb/concept/index.asp
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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