- みんなの回答 （1）
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
天然塩という言葉は、正式名称ではなく、なんとなく使われているだけで、「どの様な条件を備えていれば天然塩と称して良いのか」という基準が決まっている訳では無いようです。 どの様なものを天然塩と呼んで良いのかが決まっていないのですから、「和の御塩」を含むあらゆる塩が、天然塩であると言う事も、天然塩ではないと言う事も、どちらも出来ない塩という事になります。 基準が無いという事は、極端な話、工場で塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜて造った塩を、「天然塩」と称して売ったとしても、詐欺ではないという事になります。 このため２００４年の９月からは、この様な誤解を招く元となる表現である「天然塩」という言葉は、商品としての塩の表示には使う事が禁止されている様です。 【参考URL】 自然塩 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%A1%A9 食用塩公正取引協議会 > 規約解説 http://www.salt-fair.jp/explain/ 食用塩公正取引協議会 > 規約解説 > 一般消費者向け（A5判）（PDF 637KB） http://www.salt-fair.jp/explain/pdf/explain01.pdf 食用塩公正取引協議会 > 規約解説 > 販売店向け（A5判）（PDF 734KB） http://www.salt-fair.jp/explain/pdf/explain02.pdf 因みに、以下の参考URLのページに掲載されている情報に拠りますと、「和の御塩」は、 逆浸透膜という、海水等から水分の一部を分離する膜を使った装置に通す事で、海水をある程度濃縮し、 その海水を天日に曝して水分を蒸発させる事で、更に濃縮し、 そうして出来た濃い塩水を、釜で煮詰めて、塩の結晶を造り、 最後に、取り出した塩の結晶を焼いて、高温処理したものの様です。 【参考URL】 こだわりのお塩.com > 国産塩 http://www2.enekoshop.jp/shop/japan-salt/item_list?category_id=82782
お礼
とても詳しく回答してくださってありがとうございます！ とてもややこしいものなんですね…。 製造過程まで調べてくださっていてホント頭が下がります！ ありがとうございました！！