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読解力の向上について
読解力がもっと欲しいのですが、どうすればいいのでしょうか?
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まず、文章の中には無駄な言葉などひとつもありませんので(小説、新聞記事など、世間で広く認知されている良い文章、においてですが) その言葉やその文が、なぜその場所にあるのか、と考えながら読むとよいです。 一つの文においては、必ず主述関係を確認します。 日本語の場合は、主語が省略されている場合が多いですので、主語を見誤ると、文章全体の意味を誤解してしまいます。 次に、接続語に注目します。 「例えば」で始まる文章は、文字通り「例」ですので、その直前に筆者のその時点までの見解が何らかのかたちで示されているはずです。 (世間では、梅干はすっぱいとされている。例えば、梅干を見るとつばが出る。 など) ちなみに、上記の文章の場合は「梅干はすっぱい」というのは、「世間一般でいわれていること」であるので、正確には筆者の見解とは違います。 次に、「しかし」「けれども」などの逆接の接続詞が出てくると、その直後の文章の方がより重要な意味を持つことになります。 上の例でみると、 (「しかし」私の知っている梅干は決してすっぱくはなく、むしろ甘い。) などの見解がその後に述べられると、筆者の本当に言いたかったことは「梅干がすっぱい」ではなく、「梅干は甘い」なのだ、ということになります。 ここで、読んでいる人間(自分)が「梅干は絶対すっぱいから、甘いというのは間違いだ」などと思ってはいけません。 文章を読む場合、「常識」と「筆者の見解」は必ずしも一致しません。だからこそ。注意深く言葉を追っていく必要があるのです。 国語の問題で記号選択式の内容についての問題が出される場合、多くの人が間違えるのが「常識」と差がある場合の選択肢がある場合です。 どちらが筆者の見解として適切ですか 1:梅干はすっぱいので、見るとつばが出る 2:梅干は、実は甘いものである 1も書いてある内容には違いありませんが、本文中で「しかし」で否定されているように、誤りであるというのは、理解できるでしょうか 非常に単純な例を使いましたので理解できるかと思いますが、これが普段見慣れない単語などを使った長文になると、例に出される「世間の常識」も、筆者なりの見解を交えて語られますので、混乱してしまう場合がある、ということです。 また、この例でもわかるように、最初の段落で「常識的な筆者の見解」「それを肯定(あるいは否定)する具体例」「例を踏まえた筆者の見解」といった形で論理が展開される場合がほとんどですので、その段落が何を語るための段落なのか、も考えておく必要があります。 小説などの場合は、町並みや天気などの描写にも、作中人物の気持ちを表されていますので(心象風景、といいます)、人物と関係ない説明だから読まなくていい、ということはありません。 また、感情や行動、セリフなどは全て誰のものなのか、誰の視点で書かれているのかも把握する必要があります。 それと、文章構成を的確に把握するためにも、古典や名作、と言われる文章を読むことをオススメします。 「無駄な描写」がない文章を読まないと、何が無駄な描写なのかがわからないからです。 ただ文字だけを追っていても、読解力はつかない、 ということですが、参考にしていただけましたら幸いです。
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- seiso
- ベストアンサー率20% (73/352)
こんばんは。 ありきたりの回答になりますが、「読書」がいいのではないでしょうか。 興味のある題材のものとか、目的等、これをやりたいから読んでみよう、とか言うのであれば自然に身に付いていくと思います。
お礼
そうですね。 よく言われます。 ご回答ありがとうございました。
- jakarta
- ベストアンサー率38% (607/1597)
新しく勉強することがらであれば入門書→専門書など段階を踏めばいいと思います。 英語については中学・高校用参考書(あるいは社会人向けの復習本)→入門書(単語集など)→雑誌・新聞など 情報は接したその者に応じた情報しか学び取ることができませんが、そういう意味での読解力でしたら「誰がモノをいっているのか?その背後にあるものは何か?」ということになりますので、メディア・リテラシー、ニーチェ、フロイトから文化論とか色んなことに手を出す必要があるかと思います。 新聞やメディァで報道されるものは一つの事実の側面でしかありません。ネット上で他の方の意見から学ぶことも少なくありません。
お礼
わかりました。 いろんなことご参考になりました。 ありがとうございました。
- sinnkyuusi
- ベストアンサー率19% (639/3298)
簡単なところでは新聞を読む事。 特に政治面や社説の欄を考察しながら読むと良いです。
お礼
わかりました。 そうすることにします。 参考になりました。
お礼
小説などの読み方まで教えてくださってとてもありがとうございました。 教えてもらったことをぜひ今後の生活に生かしていきたいと思います。 どうもありがとうございました。