- ベストアンサー
そもそもなぜ汚染水?
原発が通常稼働している場合です。 燃料となるウランはジルコニウムの容器に入れられているんですよね。では、なぜその容器に触れている水は汚染水となるのですか。ジルコニウムの容器からウランが溶け出している、なんてことではないですよね。 お願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
基本的に冷却水自体が放射能を持つことはありませんが、冷却水中にわずかに含まれている不純物については完全に放射能がないとはいえません。これは燃料集合体から放射性物質が冷却水中に溶出するからではなく、燃料から発生する放射線の影響で通常の物質が放射化することは十分に起こりうるからです。実際に軽水炉では炉心に触れた冷却水をじかにタービンに導いて発電していますし、それらの配管やタービン・熱交換器などは、冷却水自体が燃料のような強い放射能を持つことを想定したような遮蔽はされていません。 正常運転されてるときの冷却水が放射性廃棄物として扱われるのは、万一のための安全対策といった意味が多いでしょう。