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福島 2号機 臨界事故の可能性
2号機は、圧力容器、格納容器ともに内部の圧力がほぼ1気圧(0.1MP)です。 汚染水の放射線の強さから考えて 核燃料が水に溶け出していて、圧力容器内ではなく格納容器の中などに拡散しています。 もし、 汚染水を循環させて、汚染水で冷却したら、 ウラン235の濃度が高まって東海村の臨界事故のようなものは起きるのでしょうか?
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NO,2です。 少し補足させていただきます。 >核燃料が水に溶け出していて この質問者様の文の解釈は当然ながら「高濃度の汚染水」に対応するものと考えております。燃料を収めているジルコニウムの筒が高熱で熔けて穴が開き、燃料の燃えカス(ヨウ素やストロンチウムなど)が冷却水中に漏れ出しているらしいことは仰るとおり間違いないと思います。その中にはわずかながら(まだ燃えていない)ウラン235の細粉が混じっている可能性もゼロではないと考えられます。そういう意味では「核燃料が水に溶け出して、ウラン235の濃度が高まる」という可能性もありうるということです。 この事態が進行して、一旦水中にばらばらになって拡散した核燃料が、後日炉底に沈殿し、大きな塊になる可能性もまったくないとは言いきれません。しかし、この場合は、その塊の中の成分は、燃料の燃えカス(ウラン235以外の)が殆どであり、それ自体が再臨界することはまったくないと考えられます。 あくまで高温のままの燃料が燃料の本来の成分を保って溜りを形成し始めることが再臨界の条件であろうと考えます。それも確率は低いはずですが。
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- mahlergstav
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そんなものでウラン235の濃縮度が高まったら、アメリカは原爆開発に苦労しなかった。ウラン235の濃縮度が高まることは、100%ありえません。 福島原発の状況では、再臨界させたくてもできません。 停止後、冷却が順調に進行している通常時の方が、再臨界の可能性は高い。地震・津波で無事であった時の方が、再臨界を心配したでしょう。
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ありがとうございました。
再臨界の可能性はウランの水溶液では(いくら濃くても)100%起きません。 水は中性子を吸収する傾向があり、ホウ素も多量に混ぜられていますので、そういった再臨界は考えなくてもいと思います。 考えられる再臨界の可能性は、核燃料そのものが高温で熔け、容器の底に溜まって、ある程度の大きさになる場合です。そういうことのないように、燃料がこれ以上熔けないように、全体の温度を下げるために水で冷却し続けているのです。
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ありがとうございました。 再処理のときは硝酸で溶かしているようですね。
燃料棒内のウラン235は水に不溶性のペレットなので、それはなさそうです。
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ありがとうございました。 再処理のときは硝酸で溶かしているようですね。
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ありがとうございました。