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福島 2号炉 核燃料の位置と汚染水の水面
福島原発の2号炉の核燃料は地表からどれくらいの高さにあるのでしょうか? もし、燃料棒の位置の中心が今いっぱいになっている汚染水の水面と同じくらいなら 汚染水を抜いてしまうと核燃料が空気中に露出して 再び溶け出すのではないかと思いますが、 そんな心配は無いのでしょうか? また、水が無くなったら中性子が飛び出してくるようなことは無いのでしょうか? それとも、汚染水を抜いても、水は原子炉の圧力容器や格納容器の中に必要量が 確保され続けるのでしょうか? お分かりの方、よろしくお願いします。
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圧力容器には、圧力容器から熱を取り出すための配管があって、水が下から入って上に抜けて、循環するようになっています。 圧力容器自体は、厚さ16センチのステンレス製で、普段の運転の2倍以上の圧力に十分耐えていますが、配管はそこまでの厚さはなく、地震の影響もあり、どこかで破損しています。そこから漏れた高濃度汚染水が、格納容器内に漏れ、更に格納容器から漏れ出しています。 つまり、バケツの下の方に小さな穴が開いていて、少しずつ下のたらいに落ちており、減った分だけ水を足して、バケツ内の高温物質が水面より上にならないようにしている状態です。 尚、当初はバケツの水面より上に高温の物質が露出していましたが、現在は、溶けて水面下に流れて、バケツの底に溜まっています。 現在一番大きな問題は、原子炉冷却用の水が循環しているのではなく、流れ出した分だけを継ぎ足している状態なので、高濃度汚染水が毎日数百トン単位で増えていることです。 現在、フランスの原子力処理企業の技術を元に、緊急設計・発注で、高濃度汚染水から放射性物質の大部分を取り除いて、低濃度汚染水とし、その水を再度、原子炉に注入するという水の循環を行おうとしています。
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>圧力容器に入れた水がどんどん漏れ出している状況は、 バケツの中に挿したパイプを考えて、 そのパイプの上から水を入れて、入れた水がどんどんバケツの中に出て パイプの中の水面の位置とバケツの水面の位置が同一になっているように考えたのです。 バケツの水を吸い出せば、パイプの中の水も 一緒に吸い出されて、バケツとパイプで共通な水面の位置が下がってしまうと 思ったのです バケツの下にたらいがあって、そのたらいの水を汲み出そうとしているのです。 たらいの水をいくら抜こうと、バケツの水に直接影響するものではありません。
質問の意味がわかりませんが… おそらくタービン建屋の地下などに溜まっている汚染水の除去作業について心配なさっていると思いますが、その汚染水は既に原子炉から外に漏れ出ているものですので、いくら抜き出しても原子炉内部に影響するものではありません。 >汚染水を抜いても、水は原子炉の圧力容器や格納容器の中に必要量が 確保され続けるのでしょうか? 繰り返しになりますが、圧力容器などに注水した水が漏れ出てきたものが地下の汚染水になると思います。ですので原子炉内の水は一応は確保されていると思います。
お礼
ありがとうございます。 圧力容器に入れた水がどんどん漏れ出している状況は、 バケツの中に挿したパイプを考えて、 そのパイプの上から水を入れて、入れた水がどんどんバケツの中に出て パイプの中の水面の位置とバケツの水面の位置が同一になっているように考えたのです。 バケツの水を吸い出せば、パイプの中の水も 一緒に吸い出されて、バケツとパイプで共通な水面の位置が下がってしまうと 思ったのです。
お礼
ありがとうございます。 ということは、上に向けたコップとバケツとたらいのように考えて、 コップの上部からあふれた水が、バケツにあふれ出て、 さらにバケツからたらいにあふれている。 と言うところなのですね。 でも、圧力容器の上のほうからあふれているなら、 燃料全体が水没しているはずなのではないでしょうか?