表示してるお肉屋や肉加工業者の思惑で多少意味合いは違ってくると思います。
昔はロース切り身やもも薄切りなど部位ごとに加工した際にできた余り肉を「こま切れ肉、略してトンコマ牛コマ」と称して販売してました、安い食材の代表格で、「切り落とし」なんて名称の加工肉を販売している肉屋は少なくとも私の住んでいる地方ではあまり見かけませんでした。
外国産の牛肉が入ってくるようになって結構牛肉が一般庶民化してきた頃から「切り落とし肉」の表示が結構目に付くようになったと記憶しています。当初は「もも切り落とし」とか「ロース切り落とし」など部位ごとに加工の際できた半端肉のような意味合いで使っていたようですが最近ではほぼコマ肉と同様の意味合いで「オージービーフ切り落とし」なんて表示してる場合も有りますので「コマ肉」から「切り落とし肉」への名称変更による高級感もだいぶ薄れてしまったような気がします。
そういう訳で少なくとも首都圏方面では現状では特に部位の名称をつけていない場合、豚肉だと「豚コマ切れ」牛肉だと「牛切り落とし」と名付ける場合が多いことやこま切れより切り落としの方が部位を限定する場合が多いことから若干こま切れより切り落としの方が高級、上等なイメージの呼称なのであろうと思われます。
しかし特に部位の名称を付けないのであればどこの肉を用いても構わないし切り方もほぼ同様であると私は認識しています。
ジーパンとジーンズとデニムの違いと言うかスパッツとレギンスの違いに近いのか・・・その辺じゃないかと。
お礼
ありがとうございました。