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antisense ODNについて
論文で(おそらく)あるタンパク質の発現を押さえる為にantisense oligodeoxynucleotideを投与するという実験を見たのですが、どういう理屈かいまいちわかりません・・・。どなたか詳しい方教えて頂けませんか?
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DNAから転写されたmRNA上をリボソームが動いてタンパク質が合成されるわけですが、このmRNAに相補的な(アンチセンス)オリゴDNAを導入すると翻訳の阻害が起きます。 相補的なオリゴDNAは阻害したいタンパク質のmRNAの配列を元に合成しますが、場所によっては阻害が強い場所や弱い場所はあると思います。 阻害のメカニズムとしてはアンチセンスオリゴDNAがmRNAとハイブリダイズすることによって、リボソームの動きを止めたり、RNA-DNA duplexのRNAを消化するRNase Hの働きを誘導すると聞いた事があります。 最近はアンチセンスDNAよりもRNAi(siRNAやshRNA)の方がホットになっていますね。こっちの方がよく効くみたいです。
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- Julius
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回答No.1
>論文で(おそらく)あるタンパク質の発現を押さえる為に >antisense oligodeoxynucleotideを投与するという実験を見たのですが、 文字通りの意味です。 ある遺伝子の発現を阻害することを目的として、 その遺伝子から読み取られたメッセンジャーRNA上と 相補的に配位するヌクレオチド配列を加えたということです。 その結果、リボソームによる翻訳が阻害されたり、 あるいはRNA分解酵素が働き易くなったりします。
お礼
素早い回答ありがとうございます。 翻訳が阻害されるのは分かりますが、RNA分解酵素が働きやすくなるというのはどういうしくみなのでしょうか? また質問をつらねてしまってすいません。