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「行為類型」
質問失礼いたします。 ただ今大学入試現代文を読んでいるのですが,「科学と宗教は,行為類型としては対極に位置し合っている。」という文がありました。 前後の文脈により,この部分で言っていることはなんとなくわかるのですが,「行為類型」自体の意味がわかりません。 マックスウェーバーのお話であるということや,行為類型が4つ提示されているということはわかります。 そうではなくて(行為類型の内容ではなくて),「行為類型」という言葉をわかりやすく言い換えることができないのです。(行為の類型?行為のパターン?) 「行為類型」という言葉は,どのように言い換えれば良いでしょうか? よろしくお願いいたします。
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- TANUHACHI
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ANo.1&2です。質問のご主旨をあらためてお知らせいただきありがとうございました。 この場合の「行動類型」とは人間の行動を幾つかのパターンに分類したモノ、という意味です。 マックス・ヴェーバーはその理論を構築するにあたり「Ideal-Types(=理念型)」と呼ばれる概念を適用しましたが、それはあくまでも「実験室の中で抽出された純粋培養的な性質の規定」です。現実には「そのものズバリ」があるわけではありません。古今東西の事例を収集しそれをヴェーバーの基準に沿って整理して得た結果をカテゴリー化したモノです。他の社会科学で用いられる概念も同様の性質を持ちます。 納得いただけたでしょうか?。
- key00001
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最も一般的な語句ですと「行動パターン(の分類)」くらいの解釈が妥当じゃないでしょうか? 「行為」は解釈の必要は無いと思いますが、思想・思考の結果に行われる「動作・所作」であり、「行動」に比べると、「目的意識がある動き」で、行動(科)学上は、人間の「行動」は、厳密には生体反射などを除き、全て「行為」に分類されますね。 ただ試験問題の中で考える場合は、「行為」と「行動」は、殆ど同義と考えて良いでしょう。 「類型」は、共通のパターンや性質などを有すものが「類」であり、その類を一つのグループ化(型化・タイプ化)したものが「類型」です。 従い、「行為類型」は「(ある考え方に基づいた)動作や所作に、共通性があるグループ」であり、「科学グループと宗教グループは、全く正反対の動作や所作をする」と言う文章ですね。 これを最も簡単に言っちゃうと「科学と宗教は、行動パターン(の分類)が、対極に位置し合っている」でも、ほぼ同義かと思いますよ。 科学者グループは、定量的で科学的根拠に基づいた判断の上、行動をするのに対し、宗教グループは、定性的・精神的な理念や概念に基づく(≒科学的根拠に寄らない)判断の上、行動をするので「対極(正反対)である」と言う論旨と理解すれば、まず間違いないですヨ。
お礼
詳しく回答ありがとうございます。 頭の中でもやもやしていたことに言葉を与えてもらえたようです。大変よくわかりました。 行動パターン…たしかにそのような文脈です。 ありがとうございました。
- TANUHACHI
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折り返しありがとうございます。 ご主旨は判りましたが、未だにあなた自身が設問の意図を理解していない、という点も同時に明らかになりました。その根拠は以下の点に記されています。 ↓ ↓ ↓ では「行為類型」という言葉には一般的な意味(「逆説」=「一見矛盾しているようで実は真理を表している」のような)はなく,文脈から読み取れる範囲で意味を定義してしまっても良いということでしょうか? 極論が許されるならば、現代文の入試問題を解く場合には「一般論やあなたの見解」などは「どうでもいい」若しくは「二の次的な存在」であると言いうる。この際に「あなたが定義付けする意味」は何処にありますか?。出題者が「行為類型に関するあなたの考え方をまとめて下さい」と尋ねていますか?。 筆者が「行為類型」を「別な表現で言い換えている部分を探すこと」が設問の趣旨なのでしょう?。本番の受験会場で試験を受けている状況を想定して判断して下さい。
お礼
たびたび丁寧な回答ありがとうございます。 今回答を見て,私の書き方がまずかったために質問内容が回答者様に伝わっていなかったことに気がつきました。 私が質問であげた文や「行動類型」という言葉は,特に入試問題の設問として設定されていたわけではございません。 私が文章を読むにあたって「行動類型」という言葉を知らなかったため,どういう意味なのか知りたくて質問させていただきました。 わかりずらくて大変申し訳ございませんでした。
- TANUHACHI
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その設問に対するあなたの姿勢が誤っています。先ずは「現代文の出題」であること、を理解すべきであって、「マックス・ヴェーバーの行為類型云々」はあなたが解くべき設問の内容ではありません。もし「マックス・ヴェーバーにおける行為類型」を問いたいのであれば、それはあなたが個人的に様々な政治社会学の書物を紐解けばそれで解決できる問題です。 「現代文」の力を着けるには「文脈を追う能力を養う」ことが肝要です。必ずその出題文の文章の中にヒントは隠されています。筆者の論理構成をどれだけ丹念に理解することができるかが入学選抜試験の分岐点です。誤解しないで下さい。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 あえてマックスウェーバーのお話を出したのは,「『行為類型』とはどういう意味でしょうか」と私が質問した際に,回答を下さる方の中にはマックスウェーバーのお話を詳しくしてくださる方もいるのでは…と感じたからです。 私がお尋ねしたいのは「行為類型」の内容や背景といった詳細ではなく,単に「行為類型」という言葉の意味がわからないということだったので,マックスウェーバー云々という回答は大丈夫ですよという思いでウェーバーを出させていただきました。 本題に戻ります。 では「行為類型」という言葉には一般的な意味(「逆説」=「一見矛盾しているようで実は真理を表している」のような)はなく,文脈から読み取れる範囲で意味を定義してしまっても良いということでしょうか?
お礼
何度も何度もありがとうございます。 私の書き方が不十分なためにご迷惑をおかけしてしまい…;; 大変参考になりました。 ご丁寧な回答に本当に感謝させていただきます。