- 締切済み
原発否定論の早急な啓蒙手段は?
4、5年前 ジャーナリスト広瀬 隆さんの 原発批判の或る本を読んで 怖い事実に懸念していました。 惜しいことに広瀬さんは 原発推進関連者から広く疎まれていることも知っているだけに、 H23,3,11の福島原発事故は 将にその予言が当たってしまい、震感としています。 私自身,,原電の廃炉解体用施設の考案とか基本計画に若干、数年前数年間、携わってきましたが、その設備は 放射線のある中に作り込むのに反し、かなりの高い信頼度の複雑機構や環境対策設備となってしまい、到底成立しない様な絵空事に近いものでした。 本当に使えるかと問いたい難問ばかりでした。 今後 全国から続出する40年以上の稼働歴の商業炉の廃棄が続くから、暗澹たる気持でした。 現在の電気料金に 将来のこの廃炉費用が入っていると言うが、解体施設、廃棄物の収納の困難性を見ても あまりの 楽観的小額であることで 当時からまるで嘘っぱちと感じて居ました。 設備のメンテの困難性、半減期2万4千年のプルトニュームを含むMOX燃料廃棄物など高レベル廃棄物はガラス体キャニスタとか、その他は大きな鋼製容器キャスクに入れて、それも廃炉一基だけでも何千個となり、それをなんと数万年単位の無害化保管が必要ですね。 ある時期で埋めてしまうといっても、その間もその後も 誰がモニタリングしつつ管理するのか、百年千年万年のその費用はどう見てるのか? それに 原研関連学者とか法人とかは3千余人もいて、年3千億円もの巨額の税金が永年使われているそうであるし、もんじゅとか動燃や原研の施設、試験研究施設等とかこれらの建設費維持費用や、事故の補償とか保険とかの費用はどう見てるのか知らないが、これらを加算したら 莫大となる筈で、原発の発電コストは一番安いなどとは 欺瞞の何ものでもないと感じていました。 広瀬さんの本から さらに学びましたが、数百年ですらも地下水に触れない様な廃棄物の捨て場の確保は、根の深い問題があって、あんなに広い国土の米仏独においてすら、世界中未だに 先行き 解決が難しい問題となっているのですね。 下北半島を始め地殻が弱い日本ではその保管は出来ない事でしょう。 今や行き場が無いから全原発が敷地内の水プールに仮置きしているが、地盤容器とも脆弱でとても危険。 九電玄海などで始まっているMOX燃料使用のプルサーマルや、核燃サイクル計画など危険すぎて、先進の仏独ですら放棄にしていると言うのに、日本だけが高慢な技術過信で 計画続行中だからとても許せない。 先日 さらに この際と思い新たに「恐怖の放射能廃棄物」(集英社)と 「原子炉時限爆弾」(ダイヤモンド社)を読みましたが、 面白い上に、正直だし、分かり易いし、(少々野党席、外野席からの非難に聞こえる言葉もあって 惜しい気がするところありますが) 感銘を受けました。 本当に 原発には危ない問題のみならず、未解決の問題が多いのですね。 広瀬隆さんは言ってます、読んで理解して隣人に話して下さいと・・・。世の中を変えたい一心。 広瀬さんは 原発代替の希望ある代替エネルギーの考え方も 教えてくれてますね。 また地球温暖化犯人はCO2では無いことも 「二酸化炭素温暖化説の崩壊」(集英社)で述べています。 先日 それを買って読みましたら 目からウロコ! 感心しました。 以来、私は原発否定、代替エネルギ論者ですが、温暖化CO2犯人論否定者にも なりつつあります。 地球温暖化が困る事、CO2が原因であると言う事から思いが抜けないと、俄かに原発否定は出来ないでしょうが、温暖化は天文学的要因によること、CO2は原因ではないことを学べば、原発否定の考えに、さらに安心して容易にたどり着けますね。 皆さん未読の方がいらしたら 是非これらを読んで見て下さい。 凄い先進の 赤祖父俊一著「正しく知る地球温暖化」 誠文堂新光社 も・・・。 今後の日本の進むべき道の 啓蒙活動になれば・・・と希望です。 そこで質問、 福島原発事故があったからではなくて、この様な広瀬さんの見解がなぜ 国論として 過去もっともっと 取り上げられなかったのか? 今後、早急に、政治家やジャーナリスト、メデイアに啓蒙する 手早い方法はありませんでしょうか。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
みんなの回答
- mahlergstav
- ベストアンサー率33% (39/118)
1995年頃は、LNGコンバインドサイクルは原発にとって、物凄い脅威でした。なぜなら、あの当時、中国のエネルギー消費なんか微々たるものでした。そこが大きな違いです。 >日本はエネルギー資源大国になれる のではないですか。 実は、明治時代、日本は石炭、銅、金等、資源大国でした。日露戦争で、日本は英国炭を買占め、ロシアはドイツ炭を調達したのですが、途中で予算がピンハネされ、代わりに安価で低カロリーの日本炭を供給されて、バルチック艦隊が苦戦したという説もあります。 日本が、資源大国にならないとは言えませんが、日本の置かれている状況は、加工貿易で付加価値高める(頭を使って儲ける)ことですから、資源大国になろうがなるまいが、あまり関係ないということでしょう。 今の自然エネルギー派のおかしなところは、結局、国の補助金目当てだということです。工場等の大規模需要家はB2B(卸問屋)ビジネスなので、これでもよいかもしれませんが、人の意識を変えるのはB2C(小売)ビジネスです。 ヘッジファンドは自然エネルギーを売りと判断しているようです。今の自然エネルギー推進派は、それだけ未熟な発想が多すぎます。B2Bだったら、原発には絶対勝てません。今の福島第一に行って御覧なさい。皆、原発フアンになります。 自然エネルギーを云々する前に、今の配電の形態をもっと検討すべきでしょう。今でも、電力アグリゲータービジネスはありますが、あまりパットしない。発送電が分離されれば、もう少し進展するような気もします。あくまでも気がするで、かえってダメになるかもしれない。発電も送電もB2Bビジネスで、配電はB2Cビジネスで、形態が全く違います。B2Bが変わったから、B2Cが変わるとは言えませんが、もちろん変わる可能性はあります。 私の自宅は、200戸程度の中規模マンションで設備的には6600Vの高圧配電線を変圧器(私の家の真下)で分電して各戸に配電しています。マンション管理会社に電気事業の免許があれば、高圧契約で安価に調達して、各戸に今よりも安い電気を供給できないことはない。これだけの規模があれば、太陽電池や燃料電池を導入して余剰電力の売電もできないことはない(動力も含めると5MW程度)。しかし、マンション管理会社は、結構小規模なところが多く、そこまで手が回らないようです。 高層マンションのように特別高圧契約できるところでは、やっているところは多いと思うのですが。 大東建託などは、戸建を15戸程度に集合して、アグリゲーターサービスをしているようです。 まずは、こういうことを地道にやっていけば、小規模発電を活かすことができると思います。結局は、安く安定して電力を入手できればよいだけの話で、小規模発電にフィットした利用形態を消費者が気付けばよいだけです。小規模発電がよいから、使えではダメです。使うほうの勝手ですから。 これは私の妄想ですが、配電の世界は、検針のオバチャンの担当する戸の情報が、富山の薬売りや新聞販売店のように、既得権になっていたりすると厄介ですね。そうなると、配電状況は、検針のオバチャンしか知らないことになる。計画停電が上手くいかないのを見ると、あながち妄想ともいえないのではないかと思ってしまいます。詳しい人がいたら、教えてほしいと言いたいところですが、あまり知りたくもない。原発批判は、せいぜい万年助手扱いされるぐらいの被害しかないが、配電の世界がそんなものなら、コンクリート詰めになりかねない。 もし、そうなっていたら、薬の小売店が富山の薬売りの御通帳を買い上げて、ビジネスを展開してきていますから、そのあたりが、参考になるかもしれません。結構、面白い世界ですが、発電・送電に比べると、泥臭い。技術者には、勘弁して欲しい世界でしょう。むしろ、文系の人の方が活躍できると重います。 ソフトバンクの孫さんなんか太陽電池発電よりも、こちらの方が活躍する場が多く、もっと儲かるはずなのですが。発電が格好いいというコンプレックスがあるんでしょうか。一回、発電事業を経験してコンプレックスを払拭するのもいいのでしょう。
- mahlergstav
- ベストアンサー率33% (39/118)
LNGについて補足しておきます。 LNGによるコンバインドサイクルは20年くらい前から実施されていて、優れた技術であることは実証済みです。広瀬隆が、わざわざ宣伝するほどのものでもないし、宣伝されるほうも迷惑だろう。 最近、原発をLNGで置き換えればよいとせっかちなことを言う人がいます。火力で原子力をすべてまかなえるようなことを言う人もいます。これは、じゃんけんぽんで、ちょきを出すなと言っている様なものです。 石油にしろLNGにしろ、戦略物質で、これらに全面的に頼ると、産地国は価格を吊り上げざるをえなくなります。マーシャルの重要・供給論そのものです。水力や原子力でポートフォリオ(ベストミックス)を組むことで、石油やLNGの相場を安定化できるはたらきがあるのです。今や、エネルギーは、工学よりも経済学や社会学的側面が強くなっています。 ベストミックスの枠組みで見ると、LNGガスタービンのコンバインドサイクルは理想的なものです。 新興国の発展で、石油やLNGの消費量は、これからもどんどん増えていきます。2007年から2008年にかけて、石油やLNGの先物相場が暴騰し、玉蜀黍ですらアルコールの原材料として高騰し、開発途上国の貧困層が餓死の危機にさらされたことをお忘れか、知りもしないのではないか。それにピリオドを打ったのがリーマンショックとは皮肉なものです。 今は、日本が潰れてしまっては困るので、LNG原産国も手加減してくれています。日本が復興して余裕が出てくると、手加減しません。復興までの1年から2年を石油やLNGに頼るというのはもっとも話です。 原子力を自然エネルギーで代替するのもよいですが、LNG原産国が手加減しなくなるまで(復興まで)には間に合わないでしょう。どうなるかはっきりしないものを根拠に手加減することはできない。むしろ水力の方が現実的。 水力以外の自然エネルギーは、まだ解決すべき課題が多すぎます。特に、送電・配電まで含めた検証は無いに等しい。場合によっては、現行の配電システムを全面的に変えなければならないかもしれない。配電は物凄く奥が深い。配電システムの大幅変更は、脱原発よりもはるかに難しい。社会のありかたそのものを「本当に」変える必要がでてきかねません。スマートグリッドでチャンチャンというわけにはいかない。 これに絡んで、発送電分離も言われているが、2000年頃は、電力も覚悟していたが、エンロン倒産で、縮んでしまった。電力も自信がなくなったのです。エンロンの話なんか一つもでてこない。発送電分離もそれくらい難しい話です。共産党なんか、東電の送電設備を8兆円と値踏みしていますが、買う人がいない。8兆円で買う人がいれば、発送電分離なんか簡単に実現しています。買う人がいなければ、価値は0です。ソフトバンクの孫さんが買えばよいが、無理ですね。 発電は分かりやすいから、原発を別のものに置き換えればよいと単純に考えていることが大問題なんです。 私も、原子力を推進しようとは思わないが、そう思っていても簡単に逃げられるものでもない。逃げるのは勝手だが、その分、別な問題が生じる。問題が見えていないから、問題ないと思っているだけです。
- mahlergstav
- ベストアンサー率33% (39/118)
>LNGガス燃焼タービン発電はその廃熱ボイラー蒸気タービン発電と組み合わせて、効率60%にもなるコージェネ発電方式 >と言われ、今や世界的にも沢山建設され稼動しております。広瀬説は間違ってはいませんよ、念のため記します。 コンバインドサイクルなんか常識中の常識ですよ。皆知っている話です。 ガスタービンは、ジェットエンジンと同じです。緊急時の急出力に使うものです。1年間連続して運転なんかできないですよ。そうなると、基本は、蒸気タービンです。 ベースロードを水力や原子力でまかなわないと、ただの石油・石炭火力発電とかわりません。
- 7kugino
- ベストアンサー率12% (37/296)
信じるのは宗教だけにしてください。 30数年前に、二つの学説が議論を呼び大変でした。 一つは核の冬でした。 もう一つがCO2の温暖化でした。 これに多くの学者が正しいのかを検証しました。 そして核の冬はないと結論が出されました。 しかし、CO2は多くの学者や研究機関が追試して、何年も経って正しいと結論ずけされました。 私は広瀬隆さんを知りませんが、誰が正しいと言っているのでしょうか。 論文はバカでも発表できます。 ポアンカレー予想は3チームが3年かかって正しいといわれています。 科学には地位や肩書きや貧富や思想等全てに関係なく真理のみに敬服する学問です。 学問を汚さないでください。
補足
オリジナル質問者からです ご回答ありがとうございました。 折角のご回答ですが如何汲み取って以後の考え方に反映したら良いのか判りません、結局原発推進も温暖化はCO2が原因も既に正しいと解決された議論で、是認せよ、議論を掛けるな、とおっしゃってるのですか? それでは進歩と言うものに反します。 私の質問は、何も著者そのものを妄信しての問いかけではありません。現在の社会的、科学的真実が広く国民に伝わって、検討されていないのを憂えての啓蒙的な質問の積りでした。 30年前には技術が核を制御出来る、震災災害も並み程度に備えていれば十分、廃棄物処理など何とかいつか解決される筈、発電コストも安い、とのバラ色見解で、結論されていたのでしょう。 30年もして今の実態を見るに、それらが誤っていそうである、欺瞞が一杯ある、と気ずいたからには、考え直そうよ、と言っているのです。 つまり欺瞞性に気付かず隠されたまま30年前から過去結論されていたことを、反省すべきだと主張したいのです。 Co2の問題については、太古のカンブリア紀、石炭紀、近くは縄文期などなどかなりの温暖期が地球を被っていたこと、つまり地球の気温は天文学的な力で変動していることは中学理科でも習って来ました。 それを現在に呼び起こす立派な検証データに反してただただCo2が原因、と言うICPPの誤った結論付けが、安易に是認されて世の中が動かされている。それではいけないですよと言う、納得のいく新しい科学的事実論を、もっと広く知って検討すべきだ、と主張しているのです。 良く理解できなかったら、他の著者のでも良いから一度これらの書物を読んでみて下さい。 実態がわかります。
- mahlergstav
- ベストアンサー率33% (39/118)
広瀬隆ですか。早い話が、あなたは騙されているということです。 広瀬隆等に共通するところは、所詮、小説家ということです。 同じ書き物でも、小説と対極にある特許明細書というのがあります。何が対極かというと特許明細書は面白くないということです。特許明細は以下の4つで構成されます。 1.従来技術 2.その課題 3.課題を解決する手段 4.実施の形態 (その業界の通常レベルの人が発明を実現できる程度の内容) 特許明細の「従来技術」はありきたりでからあまり面白くないが、それなりに読める。「その課題」は実に面白い。「課題を解決する手段」は、判じ物みたいでよくわからない。「実施の形態」専門知識がないとさっぱりわからない。 特許明細を読む人は「その課題」しか呼んでいないはずだし、それで十分。だれでも、1から3までは書けるが、4の「実施の形態」が書けない。そこが専門家とアマチアとの違いです。 広瀬隆の著作は、1,2,3まです。一番肝心な4.実施の形態が書けない。でもプロの小説家だったら、1から3まででよいのです。アマの小説家は、せいぜい1.2.まで。「どこでもドア」、「コスモクリーナー」なんか「課題を解決する手段」そのものですが、「実施の形態」誰も書けない。書けたら大変です。 例えば、手塚治等の漫画家、SF作家。彼らは、「その課題」や「解決する手段」を夢にして、読者に希望をもたらす。広瀬隆は「その課題」を悪夢にして、不安をもたらす。 不安をもたらすのであれば、「実施の形態」をしっかりしたものにして読者を安心させないといけない。そこは、読者がやってくれということか。それなら、広瀬隆が間違っていたらどうしてくれる。想定外は許されないのだから。そこは知らんということでしょう。信じた読者がバカだ。それでは無視されて当たり前ですよ。また、そんな小説が売れるはずがない。面白くないから。 普通の小説家は、技術者ではないから、「実施の形態」を書けないので、「その課題」を夢にして作品を完成させるのです。 「課題を解決する手段」として、LNGガスタービンが最良といっているが、これは水力や原発でのベースロードを確保しているから成立する話です。ベースロードをカガスタービンで、そのようにして確保できるかまで書かないといけない。そんなものは原発より難しくてふつうの読者には付いていけない。だから売れない。また、専門家からはメチャクチャ叩かれるでしょう。当たり前です。ガスタービンなんて作ったことないのだから。 反原発といいながら、実際には原発に換わる解を提案できていない。「その課題」までは、本当に面白いのだけど、それに感心して、人に勧めた結果その人が真に受けて、後で間違いだとわかったら、勧めた人がうらまれるでしょう。 小説なら、高村薫さんの方がプロです。彼女の小説は、六ヶ所村の暗部を克明に曝け出している。ただ、悪夢をセールスポイントにしていないだけです。 広瀬隆の著作を読むのであれば、高村薫さんの作品も読むべきですね。ただ、彼女の作品は長くてしつこい。広瀬隆に比べると歯切れは悪い。
補足
オリジナル質問者からです。 回答ありがとう、随分な極論でございますね。 私は広瀬氏一辺倒でもありませんですが、但し彼が懸命に無知な原発信奉者への警告として、本当の実態をもっと勉強して、複眼で見よと言う点は、おおいに買っております。 あなたの言う 1.従来技術 2.その課題 3.課題を解決する手段 4.実施の形態の内 1,2,3は合格ならそれで良いではないですか? 原発代替エネルギーの提案もしていますよ、少し間違いもあったりしてますが・・・。 貴殿の言う 4は自説を実現する方法のことと、理解しますが、それは政治業界メデア国民がこれから考え理解し実行することであって、彼(広瀬氏)の責任ではないでしょう。 ジャーナリストの彼の責任は1,2,3の そこまででも役目は果たしています。立派です。 現に私(工学士、国家試験1級施工管理技師)などでも、彼の書で十分意を汲み取って、それを 乏しい知識の故に原発最良絶対必要の欺瞞の喧伝を信じたままの方々に啓蒙したいと、思えております。 もしかして貴殿は広瀬氏や赤祖父氏の書を、まじめに最後まで読んで呉れてますか? あるいは、先般5月6日号でしたかの週間朝日の広瀬記事あたりしか読んでいないと誤解するでしょうね。(まちがいならゴメンなさい) あの記事などは確かに1,2だけのレベルで不安を煽るだけですね、あれ等は編集が半端すぎて週間朝日社が悪い!彼広瀬氏達の真意が紹介されず残念ですね。 なお、貴殿の高い知識レベルを疑うわけでは有りませんが、LNGガスタービン発電が存在しないかの言がありましたが、LNGガス燃焼タービン発電はその廃熱ボイラー蒸気タービン発電と組み合わせて、効率60%にもなるコージェネ発電方式と言われ、今や世界的にも沢山建設され稼動しております。広瀬説は間違ってはいませんよ、念のため記します。 ・・・と、言うより書には、その様な知識がふんだんに書かれておりますね。正しく読んで、そして判断に誤りなき様に注意しましょう。
>この様な広瀬さんの見解がなぜ 国論として 過去もっともっと 取り上げられなかったのか? 日本の保守的な弊がひとつ原因していたと思います。 木曽川の大堰、徳山ダム、やんばダムなどの巨大事業がなかなか方向転換しない、出来なかったという官僚体質ですね。原発立国はその中でもひときわ大きな国家的プロジェクトです。アメリカの要請もあったと思います。 それらの国家権力に深くつるんだ東電はじめ大企業との連携もあって一旦動き始めた原発立国という日本の国旗をかかげた超マンモスタンカーが洋上爆走する状況では、たかが手漕ぎボートからメガホンで叫ぶマイナーな作家ひとりの声など届くはずもないでしょう。 マンモスタンカーといいましたが、この原発事業の総体として日本経済の中で回転する様々な資金の大きさと複雑な流れも、この事業が減速できない要因だと思います。 原発が安全で電気が安いという国家的情報統制は上記の権力が存分な資金で徹底的に行っていましたので、私をはじめ国民のほとんどはうまくだまされていたのでしょう。 >今後、早急に、政治家やジャーナリスト、メデイアに啓蒙する 手早い方法はありませんでしょうか。 大阪府の知事が動き出しましたし、やはり今がチャンスだと思います。 以降の停止原発再開、新規増設などを極力阻止するという国民的キャンペーンが必要だと思います。 日本は世界一の原発メーカーを持っていますし、今ではアメリカのくびきは昔ほどではありません。世界的な気運の醸成も肝心だと思います。何よりも、感情に訴えるのではなく、質問者様のお持ちのような有効で正確な情報をたくさん流して、多くのひとたちに原発反対の理由をなっとくさせることが重要だと思います。
お礼
オリジナル質問者からです。 回答ありがとうございました。 ご説の通り国家的な仕掛け仕組みの弊害なのですね、政治も学者も産業も、どこか間違ったまま地すべりしているのでしょうね。 原発が、核燃サイクルが、安全に運用できると言っても、装置は複雑極まりない化け物、一度でも事故が発生したら取り返しがつかないのがこれらの設備ですね、千年に一度の大災害でも絶えることが必要なのがこれらの設備。 操作人間は必ず何処かでうろたえ間違うこともする。 自然に反する神の火、原子核反応操作は所詮人類がやることではないのですね。 一刻も早く代替エネルギ研究普及して、原発衰退にさせたいです。 福島原発事故が納まらない今を見て、一層、そう思える最近です。
原発は国策として是認して、反対する者は有無を言わさず排除してきたのでしょう。 批判に対しても、じっと耳を傾ける将たる器の政治家が、長らく政権を握っていた自民党の中にはいなかったのでしょう。民主党その他の中にいるのかどうかしりませんが。 啓蒙は、将たる器の人間がいないから無理でしょう。
お礼
オリジナル質問者からです ご回答ありがとうございました。 原発の国策推進の是非を決める方々がもっと勉強して、経済界要求から視線をそらせ、純粋に判断する力が必要と言うことですね。 国や電力会社からのお金をあてにしている、学者さん、法人が沢山存在することも問題なのですね。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
広瀬さんの人柄の問題ではないでしょうか。 私は書物で先に知って、その後にTVで拝見しましたが、TVでは品格の無い、卑しい人間に見えてしまいました。 科学の視点で発言すれば良いところ、人物に対する好悪の感情を排除できない人の様です。 CO2犯人説に疑問を投げかけている武田邦彦さんなどは、学者として超一流かどうかは存じませんが、憎めないオジサンのイメージがありますよね。多少論理の飛躍があろうと、デフォルメしていようと、まあ良いか、という気持ちで論旨自体に注目することが出来ます。 原子力発電のリスクとかライフサイクルコストなど、見逃しがちな負の部分をきちんと啓蒙するためには、その啓蒙内容に嘘や思い込みが無いことはもちろんのこと、啓蒙者が人間として信頼されていることが重要だと思います。 原子力の議論は内容が複雑難解だからこそ、その啓蒙者の人柄で聞く気になったり、聞く気が起きなかったりするのでしょう。
お礼
オリジナル質問者からです ご回答ありがとうございました。 たしかに ジャーナリスト広瀬さんは、無謀な原子力関連事業の推進や実態を非難する時に、彼の思う無知な推進者の個人名を何人もあげつらって糾弾するあたりは、ちょいと違和感があります。 折角良い意見を主張してるのにそれが薄まってしまい、惜しいところありますね。 現状打開の焦りや、過去の論争の悔しい思いやらでの過激な主張かと思って受け止めて、科学の視点重視で見ると 広瀬さんには賛同すること大です。 この主張を広めて欲しいです、頑張ってほしいですね。
お礼
オリジナル質問者からです ご回答ありがとうございました。 世界的なエネルギー獲得戦略には本当に多くの問題を考えつつ進めることが必要なのですね。 エネルギー輸入国の日本は、特に多角的エネルギー対策、ベストミックスが必要とは、用意に理解できますね。 回答者様のご意見に改めて思い入りました。 中でもLNGコンバインドは危険性も無いから都市近傍に設置出来て、送電ロスも少なく、最後の温排水利用も住民施設に利用出来るからやはり理想的ですね。 そこで輸入LNGに頼らず、日本近海に大量に埋蔵されていると言われるハイドロメタンを使う開発が、何故進まないのか常々疑問に思っています。 原子力に注いで来た、また、未だに注ぎつつある膨大な研究費や法人費をこちらに回せばすぐ様に開発出来そうに思えるのですが・・・何故でしょう? 日本はエネルギー資源大国になれる のではないですか。 日本には多くの河川があり水力発電が有利の筈です。 何故これが進まないかも 疑問の一つです。 大規模ダムではなく、小さな堰で小さな水力発電を沢山作れば無尽蔵と言えるくらいでしょうに・・・何故でしょう。 やはり現在の発・送電システムが小発電参入を困難にしているのでしょうか、 発・送電を分離することが早い解決ならば、そうした場合の問題も解決させる様な案で、素早く改善して欲しいですね。 そこもやはり 政治に帰着ですかな?いいえ、その前に学者、回答者様達の様な多くの識者の活躍と啓蒙が先なのでしょうね。 がんばって欲しいです。