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極値を求める問題を教えていただけますか?
問:f(x,y)=2x^3+24xy^2-3x^2+48xy+12y^2+24x+24y の極値を求めよ。
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- alice_44
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偏微分可能な関数 f は、∇f が 0 ベクトルになる点(臨界点)以外では極値をとりません。 極値点の候補となる ∇f = ↑0 の解を求めた後、それぞれが極値か否か検討します。 そのためには、各臨界点で f の偏微分係数行列(ヘッセ行列)の固有値を求めればよいです。 固有値が全て正ならば(狭義)極小値、固有値が正または 0 ならば広義極小値、 固有値が全て負ならば(狭義)極大値、固有値が負または 0 ならば広義極大値になります。 f が2変数関数の場合に限っては、固有値を求める手間を省略して、 ヘッセ行列式の正負のみで上記を判定することができます。 A No.1 のように。
f(x,y) = 2x^3 + 24xy^2 - 3x^2 + 48xy + 12y^2 + 24x + 24y ∂f(x,y)/∂x = 6x^2 + 24y^2 - 6x + 48y + 24 = 0 …(1) と ∂f(x,y)/∂y = 48xy + 48x + 24y + 24 = 0 …(2) とを連立させて解くと, (2)より (2x + 1)(y + 1) = 0 x = -1/2 または y = -1. i) x = -1/2 のとき (1)より x^2 - x + 4(y + 1)^2 = 0 にx = -1/2を代入すると 3/4 + 4(y + 1)^2 = 0. これを満たす実数yは存在しない. ii) y = -1 のとき (1)にy = -1を代入して整理すると x^2 - x = 0 x(x - 1) = 0 ∴x = 0 または 1. 以上より(1),(2)の実数解は (x,y) = (0,-1), (1,-1). 極値をとるとすれば,この2点である. 以下,この2点それぞれにおいて本当に極値をとるのかどうか調べる. f_xx = ∂^2 f(x,y)/∂x^2 = 12x - 6 = 6(2x - 1). f_xy = ∂^2 f(x,y)/∂x ∂y = 48y + 48 = 48(y + 1). f_yy = ∂^2 f(x,y)/∂y^2 = 48x + 24 = 24(2x + 1) ヘッシアン H(x,y) = f_xx f_yy - (f_xy)^2. [I] (x,y) = (0,-1) のとき f_xx = -6 < 0, f_xy = 0, f_yy = 24, H(0,-1) = -144 < 0 なので,f(0,-1)は極値ではない. [II] (x,y) = (1,-1) のとき f_xx = 6 > 0, f_xy = 0, f_yy = 72, H(1,-1) = 432 > 0. したがって, f(1,-1) = -13 は極小値である. 以上より,f(x,y)は(x,y) = (1,-1)において極小値f(1,-1) = -13をとる. 計算間違ってるかもしれません.検算してください.