いつも、お世話になっております。
英字新聞の記事を訳しているのですが、意味がわからないことが3つあります。
教えてください。
ある女流画家について、美術館の学芸員の方のコメントからなのですが...
"I noticed that many of the art students who come to our museum to practice
find themselves entranced by her drawings in the books we have."
(1) many of the art students who come to our museum to practice
「当美術館に『練習に???』来られる画学生さんたちの多くは、」
という訳であっているのでしょうか。
でも、「美術館に、画学生が練習に来る」とは、どういうことなのでしょうか?
(画学生は、美術館にデッサンに行くことがあるのですか?)
(2) "find themselves entranced by her drawings in the books we have"
これって、『美術館にかかってる絵』に我を忘れているということなのでしょうか。
それとも、『本に掲載されている彼女の絵』に我を忘れ...ということなのでしょうか。
(すなわち、本を見て、うっとりして、その絵を所有している美術館に来た、ということなのでしょうか。)
(3) "her drawings in the books we have"
「本に載っていて、私たち(美術館)が所有している彼女の絵」という意味なのでしょうか。
それとも、「私たちが所有する(?)本に載っている彼女の絵」という意味なのでしょうか。
英文の形を見たとき、「私たちが所有する本に載っている彼女の絵」の方が、正しいような気が
するのですが、なんだかそれだと、意味がイマイチ「?」です。
いろいろ、矢継ぎ早に質問してしまって、すみませんが、
この文章、うまく訳せなくて、困っています。
よろしくお願いいたします。
(1)
practice
は,この場合,「実習」と訳すべきでしょう。
例えば,博物館実習なら
Museum practice
と言います。
(2)
主節がnoticed と過去形なのに,that 以下の従属節が現在形なのに注意しましょう。
一時的なことでなく,たえず(普遍的に)そういうことがあった,という意味です。
回答No1さんの言う,「たまたま」なら,時制が一致しているはずです。
だから美術館員は,何度も何度も,そういう学生の姿を目にした,ということです。
そう考えると,「本を見て~」の訳だと,アンケートでも取って調べてみないと分からないですね(それも,ありえるといえば,ありえますが・・)
美術館にかかってる絵に我を忘れている彼らの姿を何度も見た,と考えるほうが自然です。
(3)
we have が her drawings と the books のどちらに掛かるかという問題ですね。
文法的には,どちらも可能です。
ただ,回答No1さんの言う,土産物コーナーにある絵なら,haveとは言わないでしょう。
それだと,we haveの本を,勝手に持ってきて見てる,感じです
売っている(売られている)本,となるはずです。
しかし,館員以外ならともかく,日常,館内でその絵を目にしている人なら,わざわざ「本にある絵」とは言わない気がします。
では,the book は何でしょうか?
やはり,実習生たちが持ってきた「その本,the book」と解釈すべきではないでしょうか?
ただし,前後の文を見てないので,あくまで,示された文からの推定です。
私には,本を抱えて絵を見に来た学生が,実物に魅せられている姿が目に浮かぶのですが・・・
>"I noticed that many of the art students who come to our museum to practice
find themselves entranced by her drawings in the books we have."
「私が気づいたことは学習のために美術館に来られる画学生の多くは私どもの所有する書物にある彼女の絵に魅了されている自分を見出すということです。」
>(1) many of the art students who come to our museum to practice
「当美術館に『練習に???』来られる画学生さんたちの多くは、」
という訳であっているのでしょうか。
その通りなのではないかと想像します。
>でも、「美術館に、画学生が練習に来る」とは、どういうことなのでしょうか?
(画学生は、美術館にデッサンに行くことがあるのですか?)
美術館にスケッチブックを持って練習にゆくというのは大いにありうることと思いますが、
>(2) "find themselves entranced by her drawings in the books we have"
>これって、『美術館にかかってる絵』に我を忘れているということなのでしょうか。
それとも、『本に掲載されている彼女の絵』に我を忘れ...ということなのでしょうか。
(すなわち、本を見て、うっとりして、その絵を所有している美術館に来た、ということなのでしょうか。)
「美術館にある書物にある彼女の挿絵に魅了されている自分を見出す」とでも訳すのではないかと思います。
(1) many of the art students who come to our museum to practice
practiceはこの文章で目的語を取っていないため自動詞として使っています。
添付辞書の(目的語を取らない動詞)17番
http://dictionary.reference.com/browse/practice?r=66
to pursue a profession
漫画家や画家を目指して訪れる人達
(2) "find themselves entranced by her drawings in the books we have"
many of the art students
が主語ですので
many of the art students find themselves entranced by her drawings in the books we have"と弥生美術館の美術館の学芸員(他人)が言っているのですから
『美術館にかかってる絵』に我を忘れているということ
と理解をすべき。
(3) "her drawings in the books we have"
who come to our our museum の文章中であればwe haveは同じwe/our/us
「私たちが所有する本に載っている彼女の絵」
と理解する。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/http://www.tokyoguide.net/spot/392/
弥生美術館は2万7千冊の画家が書いた挿絵の雑誌を所有している
そのなかに藤田のコレクションもあると
すれば、学芸員が言うWe haveは同美術館が所有する雑誌で、その雑誌の原画が皆様の目の前にある・・・・
補足です。
調べてみたら,
http://www.yomiuri.co.jp/dy/features/arts/T110414002773.htm
の記事ですね。
藤田ミラノさんのことを書いた記事です。
彼女は本の表紙をたくさん描きました。
質問記事の前の文で,
Fujita contributed work for books
という文がありました。
その本がthe books です。
それを見て,それを持ってやってきた学生でしょう。
質問記事の直前に
people have been rediscovering her
とあります。
学生の姿を見て,改めて彼女の絵が評価されている,という状況を知ったのでしょう。
質問者
お礼
再度、ご回答いただき、本当にありがとうございます。
(1) 博物館実習のことを、"Museum practice" というのですか!
初めて知りました(恥) 実は、昨夜も寝るときに、ここの部分の訳を、
さんざん考えていて、「もしかして、研修生かな?」ということも、
考えたのですが、英和辞典を調べて"practice"を見ても、
「『研修』の訳は、載ってないしなあ。」とか、思っておりました。
(あと、『研修』って聞くと、どうしても"intern"という単語が
思い浮かんでしまって。)
あんまり、英和辞典の訳にとらわれないことが、大切ですよね。
(2) Iguchi Y さまに、NO.3でご回答をいただいた後に、思ったのですが、
この場合の"the books" とは、おっしゃるように、藤田ミラノさんが絵を
寄稿された雑誌 or 本のことでしょうね。きっと。
それが、資料として、美術館の図書室 or 倉庫に保管されているんでしょうね。
研修で美術館に来られた画学生さんたちは、美術館の倉庫(資料室?)に
保管されている、昔の雑誌 or 本の表紙を見て、「気がつけばうっとりしている」
ということなのでしょうね。
(もし、"we have" が、"her paintings" にかかるのであれば、
"her paintings we have in the books" と書かれるように、思いはじめました。)
いただいたご回答、大変参考になりました。
また、よろしくお願いいたしますね~。★o(〃^▽^〃)o
お礼
ご丁寧なご回答、本当にありがとうございます。m(_ _ )m (3)で、まとめてお礼させていただきますね★