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春夏秋冬・梅雨・雨期
日本の季節は春夏秋冬と一般にはいわれていますが、初夏と盛夏の間は梅雨(雨期?)が半分の日数を占めています。なぜ梅雨を雨期と呼ばないのでしょうか?またなぜ日本の季節に「梅雨」や「雨期」を入れないのでしょうか? お教え下さい。よろしくお願い申し上げます。
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僕は gouzakai さんの質問を、「なぜ日本の季節は 『春"雨"夏秋冬』とは言われないのか?」という風に捉えました。 だとすると、「古来、日本人は季節変化の中で梅雨をどのように感じて来たのか?」を考えると良いのでは? まず海外を例に、その地域の人が自分達の季節をどう捉えるか? からアプローチしてみます。 例えばサヘル地域では、一年で一番暑いのは雨期の前後なのですが、季節変化は夏→雨期→夏→冬という4区分よりも、雨期→乾期という2区分で捉えられているようです。暑い時期は雨期の一部という捉え方です。 つまりこの地域では、季節を感じる要素として温度よりも雨の方が人々に強い印象を与えるのでしょう。 日本の場合は、いくら梅雨に降雨日が多いとはいえ、1ヶ月も雨が降らないなんて季節は無いので、それよりも温度の変化の方がインパクトがある。だから梅雨は夏の一部と感じるのではないでしょうか? このことが、梅雨を雨期と呼ばない理由にもなると思います。
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- juvi
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「共通した季節名」として一口に四季と言っても、例えば日本では立春などをその境としているのに対し、ヨーロッパの温帯地方では春分などを境としているように、その区分自体が異なるため、その概念も違ったものになるでしょうね。 また、地中海性気候の夏は、どちらかと言えば乾期、冬は雨期と言いうるでしょうし、熱帯雨林気候では四季も乾期もなく、1年中が雨期であるとも言いうるでしょう。 ですから、日本における分類としては雨期・乾期という概念は希薄で、「梅雨」という日本独特の気候を世界の共通の季節名の中に織り込むこと自体に無理があるように思います。
お礼
ありがとうございます。気候はその土地土地によって異なるわけですが、それを一般化したり、法則性を見つけようとする発想こそが逆に間違っているのかも知れません。日本人は、とかく「季節(もの)」にこだわる傾向にありますが、その延長線上に世界の気候を考えるのは無理ですね。
- juvi
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梅雨が雨季であることには違いはありませんので、外国人向けの説明として雨期とは言いますが、日本では(元来は中国とも)梅の結実の頃に降る雨として、梅雨と表現していたという、情緒あふれる呼び方ですね。 また、春夏秋冬と雨期・乾期は全く異なる分類だと思います。別に春や夏の一部が雨期であっていけないことはなく、四季の分類としての春と夏の間に、別の分類で言う雨期であるところの梅雨がある(北海道を除いて)と考えればよろしいんではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。まず梅雨・雨季・雨期の文学的な語源のご指摘ありがとうございました。 ただ、2番目の論点につきましては、熱帯雨林気候とかツンドラ、地中海気候などのなかで「共通した季節名」として梅雨が位置づけられるのかを、お尋ね申し上げたつもりなのです。
お礼
質問が風化してからのご回答、ありがとうございました。おっしゃるとおり、雨量を基準とするか、温度を基準とするかは風土の違いなのですね。