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籾殻を焼いた灰
稲刈りが済んだ後、田んぼで籾殻を焼きますよね?その灰は、肥料としての草木灰と同じような肥料効果がありそうなのですが、どうでしょうか?カリが多そうなので、根菜などに有効でしょうか? また、そもそも、稲刈りの後に田んぼを焼くのは何故でしょうか?素人考えでは、上記のような肥料効果と害虫を退治するためかな、と思いますが本当のところいかがでしょうか?
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実際に田んぼで稲を作っているものです。 昨日稲刈りが完了しました。 籾の件、稲藁の件ともに心当たりがありますが、意外と農家の人間がこういった事に精通して農業を営んでいないケースもあり自分もその一人です。 よって、あくまでも聞きかじりの内容になる事をご了承下さい。 (1)籾殻の件 これは確認したいのですが、稲刈りの後と言う事では籾殻はでません。 ・コンバインでの刈り取りであれば稲藁がでます。 *微量ですが実の入らなかった籾殻はでますが ・バインダー&はぜかけと言う事であれば、籾殻はでません。 稲刈り後上記とは別工程で、乾燥後に精米機にかけた段階で大量の籾殻が出、この精米を自宅で行っている方が確かに田や畑で籾殻を燃やす事は多いです。 さて、上記の内容はともかく、籾殻の灰がということであれば土壌改善まで可能かどうかは全く不明です。 但し燃やす前の籾殻の状態で堆肥等と混ぜこみ発酵させ利用している方はいますがその需要量は供給量をはるかに下回るでしょうし仮にあったとしても遠い場所であれば運送の手間などを考えれば焼いてしまった方がはるかに楽でしょう。 また籾殻は春先の野菜の苗の植えつけや、その他に利用方法はいろいろありますがあれだけの大量となると必要な分をのじてもまだ余りある、、ということでしょう。 実際に我が家も近所から大きな袋で籾殻をいただいてきます、あわせてその家では籾殻を無料で相当配っている様ですがやはり今日も田んぼの脇で燃やしています。 また、籾殻の状態で土に混ぜこむと、経験上の話ですが鼠が巣をつくるので敬遠されています。 (2)焼き田、稲藁の件 この件は他の方の回答をみて多少疑問に思いました。 「稲藁の用途が無い」から、、 これは誤解があってはいけませんが、近所の大規模農家の稲藁はかなりの量が契約で運ばれていきますよ。 また、#3の方のコンバインでは藁が短くなる、、というのは間違いです。 コンバインの藁カッター(名称あやふや)は通常藁の切断の切り替えができるのが殆どで、藁を長いまま出す事が可能です。 メーカーによってはその藁を束ねる装置すらあり、コンバインだからというのはありません。 あわせて、#4の方の回答も?です >使い道が無く、引き取り手も無くなったわらはコンバインで切り刻んで田んぼに捨てますが コンバインが藁を刻むのは刈取りの時で後日コンバインを持ち出して藁を刻むというのはあまり聞きません。 天日干し(はぜかけ)などで大量の長い藁が出る場合などは別にカッターを用いて田にまいたりします。 この件は別として たぶん、稲藁の需要と言う面では個人農家程度の藁の量では出すほうも引き取るほうも手間ばかりであるからというのが現実でしょう。また先の籾殻同様、藁は春先以降の農作業でたくさん必要になるケースもありあえて出さないと言う方もいらっしゃると思います。 また、我が家ではコンバインから出た(短く刻んだ藁)をそのまま耕うんし、土に入れこみます(近所でもこの農家が殆どです) この時に腐敗をうながす肥料も混ぜこむ事により後の肥糧になるということと土壌を柔らかくする作用があります。 ただし、本来は堆肥などをまぜ行うのが本当ですが、小規模、3チャン農業が進んだ日本でのいわゆる肥糧に頼った「手抜き」の一つだと個人的には思ってます。 *実際に藁も堆肥も入れない田んぼは翌年カチカチになります。 さて、この藁を焼く事についてですが これは絶対にそうなのか?と問われれば確証はないですが 我が家も3年に一度この田にまいた藁を焼きます。 理由は虫の駆除ということで行っていますし特に疑問には思っていませんでした。昔から行われていたので。 効果の程は、、あったりなかったり。 化学的にというより経験的にということです。 先ほどの話に戻りますが、藁に関しては用途が無いから燃やすというのはそういうケースもあるでしょうが,全てがイコールでは無いということだと思います。 以上、ご参考までに。 科学的な裏づけのない内容もありましたので、自信は“なし”にしておきますが実際に行っている事を記入させていただきました。
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>他にもメリットがあればウチもしようかと思ったのですが。 生の「モミがら」をいれると.発酵不充分で.春先の水を入れた「代掻き」の時に.全部流れて出て行きます。結果的に.河川のBOD負荷を増やすだけで意味がありません。 結局.人糞と混ぜて十分発酵させるならば.通気性の確保と珪酸分(カリは籾殻の場合に1-2%なので0と近似)の肥料となります。 焼いた場合には.有機質がなくなり.珪酸だけ残りますので.珪酸肥料として友好です(明治の頃は.珪酸肥料として.笹の焼却灰をしよう)。また.BOD負荷が減るので.けんきせいになりやすい水田でもつかえます。 現在生で使用されているようですから.けんき性になる水田ではないようです。どぶ臭さが現れた場合には.マンガスの不足を疑いますので.クヌキ等落葉樹の落ち葉(石灰チッソをいれてある程度発酵させます)を入れます。が.なさっていないようなので.粉のようなことは.必要ない水田でしょう。 カリが高いのは.稲藁で.アルカリ金属が5-10%程度(KNa2Oとして)です。が.もともとカリ肥料を十分与えていない水田の場合には.生育した稲もカリが少なくほとんど0の場合もあります。カリ肥料としての特性は.水田にもともとカリが大量に存在するか.に依存していますので.地域差があります(ロームでは.モンモリロナイトがカリを吸うので.よほど大量に入れないと不測気味になる。漏水の激しい水田では.水溶性肥料はすぐに流れ去るので.珪酸等に固定して.クようせい肥料として与える必要がある)。 結局土壌次第です。
お礼
お礼が遅くなりすみません。 ん~、またまた私の説明不足で誤解を与えてしまったような・・・。うちでは、昔はしてましたが、今は家で乾燥をしていないので籾殻はでません。当然焼きもしませんし、そのまま田に入れることもありません。他の人がしているので、籾殻は容易に手に入りますが。「籾殻を焼いた物が肥料になるのか」と「稲刈り後の田を焼くのはなぜか」は、別の質問と考えてもらいたかったんです。 詳しく教えて頂きありがとうございました。
- konoji
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お尋ねの件あくまでも個人的な意見として補足させていただきます。 その前に 籾殻を燃やすことについてですが、私の推測が間違っていたら指摘下さい。 想像ですが、籾殻を田んぼで山積して燃やしてますよね? 量にもよりますが、すぐには燃えず多分数日間燃えつづけているはずです。 この状態で放っておくと最初の量からかなり目減りしますがただの灰になります。 質問が「籾殻の灰」ということですので“くん炭”の話が別に出てますがあくまでも上記の作業で出来あがった灰であるという事を仮定して。 *くん炭の効果については他の回答者の通り。 ●結論的に言えば個人としては先にも述べた通り 灰の肥料効果については正直化学的な詳しい内容はわかりません。 ただ、各種資料を見ると裏づけの部分は不明ですが灰の活用については藁の灰を含め効果ありの物をよく見かけます。 ご指摘の通りカリ分がありますので根張りに効果のある塩化カリや硫酸カリの代用品にならないとはかぎりません。 また、当然地質などの差があるため一概には言えませんが肥料としてより酸性土壌の改良の意味合いもあるかと思います。 ただ、申し訳無いですが単位面積あたりの量となると皆目不明です。 (余談ですが) これも裏づけがありませんが江戸時代などでは松葉の焼いた灰を田に撒く事により病害虫を防いだとの文献も見たことがあります。 閑話休題 既に別の回答者も述べている通り、地域によって気候や土の質などで考え方が変わる可能性があります。 もし具体的に内容をご検討されている様であれば近くの農協の農業技術員などに相談されてみてはいかがでしょうか? 先の不明部分含め、地域に促したより具体的なアドバイスが得られるかと思います。 以上回答になっているような、いないような内容で面目ありません。
お礼
お礼が遅くなりすみませんでした。 参考になりました。ありがとうございました。
- 4500rpm
- ベストアンサー率51% (3211/6286)
#3です。うちは小規模農家です。 うちは引き取り手がないので、燃やすか、すき込むしかないんです。燃やすかそのままかは地域によってまた状況によって回答が変わると思いますが、引き取り手があって利用できるのにそれをわざわざ肥料用にまわさないと思います。 畑の敷きわらなどで使う分はコンバインで切り刻まないで取っておきます。 地域、習慣、農業規模でみなさんの意見が異なると思います。私の回答は、こういう人もいるよ程度にしておいて下さい。
お礼
補足、ありがとうございます。 うちも、その燃やすか鋤きこむしかない者ですが、いままでずっと鋤き込んできたので、燃やすことにどういうメリットがあるのか、ふと疑問に思ったのです。すみません、質問が不十分だったようです。
>我が家ではコンバインから出た(短く刻んだ藁)をそのまま耕うんし、土に入れこみます(近 すきこみをやると.春までに腐る水田の場合には.問題がないのですが.私の地区では.(石灰窒素を入れても)発酵が不充分て. 1.春先にメタンガスが生成して.根ぐされの原因になる 2.せいびょう植えの場合には.問題にならないのですが.幼びょう・中びょう上の場合には.水によって浮いた藁が苗を押し倒してしまう。 のです。だから.マンガンの補給をかねて.クヌギ等の落ち葉(又は発酵済み落ち葉堆肥)を入れます。人糞をいれない水田は.原則としてカリ不足になります。このカリ供給源として.堆肥の地位があります。藁をいれるとロクなことが無いです。このあたりは.発酵能力の違いという地域差でしょう。 >刻むというのはあまり聞きません。 ご指摘の通り。「近年引き取り手の無くなった」と.付け加えれば.意味が通るのでしょうか。 稲藁の最大需要家である.「畳製造業者」は.コンバインやバインダー刈りは短くて使えないので.手刈り農家と契約栽培をしています。また.コンバインの場合に.フィールドチェーンで締めるので.変なところに折れ目がついてしまいます。結果として.「縄」等の藁加工品には傷が多くて使えません(バインダーで自然乾燥か手がりで自然乾燥の藁が必要)。 なお.大口の契約はあるにはありました。が.小泉らが提唱した農産物の自由化製作により.畜産農家が大打撃をうけ.破産しました。結果として.大口の契約かである畜産農家が破産することで.藁の引き取り手がいなくなってしまったのです。 「輸送問題」の指摘がありましたが.これは.製紙業界で買ってありました。農家から藁を搬入する手間がパルプを輸入するよりも面倒(コストがかかる・品質が安定しない)なので.製紙業界は.稲藁の使用を木材チップの使用に切り替えました。 「競争原理の導入」と称して.大手資本による中小製造業者の市場を巻上げることがありました。市町村に1軒はあった製粉業者は無くなり.中心都市の大手製粉工場に集中し.近年の国際化の波に押されて.大手製粉所すらも消えてしまいました。同じように.藁から製紙を行っていた地方の中小製紙業者は.淘汰されてしまったのです。その結果.引き取り手の無くなった藁だけが残りました。
お礼
ありがとうございます。
こんばんは。ANo.#1です。 taaroo様は、籾殻や藁を何か利用して、ビジネスチャンスを考えて いらっしゃるのでしょうか?(^^;) ホームセンターにも売っているので、需要があるというわけですよ。 そんなにたいしたモンじゃないのですが、園芸家のこだわりで、 使った方がよりいいとかあるんですよ。一度園芸をしてみるとよく 判りますよ~。 あと、裏ワザ的な利用法ですが…。(^_-) (注意:ビジネスに利用しないでヨ!!) ●雪が積もったとき、早く溶かしたいときにくん炭を蒔きます。 黒いので、天気がよければ早く雪が溶けます。 南極大陸全体にくん炭を蒔くと…。(笑) ●油と相性がいいみたいです。換気扇のイヤ~な油汚れにくん炭をふりかけ 水でよくこすりましょう。とてもよく油が取れます。 ぜひお試しあれ♪
お礼
ありがとうございます。 ビジネスなんてとんでもない(^^;) ただの兼業農家です。質問が不十分でした。No.5の方へのお礼の通りです。すみません。
>肥料効果がありそうなのですが、どうでしょうか? ありません。主成分が珪酸なので.稲しか利かないです。 >田んぼを焼くのは何故でしょうか? 稲藁の需要が無いためです。今日はコンバインを使った「機械かり」で.けっか的に稲藁の丈が短いのです。この短い稲藁は.加工には使えません。丈の長い藁.つまり.てがりの藁が必要です。 肥料効果はほとんど0.廃棄物処理です。 害虫胎児は.稲の根を焼くことが目的です。火炎放射器で1株1株燃します。火をつけて全体で燃すことはしません(根元が燃えない)。 くん炭は.通風性を確保して.どぶのようなけんき製にしないために使います。
お礼
ありがとうございます。 肥料効果については、意見が分かれるところですね。 焼くのは、処理のためだけでしょうか。他にもメリットがあればウチもしようかと思ったのですが。
- 4500rpm
- ベストアンサー率51% (3211/6286)
燻炭は次の年の苗作りの時に土と混ぜて使用します。 (機械植えは使わない物もある) 稲刈りのあとで田んぼを焼くのは、わらを利用しなくなったためです。昔は畳やむしろ、米俵、土壁の補強剤、家畜の飼料などに使用していましたが、現在は少なくなりました。(畳も最近はダニや入手難で、わらで無い) 使い道が無く、引き取り手も無くなったわらは、コンバインで切り刻んで田んぼに捨てますが、#1,#2さんの理由もあって焼いてしまいます。 なのに外国産のわらを輸入してたりするんですよね。 何か変ですよね。
お礼
ありがとうございます。 単に、要らない藁を処理するために焼いているのでしょうか?確かに藁を利用しなくなりましたが、今の藁は切り刻まれているので、どのみち使い道ないですよね。私の地域も焼くとこと焼かないとこがあります。手間かけて焼くのは、残らないようにするためなのかな。
- sirokiyat
- ベストアンサー率23% (204/867)
籾殻を焼くのは、籾殻がそのままでは、分解しぬくいためです。籾殻は、藁より分解しぬくいです。 そのため、土にそのまま入れるのは土が冷えると言ってあまりやりません。 籾殻をそのまま入れると、春になっても分解せず田植え時に浮いて都合が悪いからです。
お礼
ありがとうございます。分解し難い、確かにそんな気がしますね。
籾殻を焼いたものは「くん炭」としてホームセンターなどで売ってますよ。 私はカリ補給や、ユリ科植物を早く休眠させるときにワザと使います。 田んぼを焼くのはtaaroo様の考えどおりです。 あと、わらを置くより灰にしたほうが省スペースですので。
お礼
ありがとうございます。 肥料効果があるということでしょうか。後の方の回答では、全くないとのことですが・・・、う~ん。 ホームセンターに見に行ってみます。
お礼
ありがとうございます。 質問の仕方が不十分でした。補足しますと、我が家は農業を生業にはしていませんが田と畑をしており(よくいる兼業農家だと思います)、私も幼少の頃より農作業に接してきました。何故疑問に思ったというと、田んぼを焼くことについては、周りに焼く人と焼かない人がおり(うちは焼いてません)、焼くことでどういうメリットがあるのか知りたいと思ったからです。 敷き藁等に使う藁は、コンバインの前に田の四隅を手で刈りますし、それで十分事足ります。ですから、稲刈り後の田んぼ(短い藁含む)を焼くこと自体にどんな意味があるのか知りたかったのです。籾殻については、乾燥後に田んぼへ持ってくることは知ってます(以前はうちでも乾燥してましたし)。焼かれていない籾殻はいまでも野菜の種まきの時に使ってます。焼いたもの(くん炭?)はいままで意識しなかったのですが、ひょっとして草木灰と同じように使えるかな、と考え質問してみました。 長々とすみませんでした。ご回答ありがとうございました。
補足
さらに、図々しくも質問させてください。 konojiさんは焼かれた籾殻は肥料になるとお考えでしょうか?よろしければご意見聞かせてください。