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草木灰について
草木灰はKが多く含まれているのですが、そのことについて。 草木灰の原料の草木はNが多く含まれているのに、灰になるとKが多くなるのは不思議です。 草木灰にするのは大変なので、草木を天日干しにしたものを肥料として与えた場合、やはりKが多く含まれているのでしょうか。 お手数ですが、教えてください。
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乾燥した草本類の植物で一番多いのは,セルロースなどの炭素化合物です。次に多いのは,蛋白質などになっている窒素です。これらは,燃してしまうと二酸化炭素や二酸化窒素になって散逸します。KがNと同じぐらいある植物もあります。Kは金属なので燃しても気化しません。したがって,灰にKが多いのではなく,灰になるとNが減るだけです。 乾燥しただけの植物は肥料にはなりません。セルロースなどを分解する微生物が繁殖し,肥料成分を土中から吸収します。したがって,畑に乾燥植物(わらなど)を土中にすき込むときは肥料を追加する必要があります。 Kについては,多灌水などで流乏しない限りは生でも灰でも増減はありません。
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- nitto3
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回答No.1
不思議ではなく当たり前です、 植物を乾燥しただけならK2NO3の状態ですが、 燃やせば脱窒素化しK2Oになるのです。 したがって乾燥したり堆肥化しただけでは酸性土壌になってしまいます。 苦土、消石灰などで中和する必要があります。
質問者
お礼
ありがとうございました。 よくわかりました
お礼
大変よくわかりました。 Nは燃やすと散逸するがKは金属なので残る、とてもよくわかりました。ありがとうございました。