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満州国について
以前、TVで紹介されてから興味が沸き調べていますが意味が私にはちょっと難しいようです。3つほど質問させてください。 (1)中国の一部を日本が借りていたわけですよね。いつから借りていつ中国に戻されたのですか? (2)南満州鉄道って満州の中だけの鉄道なのでしょうか? (3)満州と満州国の違いについて教えてください 恥ずかしながら小学生レベルの回答でお願いいたします。すみません。
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(1) 借りてはいません。 日本側の解釈では、満州国は独立した国です。 中国からすれば、奪われた土地でしょうか。 国際的にも、満州は中国であるべきと言われ、ま、それが日米開戦につながったとも言えます。 中国に戻ったのは、日本の終戦1945年8月15日と考えておけば、良いかなと思います。 ドラえもんでいえば、のび太くん(中国)のマンガ(満州)をジャイアン(日本)が奪っていって、 ドラえもん(アメリカとか)がひみつ道具でジャイアンから取り戻した。こんな感じ。 (↑なんか、どっかの筋から怒られそうw) (2) 一応、満州国内だけの鉄道会社です。 とはいえ、大陸ですから、他の国にも行ってたはずです。 特に朝鮮とかは普通に走っていたはずです。 (3) 満州といった場合、地域の名称です。 満州国といった場合、国の名前です。 アメリカって、そのままだと、南北アメリカ大陸を示す地域名。 アメリカ合衆国とつけて、我々のよく知る、アメリカという国を表します。 これと同じ。
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- ikyoikyo
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清が弱体化すると当初は「滅満興漢」というスローガンの下、満州族からの独立を目指しておりましたが、やがて清国の支配地域すべてを引き継ぐものであると考えるようになりました。 しかし、異民族を追い出すのではなく、独立の際に支配した民族の土地までも自国領だと宣言するなどは暴論以外の何者でもありません。 もしこのような暴論がまかり通るのであれば、現在の現在のモンゴル国も中国領だと宣言できることになります。 仮に >1912年の段階で、日本は中華民国を大清帝国の正統なる後継国家と認めているので、中国本土は無論のこと、満州地区も日本国の判断としては、清から中華民国に統治権が引き渡されたことと表明しています ということが世界的みてに当然あるべき姿だとされているとします。 しかし、もしそうだとすれば中国は国際条約に違反することを行っていることになります。 もし、中華民国は清国の継承国家であり、中華人民共和国は中華民国の継承国家であるとすれば、清国の土地を所有する権利だけでなく、同時に清国が交わした条約によって課せられた義務も継承することになります。 下関条約において清国は、 「遼東半島、台湾、澎湖諸島など付属諸島嶼の主権ならびに該地方にある城塁、兵器製造所及び官有物を永遠に日本に割与する。(第二条、第三条)」 という約束をしました。 日本は清国から割譲された台湾をサンフランシスコ講和条約によって領有権を放棄したに過ぎず、清国の継承国家たる中華人民共和国に返還したわけではありません。 しかも、中華人民共和国はサンフランシスコ講和条約締結国でないため、日本は台湾の領有権の放棄について、条約の履行をとやかく言われる筋合いはありません。 対して、下関条約は日本と清国の継承国家たる中華人民共和国との間の条約なので、日本は中華人民共和国に条約の履行を迫れます。 中華人民共和国は尖閣諸島のことを「台湾に付属する島」と言ってますね、だとすれば清国の継承国家たる中華人民共和国は下関条約により尖閣諸島を自国領と宣言できないことになります。 ところが実際は、自国領だと宣言しております。 つまり、中華民国や中華人民共和国は清国の継承国家であるが、権利は継承するが義務は継承しない、と言っているようなものです。
お礼
詳しい説明、本当に感謝いたします。何度も読み返し、身に着けたいと思います。
- tanuki4u
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1) 関東州 大連や旅順のある遼東半島の部分 ここに関しては、ポツダム宣言受諾によって中華民国から借りていたものは、不当に借りたものとされたとされ返還することになっていました。が、法的には、 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html 1972年の日中共同声明まで宙ぶらりん ※ 中華民国とは、台湾関係しか日華平和条約で決めていないので。 関東州以外に関して 法的には http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html といっしょで、それまで未解決部分となります。 また、1912年の段階で、日本は中華民国を大清帝国の正統なる後継国家と認めているので、中国本土は無論のこと、満州地区も日本国の判断としては、清から中華民国に統治権が引き渡されたことと表明しています。 AさんとBさんの喧嘩の仲裁において、AさんやBさんよりも力の強い人間がいる、あるいはAさんBさんが共通に守ろうとしている法律があれば、力の強い人間なり法律に基づいて喧嘩の仲裁が行われます。 日本国内では、政府が強いやつで、言う事を聞かないと最悪「死刑」にされますし、死刑を言い渡されるルールも、国民は承認していることになっています。 ※ 日本国憲法は、国民の総意でそう決めましたと、前文で言っています。 国同士の場合、国連のような組織もありますが、個人と国家のあいだほどの強制力はありません。 基本としては、お互いの相互承認なり、最後は戦争で決着です。 相互承認という条約が結ばれない限りは、宙ぶらりんの「未解決の問題」として残ります。 北方領土問題で、日ソないし、日露で 未解決の問題が・・・ウンヌンと声明でなんども出るのは、平和条約を結ぶときに未解決の問題を解決しましょうとしたまんまだからです。
お礼
興味深い回答、有り難うございました。これを機に私なりに勉強していきます。
- ikyoikyo
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(2)と(3)はNo.1様と同意見です。 (1)辻本清美氏も朝まで生テレビで「満州はもともと中国の一部」だとの趣旨の発言をしていることからも、多くの人たちは満州は中国の一部と考えております。 しかし、満州は中国のものではありません。 満州はその名の示すとおり、ツングース系満州族(女真族とも言います)の土地です。 満州は中国のものではなく、現在進行形で中国に侵略されている状態です。 中国にある万里の長城は何のために作られたのでしょうか? それは、北方の異民族の侵入を阻止するためです。 満州は万里の長城の外にあります。 このことからも中国は満州を「異民族の侵入を阻止する必要のある不可侵の自国領」とみなしていなかったことが分かります。 さらに言えば、中国が靖国神社を非難する理由の一つである 「悪人は死んだ後も悪人」 とする中国の価値観を紹介する際に具体例として出される人物に秦檜がおります。 この秦檜は現在も売国奴として非難されておりますが、なぜ売国奴と言われるのでしょうか? それは、南宋の宰相であった秦檜は軍事的脅威である金国と和平を結ぼうと考えていたので、 国内の強硬派の代表人物の岳飛を謀殺しました。 そして和平を結んだのですが、その内容たるや屈辱的なものでした。 結果、秦檜は売国奴とされ、 岳飛はその後の長い間救国の英雄として褒め称えられ、 元による支配時には岳飛の名前が漢民族の中で語り継がれましたし、 現代でも中国の歴史上の英雄とされております。 つまり、強硬派の代表的人物を謀殺して金国という異国と屈辱的な和平を結んだからこそ、売国奴とされたのです。 さて、その金国ですが、金国は満州族の国です。 もしも、満州も中国の一部だと認識があったのであれば、南宋と金との和平は国内問題に過ぎないので秦檜は売国奴などと言われることはありません 例えば、江戸城明け渡しに導いた勝海舟は売国奴などとは言われてませんよね。 国内の問題なのですから、勝海舟は売国奴ではありませんし、会津藩の白虎隊も救国の英雄ではありません。 会津藩が交戦すること自体は国内問題ですので売国行為でも救国行為でもありませんが、プロイセンと提携するために北海道などの領地の譲渡を提案したことは売国行為と言えるでしょう。 また、自信がないので紹介するだけにとどめたいのですが、ツングース系民族の居住地は満州および朝鮮半島北部です。 高句麗もツングース系民族の国です。 そのため、満州を「韓国の失われた国土」とみなす韓国人もいます。 http://news.livedoor.com/article/detail/4338961/ 私としましては「韓国の失われた国土」かどうかは自信を持って正しいのか間違っているかを判断できかねますが、少なくとも、中国の一部とみなしていないことには意見を同じくするので紹介させていただきました。
お礼
詳しい説明、本当に有り難うございます。これを機に私なりに学んでいきます。
お礼
早々の回答有り難うございます。こんなことも解らず恥ずかしい限りです。本屋さんへ出向いても理解できる本がない始末です。本当に有り難うございました。