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合成酒と醸造酒について
合成酒と醸造酒について それぞれどのようなものか教えてください。素人の年配の方に教えるので簡単に教えてください。
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お酒の主成分であるアルコールは、 エタノール・エチルアルコール・酒精と呼ばれるもので、 有機化学物質です。 醸造酒は、穀物や果実を原料に、微生物(麹菌とか)の作用で、 醗酵させてアルコールを発生させる製法です。 ろ過(漉すこと)とかで不純物や固形分(酒かすとか)を取り除きますが、 原料から来る独特の風味が残ります。 アルコールの濃度を高めるために、水よりも沸点の低いアルコールを蒸留したのが蒸留酒です。 蒸留酒も化学的な完璧な蒸留でないので、風味が残ります。 一方、有機合成化学反応でアルコールを製造することができます。 エチレンと水を反応させればアルコールを得ることができます。 高濃度なアルコールを得ることができます。 化学的には、醸造したアルコールとまったく同じ構造をしています。 早く・安く・大量にアルコールを得ますが、 香りはアルコールそのものだし、味は当然ありません。 そのため、酒が不足した時代に工業用に生産されたアルコールを飲めるように薄めて、味付けしたのがいわゆる合成酒だったのです。
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- macbain
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#4のh13124さんのご回答と参考URLが正確でわかりやすいと思いますが、ちょっと蛇足を。 お酒の定義は酒税法によって定められており、その中に合成清酒も独立して項目がたてられています。(参考URLの「総則」参照) また、お酒の種類ごとに単位容量(1キロリットル)当たりいくら税金を掛けるかが規定されています。(参考URLの「課税標準及び税率」参照) 合成清酒の価格が安いのは酒税が安いから、という部分もあります。アルコール分14%、1.8Lの製品の場合、清酒にかかる酒税が約236円であるのに対し、合成清酒の場合は約159円で清酒のほぼ2/3です。 「合成酒と醸造酒」とのご質問ですので醸造酒とは清酒の意味で使われていると考えましたが、本来は醸造酒とは「原材料を発酵させてアルコール分を得た飲み物」の総称で、ワインやビール、紹興酒などがこれに当たります。これに対して醸造酒を蒸留したものが蒸留酒。ウィスキー、焼酎、ブランデー、ジンやウォッカなどがこれに当たります。
- h13124
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合成酒は、戦前の米不足対策に理化学研究所で、研究開発されました。米をつかわないで、アミノ酸を添加するなとしています。最初は、雑巾を絞ったバケツの水の味がするなどといわれました。 醸造酒は、米を原料にしたものです。米だけで作るのが本来なのでしょうが、戦時中にアルコール添加が一般になりました。ただ、今では、日本酒の種類としては、米だけのも増えています。 結局、合成酒は、米を原料とせず、科学的に合成したアミノ酸で、それらしい風味を出したものでしょう。大分おおざっぱですが。 醸造酒は、あくまで米を原料にして、発酵の課程を経てたものでしょう。アルコールを添加している場合でも、3割未満です。 余談ですが、合成酒といっても、愛好者はいるらしく、清水幾太郎は、合成酒を愛用し、毎晩飲んでいたそうです。
- asuca
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合成酒は戦争中の米不足の時に使われその後も儲かるのでそのまま使われ続けているものですが通常の米を醸造してできた酒にアルコールを添加してそれを水で薄め、水飴や化学調味料などの調味料で味を調えたものです。 醸造酒は日本酒に限らず米などの穀物を発酵してできたものです。アルコールを後から添加はしていません。
- MetalRack
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醸造酒は、お米などから発酵させたにお酒そのもの。 醸造酒+アルコール類+調味料=合成酒 ということで、雑種のアルコールを混ぜて味付けしてあるのが合成酒です。だから、価格も安いのです。
- ZRT
- ベストアンサー率26% (196/730)
合成酒、料理酒&ホワイトリカー(果実酒) 醸造酒、日本酒
お礼
まとめてお礼させていただきます。こんなにたくさんわかりやすく回答していただけると思っていませんでした。感謝しています。どうもありがとうございました。