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醸造アルコールについて

醸造アルコールが入っている吟醸酒のほうが、純米酒より値段がよかったりします。 醸造アルコールてそもそもなんなのでしょうか? ピンきりがあるのでしょうか? 醤油のアミノ酸液の役割と似ていて、やはり必要だったりしますか?

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  • 86tarou
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回答No.3

酒どころ伏見がある京都在住の者です。日本酒は結構飲みますし、直接蔵へ行ったり酒造り体験とかもしたことがあります。 醸造アルコールが入っている吟醸酒のほうが、純米酒より値段がよかったりします。> それはおそらく精米歩合が低く、かなり米を削っているからだと思います。35%程度まで削ることもありますし、70%の精米と比べると原料米に掛かるコストが2倍になりますので。それと山田錦に代表される酒造好適米を使用すると、これも価格が上がる原因になります。産地にもよりますし、兵庫県の特A地区産となるとかなり高いです。 https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/hyoji/seishu/gaiyo/02.htm 醸造アルコールてそもそもなんなのでしょうか?ピンきりがあるのでしょうか?醤油のアミノ酸液の役割と似ていて、やはり必要だったりしますか?> 純米酒は米と米麹、水から出来ていますが、醸造用アルコールが入っているのは純米酒と呼べません(特定名称酒)。必要ではありませんし無くても作れますが、使うことによっての効果も当然あります。普通酒(安い酒)の場合、これを添加することによってコストが抑えられます。それ以外にも腐敗を防いだり(遥か昔の話ですが)、酒粕に残る良い成分を酒に引き出す作用もあります(添加するのは搾る前です)。香りも良くなり、すっきりとした味わいになることも多いです。発酵途中の任意の時点で添加することによって発酵を止められ、目的の味や香りにすることも可能です(酵母は自分の作ったアルコールがある程度の濃さになると増殖出来なくなるため)。 戦中戦後の米不足の時代には三倍増醸酒(三増酒)といって、アルコールで量を増やした時期がありました。この印象が良くないのか、純米酒しか飲まない人も居られます。添加自体は江戸時代初期から行われていますし、今のような工業製品的なものではなく(これ自体は味や香りがせず、日本酒の邪魔をしないもの)、自家製の米焼酎を使っていたはずです。 http://www.obata-shuzo.com/home/alcohol_tenka.htm 私も以前は純米酒に拘っていましたが、今はアル添も好んで飲みますよ(コストのためだけではなく、味や香りを良くするためのアル添限定)。値段的な問題もあるのですが(純米大吟醸となると高過ぎる)、基本的に山田錦の大吟醸なら大抵は好みに合います。純米は米の個性が出るので(悪く言えば米臭い)、それを味わいたい時は純米を選ぶようにしています。 今は酒造りが終わる頃ですが、この時期にしか飲めない生酒や生原酒もお勧めですよ。火入れしてないので要冷蔵ですが、フレッシュでフルーティーな感じが良いです。早く飲まないと駄目なのですが、うちの冷蔵庫にはまだ5本以上冷えてたりします。これでもかなり飲んだのですがね ^^;

situmonsimasu
質問者

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回答No.4

以前、日本酒に詳しい人から聞いた話です。 吟醸や大吟醸の場合は、香りが勝負の酒なので、如何に香りを抽出するかが問われます。 醸造アルコールを入れると、醸されている酒だけでは取り込めない香り成分を引き出すことができるので、吟醸や大吟醸は醸造アルコールを加えるのです。日本酒(いわゆる純米酒)だと、肝心のお酒のほうに香り成分が十分行かずに、酒粕に行ってしまうので、醸造アルコールで香り成分を抽出して、お酒のほうに溶け込ませて、吟醸・大吟醸にするのです。 尚、醸造アルコールとは、「サトウキビ・トウモロコシ・コメなどを発酵させ、蒸留を繰り返して得たエタノール」(デジタル大辞泉)だそうです。ちなみに、純米酒を名乗るには細かい規定があって、コメ由来のエタノールを添加したものは純米酒とは認められないのだとか(米だけのお酒などど称して売られています)。 そういう意味では、純米大吟醸というのは凄いお酒ということになります。純米酒で華やかな香りを出すのは大変むずかしいことですから。

  • citytombi
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回答No.2

醸造用アルコールは、「食品用エタノール」が主ですが、酒造メーカーによっては自社で製造した焼酎を使っています。一般的には純度の高い甲類焼酎です。 中には、十四代や越乃寒梅などの蔵元のように、この焼酎を特別に瓶詰めして販売しているところもあります。 入れる目的は腐敗防止と香りの増長です。

noname#206655
noname#206655
回答No.1

大吟醸、吟醸、純米、醸造酒とかいくつか区切られてた記憶があります。 米の精白歩合で、吟醸の区切りがあり、純米で混ぜ物がありません。 なので、純米大吟醸 ってのが最高だと思っています。 醸造用アルコールの原料は、「さとうきび」かも。この辺は自信がありません。 なので、米を削って、その削り粉でアルコールを作って合体すれば「純米」と表示できるかもしれません。(わかりませんよ、杜氏じゃないので) 炭素がキモです。