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参考書やネットで、「3項間の漸化式」をキーワードに探せば出てくると思いますが、やり方が解っても、何故そう考えるのか、解らない可能性もあるので、一応、考え方から。 3項間があれば、当然、「2項間の漸化式」もあり、そちらはご存じかもしれませんが、代表的な形は、 a[n+1] = p*a[n] + q (a[~]で、右下に小さく数や式が書いてるものを表すことにします) この場合は、整理のために書いておくと、 a[n+1] + α = p(a[n] + α) となるようなαがあるといいなぁ、 だったら、数列 {b[n]} を、b[n] = a[n]+αとしたとき、 b[n+]: = p*b[n] になり、公比pの等比数列になるので、b[n]を出すのは、簡単、 そこから、a[n] = b[n]-α で、b[n]を求めればいいからなぁ、と、考えて、 実際に、そんなαがあるのか、あるとすれば、どんな値か、を調べるために、 a[n+1] + α = p(a[n] + α) を展開・整理すると、 a[n+1] = p*a[n] + (p-1)α、これと元の、a[n+1] = p*a[n] + q を比べて、 (p-1)α = q なら、OKだから、α = q/(p-1)、で、これ入れて、上の手順を踏めば出来上がり (注) p = 1 のときは、0で割ることになり、この方法が使えませんが、p = 1 のときの、a「n+1] = a[n] + q は、公差qの等差数列なので、計算はもっと簡単) 「3項間の漸化式」の場合も、計算過程は、もう少し面倒ですが、基本の考え方は同じです。 代表の形は、a[n+2] = p*a[n+1] + q*a[n]、 で、今度は、a[n+2] - α*a[n+1] = β{a[n+1] - α*a[n]} となる、α,βがあるといいなぁ、と、考えます。「2項間」のときと違って、左辺に、α*a[n+1]を移項しているので、公比はpじゃダメ、別の文字(ここではβ)を使わないといけません。 で、今度は、さっきと逆に、先に、α,βの方を求めてみます。 展開・整理をすると、a[n+2] = (α+β)a[n+1] - αβ*a[n]、 元の、a[n+2] = p*a[n+1] + q*a[n] と比べると、 p = α+β、q = -αβ なので、α+β = p, αβ = -q、 2次方程式の解と係数の関係から、α,βは、t^2 - pt - q = 0 の2つの解として、求めることができます。 質問の問題だと、t^2 - 2t - 2 = 0 の解だから、1±√3 になります。 とりあえず、α = 1-√3、β = 1+√3ということにしておきますが、面倒なので、もうしばらく、α,βで表していきます。 α,βは、2解のうち、どっちがどっちでないといけないことはないので、 a[n+2] - α*a[n+1] = β{a[n+1] - α*a[n]} が成り立てば、 a[n+2] - β*a[n+1] = α{a[n+1] - β*a[n]} も成り立ちます。 a[n+1] - α*a[n] = c[n]、a[n+1]-β*a[n] = d[n] とおいてやると、 c[n+1] = β*c[n]、d[n+1] = α*d[n] で、 {c[n]} は、初項が c[1] = a[2] - α*a[1]、公比がβ、 {d[n]} は、初項が d[1] = a[2] - β*a[1]、公比がαの等比数列なので、 c[n] = a[n+1] - α*a[n] = c[1]*β^(n-1) … (1) d[n] = a[n+1] - β*a[n] = d[1]*α^(n-1) … (2) となり、 (1)-(2) … (β-α)a[n] = c[1]*β^(n-1) - d[1]*α^(n-1) これで、両辺を、(β-α)で割れば、a[n]の一般項の出来上がり、で、 あとは、実際の値を代入していくだけですね。 (あ、あと、a[n]をx[n]に換えとかないと)