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政治を勉強するのは変?
- 権利を持つからには、権利を行使するにふさわしい知識、見識を持つべき
- 政治に参加するにふさわしい知識、見識を得るため勉強し、議論する
- 政治の知識が浅くともかまわないというのはどういうことなのでしょうか
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>政治を勉強するのは変? ↓ お考えには、全くおかしな所が無く、是非、初志貫徹されます事を、政治に関心を持たれ学ばれる事をお薦めしますし期待しております。 >政治に参加するにふさわしい知識、見識を得るため勉強し、議論する。 家族、親戚とはうまく議論できているのですが、友人に話を持ちかけると態度が変になる 場合によっては私が危ない人であるかのように言うのです。 >>日本は国民主権である以上、国民が十分な知識を持っていないと国が傾くのは当然、 ひいては自分、家族にも不利益を受けることになるというのに、 政治の知識が浅くともかまわないというのはどういうことなのでしょうか。 その場の雰囲気やお友達の心理状況や発言の意図が良く分りませんが、勝手に推測すると・・・<順不同> ◇世渡り上手・処世術の面から、直接の当事者でもなくて、政治問題への価値観や信条で本音で意見対立しては損という考え方がある。 政治・宗教・思想信条・学歴・国籍・身体的欠陥等は、昔から顧客や良く知らない人への営業・訪問・挨拶の会話では避けるように指導されて来た。 ◇間違った伝説・思い込みでしょうが・・・為政者にとって「国民は政治的に無関心・寝ていてくれた方がやり易い」との本音・誤解がある。 これは、特権階級的に自分らに任せてくれた方が良い、合意形成が容易になると国民側も親方日の丸の依存体質での持たれ合い・無気力な政治状況が続いていた事の弊害である。 ◇主権者であり、政治について参政権・選挙権や政治問題への関心・勉強は大切な事であり、場合によっては占拠&被選挙権とかの問題、外国人地方参政権や憲法問題への意思決定、世論形成や合意形成にも必要であり、政治関連の職業に就く事もあると思います。 例えば、そのまんま東さんも、志を持ち再入学して政治学を学び宮崎県知事に転身され大活躍されたのは記憶に新しい。 今後も、地方選・衆参議員選挙に立候補や投票行動に必ず役立つとも思います。 表情や意思の不明瞭・不鮮明が、波風立たず・嫌われず・警戒されない生き方だという名神・無気力・他力本願の主権・国益・国運への無気力・無関心が政治の淀み・金権腐敗・非効率の温床・原因だと思います。 仰るように、大切な政治の勉強は、言い換えれば、国民として主権者としての重要な責任・役割・義務であり、これらの国政への建策・提言・批判のレベルアップや具体性具現性を高めるスキルでもあると思います。
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- pupurr
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>>政治の知識が浅くともかまわない という意見は、政治家や政府側にいる人には都合がいいからです。 大衆が知識がなければ、容易に動かせるからです。 たとえて言えば、知識のない国民あいてに消費税を上げるのが簡単ということ。 また、簡単に丸め込めるようなことを言っても、大半が信じます。 政治は、国民に知識をつけてもらいたくないものです。 それは、世界各国でも共通してるものです。 権力とはそういうものです。
お礼
権力という力の性質がこういう方向へ導く力を持っているのですね。 逆に考えるならば、敵国のスパイの扇動にも簡単に丸め込まれるということにもなるのでは・・ 身近な例えでは、明らかに怪しいカルト教団に入信してしまうとか。 そうなるとかえって支配が難しくなるかと、欠点のない方策はないですね。
- tyr134
- ベストアンサー率51% (851/1656)
政治に関心を持つことも、国民主権であるから国民が十分な知識を持つべきという主張もよく分かりますし変では無いとおもますよ。 義務教育程度で十分という意見もありますが、その義務教育レベルすら知らない(忘れた?)人も多いですしね。 1・君主制と共和制とはなにか 2・民主主義とはなにか 3・普通選挙とはなにか 4・三権分立とはなにか 5・議院内閣制とはなにか 6・衆議院と参議院の違いは何か 7・GDP(国内総生産)とは何か 8・資本主義、(マルクス・レーニン主義でない)社会民主主義、共産主義(マルクス・レーニン主義)などの違いはなにか ..etc これ位は答えられるようになって欲しいですね。(何れも義務教育レベルで答えられるはず) とはいえ、政治について友人や同僚などと議論するのは日本では難しいかもしれませんね。 日本人が政治を議論しない国民性だったわけでは無いようですが。 むしろ、60年安保とか平和運動とか政治に対して行動を取ることも多々あった。 ただ、それらは何れも外圧や内ゲバなんかですべて失敗している。 団塊の世代なんかは、もろにその時期を生き抜いてきた(挫折した)人々であり、団塊の世代ジュニアは敗北感にうちひしがれる親の姿を見てきた。 その子供は、そもそも政治に興味を示さなくなった。 なんて分析をどっかの社会学者が言ってた気がします。 真実のほどはさておき、最低限の知識を持つべきではあるとは私もおもいます。 ただ、個々人の興味関心はそれぞれだし、そういった自由は認められるべきですしね。 投票率にしたって100%なんて言われたら、どこぞの独裁社会みたいですしね。 まぁ、ゆったりと構えてればいいんじゃないでしょうか。
お礼
休日の、このような朝早くからありがとうございます。 >政治に関心を持つことも、国民主権であるから国民が十分な知識を持つべきという主張もよく分かりますし変では無いとおもますよ。 義務教育程度で十分という意見もありますが、その義務教育レベルすら知らない(忘れた?)人も多いですしね。 同意ありがとうございます。心強いです。 以下の箇条書きの事項、私は義務教育でおおよその形を理解して、大学の基礎教養で復習して、 しっかりと理解した形になりました。 大学、基礎教養を選択 としなかった人にもなにかしら機会があればよいのですが。 >日本人が政治を議論しない国民性だったわけでは無いようですが。 むしろ、60年安保とか平和運動とか政治に対して行動を取ることも多々あった。 ただ、それらは何れも外圧や内ゲバなんかですべて失敗している。 団塊の世代なんかは、もろにその時期を生き抜いてきた(挫折した)人々であり、団塊の世代ジュニアは敗北感にうちひしがれる親の姿を見てきた。 その子供は、そもそも政治に興味を示さなくなった。 なんて分析をどっかの社会学者が言ってた気がします。 学生運動の後遺症というわけなのでしょうか。 一般的にはそのような傾向があるのですね。 >投票率にしたって100%なんて言われたら、どこぞの独裁社会みたいですしね。 そうですね。100%は怖いですね。投票しないという選択もあってもいいと思うので、 過半数をすこし超えたあたりが理想だと個人的に思います。
- nasi000
- ベストアンサー率19% (100/514)
基本的には義務教育を受けていれば十分と考えるのが民主主義ではないでしょうか。(勉強してない人、できない人を自己責任と考えるのか、教育の指導不足と考えるのかはとりあえず別問題として)。 政治関係の事をよく知っているというのは、料理のことをよく知っていると同等の事柄です。 いろんな人がいて、いろんな考え方の人がひとり一票もっており、それ以上の影響力を持ちたい人が政治家になったり官僚になったりジャーナリストや作家として政治ごとを広く語ったりしているという事です。
お礼
>基本的には義務教育を受けていれば十分と考えるのが民主主義ではないでしょうか。(勉強してない人、できない人を自己責任と考えるのか、教育の指導不足と考えるのかはとりあえず別問題として)。 私の疑問の解決は、義務教育という方向からのアプローチが必要ということですか、 (詳細はともかくとしまして) >政治関係の事をよく知っているというのは、料理のことをよく知っていると同等の事柄です。 いろんな人がいて、いろんな考え方の人がひとり一票もっており、それ以上の影響力を持ちたい人が政治家になったり官僚になったりジャーナリストや作家として政治ごとを広く語ったりしているという事です。 種類多様性の肯定が健全な社会を構成するというのは私も同感です。 しかし、さすがにこれはちょっと・・・と思わさせてくれる人が、 万人に一人どころではない割合でいるのが怖いのです。 多方面からのご意見、ありがとうございます。
- covanonki
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二極論で物事を考えるのはいかがなものか、と思います。 私が政治に関心を持ったのは30を過ぎたころからですし、そこから派生し、経済のことまで調べるように なってからは1年も経過していないと思います。(プロフィールは公開していますから、過去の回答欄で 私がどのような回答を行っているかもぜひご覧ください) つまり、どんな人間にも、政治を学び始めるタイミングが必要ですし、またそれぞれの人に応じて理解で きる、関心が持てる内容も異なるということです。 今自分が会社の赤字経営の再建に必死な人に政治に関心を持て、と言ってもとてもそれどころじゃないで しょうし(いえ、むしろそんな立場の人だからこそ政治に関心も持つのでしょうが)、次のコンサートに 向けて必死に練習に打ち込んでいる音楽家に政治のことを考えろ、といっても、それもまた難しい話だと 思うのです。 とはいえ、あなたが感じていらっしゃるように、国民が政治に関心を持たないことが結果的に政治を腐敗 させ、自らの首を絞めていることに気づいていない日本国民が多すぎることも非常に問題だと思います。 であれば、そのことが問題であると気づいた人が、その人たちなりに問題を統計的にまとめ、論理的に伝 えていく努力をすることが必要なはずです。 そのためには、相手が理解しやすいような加工、関心をもってもらえるような工夫が必要なはずです。 >日本は国民主権である以上、国民が十分な知識を持っていないと国が傾くのは当然、 >ひいては自分、家族にも不利益を受けることになるというのに、 >政治の知識が浅くともかまわないというのはどういうことなのでしょうか。 これは「絶対論」ですよね。国民が政治に十分な知識を持っていない時代でも国が順調に発展していた 時代もありましたし、たとえ国が傾いたとしても不利益を得ない家族もいます。 そして、何よりもあなたのご友人たちはみな、「政治の知識が浅くともかまわない」と断定的に考えてい る人などそれほど多くは存在しないはずです。 もしいるとすれば、あなたがしつこく問いかけたため、売り言葉に買い言葉でそう言葉を発しただけ。 「関心を持ちたくとも持つ時間がない」 「関心を持ちたいがきっかけがつかめない」 「そもそも政治のことがよくわからず、関心を持つことができない」 「政治よりも自分には興味があることがたくさんある」 など、さまざまな理由があるはずです。 たとえば、「男性より女性の権利が制限されているのはおかしい」。この考えにあなたは賛同できるで しょうか。 今でこそ声高に叫ぶ人は以前に比べて減りましたが、特にバブル時代、そう叫ぶ人たちがたくさんいまし た。そしてみんな思ったはずです。「男女は平等であるべきだ」と。民主主義なんだから、平等でないの はおかしい、と。 この考え方が、いわゆる「絶対論」ですよね。 今、この男女平等社会を声高に進む人は減りました。ですが、その人たちはこんなことを代わりに叫んで います。「小泉構造改革により、格差社会が生まれた。大企業を優遇する制度はおかしい」と。 さて、どうでしょう。以前の日本には格差社会はなかったのでしょうか。そう。以前の富裕層とは、すな わち男性。以前の貧困層とは、すなわち女性。つまり、以前の男女不平等社会が現在の格差社会にすり変 わっただけなんです。そして、「男女」であれば同じ家計の中で生活し、男性が女性の生計を支えること が可能でした。「格差社会」では同じことはできませんよね。 あなたが絶対論を展開し、あなたの周囲の人たちが政治に関心を持つ機会を奪ってしまったのでは、本末 転倒ではありませんか? 結果的にあなたが理想とする社会が失われてしまいます。 まあ、私はぜひ、あなたと政治の話題を語り合ってみたいと思いますけどね。
お礼
私の質問にこれほどまでの長文の回答、そして時間を費やしていただきありがとうございます。 >つまり、どんな人間にも、政治を学び始めるタイミングが必要ですし、またそれぞれの人に応じて理解できる、関心が持てる内容も異なるということです。 確かに昔は関心がもてなかったのに、大人になってから特に興味が沸いたというのはよくあります。 しかし、知らなかったら即死につながる知識においては理解できるようになってから、 関心を持つようになってからとはいかないと思うのです。 例題としまして、作動中の洗濯機にもぐりこんで死亡した事故などが過去にありました。 上の考え方を参政権に置き換えまして、20歳になったときには政治の知識の基礎は備えている ようにすると。 「これを達成させるのが義務教育なのですが、私の実感としては足りない気がします」 >今自分が会社の赤字経営の再建に必死な人に政治に関心を持て、と言ってもとてもそれどころじゃないでしょうし そうですね、私の質問は極端でした。何事もバランスが重要ですね。 人生の大半の時間が、 ひとつのことに向けて必死にならないといけないということはまずないと思うので、 時間に余裕があるときに基礎知識だけでも学ぶのがいいですね。 >これは「絶対論」ですよね。国民が政治に十分な知識を持っていない時代でも国が順調に発展していた 時代もありましたし 民主主義かつ事実上の国民主権でそのような時代がありましたか。 >そして、何よりもあなたのご友人たちはみな、「政治の知識が浅くともかまわない」と断定的に考えている人などそれほど多くは存在しないはずです。 もしいるとすれば、あなたがしつこく問いかけたため、売り言葉に買い言葉でそう言葉を発しただけ。 「関心を持ちたくとも持つ時間がない」 「関心を持ちたいがきっかけがつかめない」 「そもそも政治のことがよくわからず、関心を持つことができない」 「政治よりも自分には興味があることがたくさんある」 など、さまざまな理由があるはずです。 当てはまる人もまずまずいましたが、当てはまらない人もまずまずいました。 「みえている」世界がとっても狭い人が; 以下 絶対論の危険性を例題を用いて説明されたのだと思いますが、どうにもピンとこないです。 >あなたが絶対論を展開し、あなたの周囲の人たちが政治に関心を持つ機会を奪ってしまったのでは、本末転倒ではありませんか? 質問文には書きませんでしたが、友人に対して、このぐらいの政治の知識は知っておくべき、 と強硬な言い方はしておりません。私の考えが伝わるようにと質問にはこのような書き方をしました。 誤解させてすいません。 貴重なご意見ありがとうございます。重ねて感謝いたします。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
政治を勉強する、て具体的には どんなことをしているんでしょう。 おそらく、新聞などを見て、色々関心を持って 自分なりに考え、参加実行する てことですかね。 政治を勉強するのは結構だと思います。 ただ、国民が総て政治に関心を持つような社会だと 混乱するだけで、結局民主制は上手く機能しない と言われています。 反対に、全員が無関心ではこれまた上手くいきません。 無関心層と関心層がバランスをとっている 社会でないと駄目ということです。 だから、貴方が関心を持つのは結構なことですが 他人が感心を持っていないから、と非難するのは どうかと思います。
補足
>政治を勉強する、て具体的には どんなことをしているんでしょう。 大学では経済学を、個人的には民法、行政法から日常生活にかかわるものを調べ、 外務省HPから国会中継を見る。ネット上で政治に関して討論したものを見る。 というところです。 >ただ、国民が総て政治に関心を持つような社会だと 混乱するだけで、結局民主制は上手く機能しない と言われています。 反対に、全員が無関心ではこれまた上手くいきません。 無関心層と関心層がバランスをとっている 社会でないと駄目ということです。 この理由をぜひお聞かせ願いたいです。 >他人が感心を持っていないから、と非難するのは どうかと思います。 非難・・・確かにそうなりますが。 最低水準はある程度あってほしいのです。 無防備なお金持ちがいたとしたら、混乱をきたさないなどありえないのですから。
- Yodo-gawa
- ベストアンサー率14% (133/943)
現状維持を望む為政者は、国民はバカでいいと思っています。 だからこそ、民主党政権なんてできあがったのでしょうが・・・。 政治システムに関しては、学生時代から勉強していますから、ある程度は分かるでしょう。 但し、政治家については、そのものの言葉が矛盾しているかどうかを判断基準にする ぐらいで充分です。ゴシップ誌などを見て分かったつもりになるのは、最も愚かですので、 選挙前にだけ蠢く報道に左右されない賢さ(情報リテラシー)を持って下さい。
お礼
>現状維持を望む為政者は、国民はバカでいいと思っています。 だからこそ、民主党政権なんてできあがったのでしょうが・・・。 以前から国会中継ノーカット版を見ているのですが、民主党は為政者もバカなのではないですか? とても尊敬すべき「おとな」には見えませんでした。 >ゴシップ誌などを見て分かったつもりになるのは、最も愚かですので、 選挙前にだけ蠢く報道に左右されない賢さ(情報リテラシー)を持って下さい。 ゴシップ誌には興味がありませんし、選挙前になると急にきれいな言葉を発するのは中学校の選挙で よく実感しました; ご忠告 回答ありがとうございました。
- ksm8791
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議論する場がないから関心もないのでは? 学生運動も労組のストライキもひと昔前のことのように感じます。 日本は友人とでも職場でも政治の話はしにくい空気がありますよね。 若い人にとっては政治の話は盛り上がらないどころか・・といった感じですよね。 『格差の問題』や『雇用問題』についても、もっと以前より日常的会話で議論されていれば状況は変わったかもしれませんよね。少なくても関心は高まっていたはずです。 ネットがかろうじて『意見を交流させる場』として残されていますが、サイトによってはTVと同様に権力側の都合に応じた世論誘導型になっている気もします。 マスコミ報道はかなり偏っています。しかし、大抵は他に議論する場がないから鵜呑みにするしかないのです。 消費税増税についても財政再建するにはこれ以外の方法はないかのような論調になっています。本来であれば景気回復や格差是正、雇用問題なども含めたうえで議論すべきはずです。 ここでは「富裕層が日本をダメにした!」和田秀樹著(宝島社新書)より、メディアを使って行われる「金持ちの嘘」について紹介いたします。 『一見、従来よりも合理的でよいシステムに思えることが、実は金持ちの嘘であるということは多い。 小泉・竹中ラインが推し進めたさまざまなことも、大方の日本人は正しいこととして支持したが、いまとなっては巧妙な嘘であったと考えざるを得ない状況になっている。「アメリカ型の企業にしないと国がだめになる」「貧富の差をつけないと人は頑張らない」「日本型経営では世界に通用しない」といったことが盛んにアナウンスされたが、ヨーロッパのように重税で貧富の格差が小さいほうが実は国際競争力が高いといった事実は決して明らかにされなかった。 グローバルスタンダードという言葉も頻繁に使われ、小泉・竹中ラインの経済政策が世界の趨勢であることを印象づけた。アメリカンスタンダードに過ぎないものを世界標準と信じ込ませたのだ。』 『フィンランドにしてもスウェーデンにしても間接税も高いが、直接税も高い。日本の報道番組では税金の話が出るとき、ヨーロッパの消費税をグラフ化し、いかに日本と比べて高いかを示すことがあるが、ヨーロッパでは直接税も高いということはグラフ化してみせない。金持ちの味方であるマスコミの手法だ。』 ◎質問の内容から離れてしまいますが、少し話を続けます。 2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン。 彼は自身の本「格差はつくられた」のなかでこう説いています。 「アメリカはリベラルが強かった時代のほうが良かった」 また、彼は「国際競争力というものはペテンだ」と言い国際競争力をつけなくてはいけないからと言って賃下げをするのは愚の骨頂だと主張しています。 第二次世界大戦後イギリスやフランスといった戦勝国でさえボロボロになったのに対し、アメリカだけがなぜか戦後不況に陥らなかった。 どうしてかというと「総中流化した国民が概ね経済的にゆとりを持てていたから」なのだそうです。 最低賃金を上げたり、労働組合に対する規制も緩める政策をしたルーズベルト。 その後のトルーマン大統領はさらに高額所得者への最高税率を上げることもしました。 その結果何が起こったかというと、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、自動車といった製品を一般庶民が持てるようになったのです。 生活水準の大圧縮のおかげで多くの人の生活水準が上がり、企業は何を作っても売れるようになったということです。 ここで歴史をひもといてみます。日本がアメリカに勝ったのは家庭用ビデオデッキが開発された時でした。日本のビクターがVHS、ソニーがベータ、アメリカが別の方式でした。 発売当初の値段はビクターもソニーも25万円くらい、アメリカ企画の製品は1000ドルぐらいでした。 当時は1ドル250円くらいだったので同程度の値段といえるでしょう。 ところがアメリカでは70年代半ばから貧富の差が開きはじめていましたから大衆には手が出せないものになっていたのです。 一方、日本の一般労働者はボーナスをはたいてもビデオデッキを買いました。 しかし、アメリカの労働者は1000ドルのビデオデッキは高いといってなかなか買いません。 日本は順調に売り上げを伸ばしていきました。そして大量生産が可能になっていくのです。 結果的にどんどん価格を下げることができ、アメリカ市場においてもアメリカの規格を駆逐するまでになったのです。 それ以降、8ミリのビデオカメラも同じ状況でした。日本が先行して売れて大量生産が可能になりました。その後アメリカでも1000ドルをきる値段で売り出すことに成功し、とたんに猛烈に売れだしたということです。 私はここに経済再生のヒントがあると考えています。
お礼
これほどの長文でもって回答をしてくださってありがとうございます。 >日本は友人とでも職場でも政治の話はしにくい空気がありますよね。 私はまだ若輩者なのでksm8791様ほどの実感はありませんが、 念頭におくようにします。 >ここでは「富裕層が日本をダメにした!」和田秀樹著(宝島社新書)より、メディアを使って行われる「金持ちの嘘」について紹介いたします。 紹介されるということは、ksm8791様も読んだわけですね。 私もマスコミの報道の手法には疑問を持っています。 大学で経済を学んだので、ニュースで行われた経済政策の説明がどうも足りない、 納得するほどの情報が出ていないということを感じます。 >質問の内容から離れてしまいますが、少し話を続けます。 質問の趣旨からははずれますが、こういう話も好きなので、大変参考になりました。
お礼
私の質問に丁寧かつ多面的なご意見ありがとうございます。 >お考えには、全くおかしな所が無く、是非、初志貫徹されます事を、政治に関心を持たれ学ばれる事をお薦めしますし期待しております ありがとうございます。 これからも時間が許すときには勉強を怠らないようにします。 >その場の雰囲気やお友達の心理状況や発言の意図が良く分りませんが 私と相手の1対1の時で、仕事、大学で学んだ分野などいわゆる「まじめな話」の時に話題にしたのが ほとんどです。 その他、正論であるかどうかにかかわらず、政治の話を避けたい理由、 原因があることがよくわかりました。 重ねて感謝いたします。