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筋肉の持久性について
こんばんは。 現役で長距離をやっているものです。 大腿前部の筋肉(大腿四頭筋など)と大腿後部(ハムストリングス)ではどちらが持久性によりすぐれているのでしょうか?
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通常、ヒラメ筋などは、はっきりと姿勢保持の為の抗重力筋として遅筋(タイプI繊維)が多いとされていますが、大腿四頭筋とハムとは抗重力筋でもありますし、大きな動きを起こす大筋群でもありますから、速・遅筋が半々に混在しています。どちらが、より持久性が高いかという設問に対する解答の提出は、甚だ困難に思われます。ただ、今日の科学では、混在率の微細な違いは遺伝的関与が大きいとされていること、そして、性差による混在比に差異はないということになっています。また、速・遅筋バランスは、レジスタンストレーニング、または、有酸素性運動によって、有意に変化することは、ご存知のことと思います。 ですので、あとは推理です。例えば、レッグエクステンションとレッグカールでは、エクステンションの方が強いのはご承知のとおりと思いますが、強い筋力=速筋とすれば、速筋系は大腿四頭筋、遅筋系はハムになります。 また、科学的データによる加齢に伴って発生する主に速筋の筋量減少問題があります。それによると、最も著しい筋厚の減少は大腿四頭筋ということになっていますから、こちらも大腿四頭筋が速筋系、ハムが遅筋系ということになりましょうか。 しかし、加齢によって目立つのは大腿四頭筋よりもハムという見解も有り、こうなると、加齢によって速筋がより衰えるということになっていますから、ハムが速筋系ということにもなりましょうが、しかし、ハム側には脂肪も蓄積しやすく、で、加齢とともに筋量の他に脂肪の蓄積量も減少して、より肉がゲッソリと落ちたように見えるのかも知れません。 以上の結果、遅筋量が多いと考えられるハムの方が、より持久性に優れていることになりましょうか。勿論、確信は持てません。ご参考までに申し上げました。
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- Willyt
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直接の回答にはなっていませんが・・・(^_^;) 筋肉は部位によって耐久性が決まるのではなく、その鍛え方によって変わります。筋肉には遅筋と速筋があり、筋肉はこの二種類で構成されており、前者は耐久性はあるけれども大きな力は出ず、後者は大きな力が出るけれども耐久性がないのです。通常の筋トレで鍛えられるのは速筋で、これを鍛えることでは長距離での耐久性は改善されません。長距離のためには遅筋を鍛えなければならず、これは頑張るのではなく、軽くジョギングすることで鍛えられるそうなのです。マラソン選手は一週間のうちの大半は軽いジョギングばかりを行ない、たまに力走するだけだとマラソン選手から教わりましたよ。 従ってどの部位でも軽く、しかし長時間動かすことで耐久性が増すということになりますね。
お礼
回答ありがとうございました。 参考になりました。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
なるほど。 では黒人長距離選手のハムストリングスが日本人に比べて筋力的にも著しく発達しているのは、彼らの競技能力に少なからず影響しているのでしょうか?