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すがわらのの”の”ってなんですか?
菅原道真とかって すがわら の みちざね とか”の”が入りますよね? その”の”ってなんですか? 口語で 「菅原の家の道真です」みたいに紹介していたのが いつしか名前になってしまったとか・・・。 調べてもわからなかったのでぜひわかる方お教えください。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 「すがわら の みちざね とか”の”が入りますよね?その”の”ってなんですか?」 についてですが、「菅原の(朝臣-あそみ-)道真」の「朝臣」が省略されたものと言われています(真人・宿禰・忌寸でも同じです)。「朝臣」は天武天皇が定めた「八色の姓-やくさのかばね-」の上位2番目にあたる姓で、1番目には近い皇族に与えられた「真人」がありますが、藤原氏のように有力な氏族が「朝臣」であったこともあり、多くの氏族が「朝臣」を賜姓されることを望むようになります。菅原氏ももともと野見宿禰の子孫で、土師宿禰と称していたものが、桓武天皇の母方に連なることから、菅原宿禰に改姓し、続いて菅原朝臣を桓武天皇から賜った経過があります。 真人・朝臣・宿禰・忌寸などの姓を持つ者は貴族であり、土地を所有しているのが一般的なので、「○○の朝臣(真人・宿禰・忌寸)」の姓が省略された「の」は、貴族や土地の所有者であることを示すとも言われるようにもなります。(司馬遼太郎か海音寺潮五郎が書いていたように思います) 以上、参考まで。
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- aran62
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名字はもともと、自分の身内と他人を区別するための符号として発展したものと言われている。 ですから質問者の指摘のとおり、・・・家の丸々だったと思われます。 日本においては皇族が臣籍降下する際に名乗る氏の一つであったのが源までであって、そこまでは菅原家の道真とか源家の義経とか名乗ったと思われる。 北条以降足利とかは地方の豪族らの成り上がりで由緒が無くなったので「何々家の」と名乗っても仕方ないので「何々家の」の「の」がなくなったと思われる。
お礼
なるほどー。 何々家のという意味でよかったんですね。 ありがとうございます。
「菅原の家の道真です」という意味だったんでしょうね。 清水次郎長(清水の次郎長)という人もいましたが (^^; この人の場合「次郎長」は「次郎八の家の長五郎」を縮めたあだ名というか呼び名だったようですが、「清水の」は清水という土地出身だから。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E6%AC%A1%E9%83%8E%E9%95%B7 何々の、というのは外国にもあって、フランス貴族などのde(ド)もそうだし、昔のイタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチも「ヴィンチ村のレオナルド」だと。英語のofと考えるとわかりやすそうです。 http://okwave.jp/qa/q2652511.html ※ゆえにイタリア語ではダ・ヴィンチでなくレオナルドと呼ばれる。
お礼
なるほど~。 日本だけでなく、世界で共通だったんですね~。
- te12889
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回答でなくてすみません。 感覚的には、源頼朝・義経あたりまでで、足利氏や戦国武将あたりからは使われてませんよね。 朝廷のもろもろの力が衰えたのが影響したのかも・・・。
お礼
ふむふむ・・・。 ありがとうございます。
- fantasyman
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他にも関連性のある質問があるので、そちらを紹介します。
お礼
なるほど、他でも質問あったのですね。 この質問と回答を先に見つけられてれば・・・。 ありがとうございます。
貴方の言っている通りです。
お礼
ありがとうございます
お礼
歴史にお詳しいですね。すごいです。 非常に参考になりました。 ありがとうございました。