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温泉お猿さんについて
このカテゴリーであってるか?ですがペットではないのでココで質問させてもらいます。 よく山奥の温泉にお猿さん(他の動物もいますが)入ってるのTVとかで見ますよね。気になってるのですが お猿さん達,温泉に浸かってる間は温かくていいけど、上がった後は濡れた毛をどうしてるのでしょうか?タオルなんてないし、でも全身濡れたままだと寒いと思いますがそのままなんでしょうか?少し濡れただけならまだしもずぶ濡れですよね…舐めて乾かす…にはちょっと大変ですよね…わかる方 教えてください。
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No.4のJagar39です。ちょっと追加補足です。 ヒトが体毛を失ったのは、別に「退化」したわけではなく「放熱に特化した」進化の結果です。 言い換えると、「体毛を退化させたのは放熱に適応した進化の結果」というわけですが。 なのでモンゴロイドのような寒冷地に進出した人類も、体毛を復活させるのではなく顔の形などをマイナーチェンジして放熱を少し押さえる方向で対応しています。 手足がひょろりと長いのも放熱に有利な構造なので、言い換えれば寒冷地には不利な体型です。 ですから先の回答でも書きましたが、ヒトやサルは「熱帯モデル」が基本であり、マイナーチェンジで寒冷地に対応しているに過ぎないのです。本格的に寒冷地に適応している海獣類と比べてみれば一目瞭然でしょう。 ちなみにお湯であっても蒸発するときに体から気化熱を大量に奪うので、全身濡れネズミになるというのはサルにとってもリスキーな状態であることに変わりありません。冷たい水なら気化する前にも「水を温める」ために体温を奪われますが。 毛細血管を収縮させても「奪われない」ということではないので。 なのでサルが温泉に入っても何の問題もない、ということではなく、リスクと快楽を天秤にかけて快楽の方が大きいから入ってくるだけなのでしょう。
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獣医師です。別にサルを専門としているわけでもなんでもありませんが、クマやサルの調査捕獲に協力していたりして少しは関わりがあります。 サルや人類を含めた霊長類は元々アフリカで進化した動物で、ヒトも含めて寒冷地にそれほどうまく適応しているわけではありません。そりゃもう寒冷地で暮らす他の動物と比較すれば一目瞭然ですが。ニホンザルにしても、顔と尻が皮膚むき出しですよね。 ニホンザルの毛皮は、冬を越すには必要な装備は備えていますが、毛皮もアンダーコートもそれほど厚くないので、長時間温泉に入っていれば体は容易に濡れると思います。手足など、濡れに対しては防御が薄い弱点も抱えていますし。 そもそもアフリカで進化した霊長類の体は、「放熱」に有利な基本構造です。冬に雪が降るような地域にまで進出したのはヒトとニホンザルくらいで、他の霊長類は全て熱帯や亜熱帯地域に留まっています。 ヒトもモンゴロイドは寒冷地に適応していますが、なんせ基本が「熱帯モデル」のマイナーチェンジで寒冷地適応しているに過ぎないので、それほど本格的な適応はしていません。 ですから、ヒトほどではないでしょうけどサルも湯冷めも湯あたりもすると思いますよ。 あの程度の毛皮+アンダーコートの装備では、雨くらいは難なく弾いて濡れることはないでしょうが、温泉に入ると水圧がかかりますから。冬に川を泳いで渡った後に凍死したサルを見たこともあります。濡れなきゃ凍死はしないです。 要するに程度問題、ということでしょう。寒冷地対応はしていますが水中生活に適応しているわけではないので、冬に温泉に入るなんてのはサルにしてもそれなりにリスキーな行為のはずです。 ちなみに余談になりますが、サルに限らず野生動物は種々の病原体を持っています。 湯船を共有する、というのは衛生的にはかなりの「濃厚接触」になりますよ。お湯の温度って多くの細菌にとっては至適温度ですし、入れるぎりぎりの熱さくらいの温度でも増殖可能な菌はあります。 志賀高原のある温泉旅館では、やはりサルがよく露天風呂に入るそうなのですが、サルが入っているのを見つけると追い払ってから湯を一度全部抜いて入れ替えていました。 私もあまり気にはしませんが、調査捕獲や死体の解剖をたまにしますけども、こいつらと湯船を共有する気にはとてもなれないですね。
- suiran2
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サルは水鳥と違いますから毛に防水性はありませんのでずぶ濡れになります。湯から上がりますと「寒冷地適応」と言いまして皮膚の毛細血管が収縮し熱を逃がさない機構が働きます。ですから湯冷めもしませんし風邪も引きません。湯上がり後のずぶ濡れの毛は、サルの体温が39℃と高いことと湯温が41℃~42℃と高めなこととも相まって30分程度で乾いてしまいます。しかし、毛が乾くまではどちらかと言いますと温泉の周囲の暖かな石の上等で過ごす傾向があるようです。ドライヤーを設置してあげればおそらくその前で毛を乾かすのではないかと思います。 ニホンザルは英語でスノー・モンキーと言います。吹雪の中でサル団子を作りまして雪だるまのようになりながらも寒冷地適応の生理的な機構で凍死もしないで冬を越すことが出来る唯一のサルです。ですから欧米人にとっては驚きの気持ちからスノーモンキーと名付けられたのだと思います。 蛇足ですがモンゴロイド(日本人もそうですが)は「寒冷地適応」出来る人類です。生まれたての赤ん坊の頃からパンツ一丁で育てますと日本では裸で生活できるまでに適応します。スキー教室でしょうか雪の中を半袖で滑っている子がいまして本人に聞いてみますと裸で育てられたと言っていました。理論ではなく実践する親御さんがいるとは驚きでした。
お礼
寒冷地適応ですか。何か車の寒冷地仕様を思わせますね。血管が収縮すれば体温が下がる事はないという事ですか?(暫くは冷えないという事ですか?)何だか色んな見解があって凄く勉強になってきました。湯船に長く浸かってるとかなりずぶ濡れですよね、あれも自然に乾くんですか~タオルを使ったとしてもかなり時間がかかりそうなのに凄いですね、私は地獄谷には行ったことないのでわかりませんが かなり湯気?蒸気?がすごいのでしょうか…。最後の蛇足話もビックリしました。私は絶対できません。 回答有り難うございました。
- cyototu
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猿の温泉で有名は地獄谷や渋温泉付近の温泉の温度は普通の温泉より温度が高いです。確か42~43度ぐらい在ったと思います。だから、最初入るときはアチって感じますよ。数年前に私も渋温泉で年を越したことがあるのですが、そこでは外回湯回りが出来て何軒も温泉の梯子が出来ます。ところが、これだけ湯温が高いと雪のちらつく寒い中でも浴衣一枚で表を歩いても、一向に体が冷えませんでした。 そこへ持って来て、毛皮は布のように水平に編まれていませんので、猿が湯から出て来てブルブルと体を震わせると、ほとんどのお湯は落ちてしまいます。また、残ったお湯も、お腹辺りから真下に向かって出ている毛を伝わって、高温で熱した体が冷える前に大変効率よく下に落ちて行きます。動物の進化の過程で、何故自然は毛皮を選び、布状の構造を選ばなかったのか良く分かりますね。 (余談ですが、外に向かって突き出した毛の生えている毛皮だと、蚊も刺し難いですね。だから、蚊は顔や耳など、毛の生えていないところを狙います。進化って凄いですね。) 更に、アンダーコートがある。これは、例えばボーダーコリーという牧場犬も同じで、油質で水を弾くしっかりしたアンダーコートがあると、その中まで水がなかなかしみ込まず、体を保温してくれます。 これだけいろいろな事が重なっているので、湯上がり後に猿は以外に寒さを感じていない筈です。
お礼
水分をはじく?秘密は毛の構造にあったのですね!お猿さんを見る限りはフサフサの感じしかしなかったのですが、やはり自然は偉大ですね。そう考えると人間は退化の道まっしぐらって感じがします…。 回答有り難うございました。
こんにちは。 このページの、いまご覧になっている箇所のずーと右の方、「このカテゴリで人気のQ&A」で何故か今週のベスト1に輝いている質問が参考になると思いますよ。ぜひご参照下さい(^^;) http://okwave.jp/qa/q3789157.html?from=navi_ranking
お礼
以前にも同じ質問をされた方がいたのですね!やはり気になってる方けっこういますよね! 地獄谷の話しは私も聞いた事がありますがまさか人間が仕組んだ!?とは知りませんでした。まあ体に悪い物ではないからいい…のかな?アンダーコートですか、成る程~そもそも 水分がすぐに飛んでしまうならお猿さんも平気ですよね。ところでお猿さんと一緒に温泉に入ったんですか!?凄く羨ましい!!私の夢ですよソレ!いつか頭にタオルのせてお猿さんとまったりしたいです( ̄▽ ̄;) 回答有り難うございました。
お礼
先の回答と合わせてお礼します。 お猿さんにとって、あったかーい♪と,ほっくりするのと、その後に待ち受ける寒さとどちらがインパクトあるのでしょうね。温泉の温度が42度~位なら大体、何分位、浸かっていられるんでしょうね?回答の中に川で凍死したお猿さんの事がありましたが野生に生きていても、そういう失敗?をする事ってあるのですね。 お猿さんとの温泉で菌の問題があるのは聞いた事があります(だから本来は人とは別の湯船にしてるとか)確かに野生…いやペットでも何かしらの菌はもっていると思います。でも憧れなんですよね。まあ実際地獄谷まで行くのも遠いし、叶うかどうか解りませんがチャンスがあれば菌の事は十分に注意したいと思います。たくさんの回答有り難うございました。