【古典文法】 動詞+使役の助動詞/使役動詞
表題の通り、古典文法の品詞分解の問題で、
動詞+使役の助動詞の場合と、1単語の使役動詞である場合の区別についての質問です。
学校で学ぶ古典文法の範囲では、
使役の助動詞「す」は、四段ナ変ラ変動詞の未然形に接続し、
「さす」は、それ以外の動詞の未然形に接続するというルールがあります。
したがって、
「見す」「着す」の場合は、「見/さす」「着/さす」との比較で、前者は1単語の動詞、後者は動詞+助動詞と判断しなければならないのはわかります。
しかし、
「驚かす」「騒がす」「散らす」「悩ます」の場合は、
上記接続のルールだけ考えれば、四段活用の未然形+助動詞と考えて不都合は生じません。
それなのに、
辞書ではそれぞれ1単語の動詞と説明されています。
それならば、
「養は/す」「泣か/す」などの場合も、1単語の動詞と判断しない根拠はどういうことなのでしょうか?
意味の面に踏み込んで考えるべき問題だろうと思いはするのですが、
考えがまとまりません。
ご存じの方、推測でもよいのでアイデアのある方、ご教示いただければ幸いです。