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古典の敬語について

「奉らせ給うに」 というのは何故、奉らせという謙譲語と補助動詞給うが 一緒についてるんですか? それと敬語動詞と敬語の補助動詞の違いがよく解りません 今受験勉強として敬語を勉強してるんですが全く謎です… 古典って難しいですね。お願いします。

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  • mintochan
  • ベストアンサー率55% (25/45)
回答No.1

>「奉らせ給う」 についてですが、文節で区切ると「奉ら+せ+給う」にならないですかね? 「奉る」って確か「ラ行四段活用」の「差し上げる」という意の動詞だったと思うんですよ。 たてまつ |ら|り|る|る|れ|れ これでいくと"ラ行四段活用の動詞「奉る」の未然形+尊敬の助動詞「す」の連用形+尊敬の動詞「給う(給ふ?)"の連体形」という形になると思います。 で、おそらくわからないのが、「尊敬」と「謙譲」の使い分けだと思います。 これに関しては、下記の例がわかりやすいかもですね。 #1帝「○○」とのたまふ。(帝は○○とおっしゃる。) #2帝に「○○」を奉る。(帝に○○をさしあげる。) ・のたまふ・・・尊敬語 ・奉る・・・謙譲語 です。 上記の違いは、下記です。 #1→「のたまふ」という動作をするのはその一文の中で一番の敬意の対象となる「帝」である。 #2→「奉る」という動作をするのはその一文の中で一番の敬意の対象となる「帝」ではなく、「大臣」である。ここでは「帝」は動作をされる側となる。 という様に動作をする側なのか、動作をされる側なのかということが「尊敬」か「謙譲」かの切り分けのポイントとなります。 「せ給う」と「尊敬+尊敬」の組み合わせとなっているときは、その「せ給う」は「最高敬語」です。 「お・・・なさる」と訳し、その敬意の対象はかなり身分の高い人となります。 上記のことから、 ・奉る→おつきのものが行った行為。 ・せ給う→帝・大臣レベルの身分の高い人が行った行為。 と推理してるんですけどね。 なので、古典の敬語を極めるということにおいて、 ・「尊敬」「謙譲」「丁寧」の動詞の言葉を覚える。 は大切なポイントになってきます。 その敬語が「尊敬」か「謙譲」かを見分けられると、その動作が誰が行ったのかがわかって、文脈がつかみやすくなりますから。 ※是非がんばってくださいね。

akiko924
質問者

お礼

あああー本当にどうもありがとうございました! どこの馬の骨とも知らない私にご丁寧な解説を! また机に向かって頑張ってきます。

その他の回答 (1)

  • tomochan
  • ベストアンサー率42% (9/21)
回答No.2

「奉る」には謙譲の意味も尊敬の意味もあるので その文章の出典と、一文(主語がわかるように)をのせていただけると、もうすこし考えられると思いますが。 動詞と補助動詞の違いは、 例えば、「おっしゃる」とか「賜う」とかは、それ一語で尊敬を表しますよね。 それに対して、「お話になる」とか「お与えになる」は「動詞」+「~になる(補助動詞)」の2つで尊敬を表しますよね。 古典は主語(とくに偉い人)が省略されることが多いから、敬語がわかるようになると、話がよく見えてくると思います。

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