ANo.3です。
>あと、皆さまが言っているのは「解と係数の関係」というものですか?
>今調べてきたのですが、まだ授業でやってないんです。
2次方程式の解と係数の関係は難しくありませんので、簡単に説明しておきますね。
**********************************************************************
次のtの2次方程式の2つの解(虚数解でも構いません)を α,β とします。
at^2+bt+c=0 (a≠0) ・・・・・・☆
すると、この2次方程式は次のように因数分解ができるはずです。
a(t-α)(t-β)=0
この式を展開すると 次のように表せます。
at^2-a(α+β)t+aαβ=0 ・・・・・・※
ここで、2つの2次方程式☆と※はt^2の係数が共にaですから同じもののはずです。
従って、他の項の係数も一致しなければならず、次の関係式が得られます。
b=-a(α+β), c=aαβ
∴α+β=-b/a, αβ=c/a ← これが「2次方程式の解と係数の関係」です。
************************************************************************
>だから「解と係数の関係」を利用せずに解く方法はありますか?
「解と係数の関係」を利用しないと 手間がかかりますが、次のようにして求めることができます。
tan(x)=y とおいて、y+1/y の値を得ます。
y+1/y
=tan(x)+1/tan(x)
=sin(x)/cos(x)+cos(x)/sin(x)
={sin(x)^2+cos(x)^2}/{sin(x)cos(x)}
=1/{sin(x)cos(x)}
=-25/12 (∵ sin(x)cos(x)=-12/25 )
この式の両辺に 12y を掛けて整理すると 次の2次方程式が得られ y=tan(x) が求められます。
y+1/y=-25/12
⇔12y^2+25y+12=0, y≠0
⇔(3y+4)(4y+3)=0, y≠0
∴y=tan(x)=-3/4, -4/3
次に 得られた tan(x) の値から cos(x),sin(x)を求めていきます。
公式 1+tan(x)^2=1/cos(x)^2 から cos(x)^2=1/{1+tan(x)^2} ですので、
tan(x)=-3/4 のとき cos(x)=±1/√{1+(-3/4)^2} =±4/5
sin(x)=cos(x)tan(x) =(±4/5)(-3/4)=干3/5 (複号同順)
tan(x)=-4/3 のとき cos(x)=±1/√{1+(-4/3)^2} =±3/5
sin(x)=cos(x)tan(x) =干4/5 (複号同順)
さて、この得られた sin(x),cos(x) の中には無縁解が含まれています(cos(x)^2から求めたため)ので、それを sin(x)+cos(x)=1/5 と照らし合わせて排除します。
すると、次の組み合わせのときだけ sin(x)+cos(x)=1/5 が成立することが分かります。
∴(sin(x),cos(x))=(4/5,-3/5), (-3/5,4/5)
ここまで来たら、あとは 公式 tan(x/2)=(1-cosx)/sinx を利用して求めていけます。
(大変だったでしょ!)
あと ANo.3 の最後のところで誤記がありましたので訂正します。
> (sinx,cosx)=(-3/5,4/5) のとき
> tan(x/2)=(1-4/5)/(-3/5)=1/3
(正) tan(x/2)=(1-4/5)/(-3/5)=-1/3
>と求められ、 tan(x/2)=2,1/3 だと分かります。
(正) tan(x/2)=2,-1/3
お礼
皆さま回答ありがとうございました。