- ベストアンサー
温度の伝わり方
例えば、同じ物体で100℃のものと90℃のものが隣接しており、100℃のものから90℃ものに熱が逃げるとします。 同様に、同じ物体で20℃のものと10℃のものが隣接しており、20℃のものから10℃のものに熱が逃げるとします。 この場合、共に温度差は10℃ですが、逃げる熱量に違いはあるのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 まず、温度が高い物体Aと温度が低い物体Bがあるとして、それを隣接させると、AとBの境界では温度が不連続に10℃違いとなることはありません。 接した瞬間から境界の温度は、元のAの温度と元のBの温度の中間の温度になります。 そして、境界からA側、B側で、それぞれ滑らかに温度が変わります。 角度90°の崖ではなく、途中に目印として横線(AとBの境)が1本引かれた坂道になるということです。 ですので、「温度差」ではなく「温度勾配」で考えることになります。 温度勾配とは、「1メートル進むごとに温度がどれだけ変わるか」(坂道の急峻さ)を表すものです。 熱伝導は温度勾配に比例します。 ですので、ご質問文に書かれている通り、元々の温度差が10℃であれば熱伝導の速さは同じです。 なお、No.2様のご回答で、「比熱は暖まりやすさ」と書かれていますが、正しくは「暖まりにくさ」です。 また、固体や液体であれば、比熱の温度依存は無視できます。
その他の回答 (2)
- BookerL
- ベストアンサー率52% (599/1132)
逃げる熱量(=温度の低い物体の得る熱量)=物体の熱容量×温度差 という関係があり、さらに、 物体の熱容量=比熱×質量 という関係があります。比熱は物質によって決まっている「暖まりやすさ」を表すもので、一般には温度によって変化しますから、100℃→95℃ のときのその物体の比熱と 20℃→15℃ のときの比熱は違い、従って同じ5℃の温度変化でも逃げる熱量は違う、ということになります。 例えば、水の比熱は、15℃で 4.186(J/gK)、95℃で 4.213(J/gK) と、95℃付近の方が比熱が大きいので、逃げる熱も 95℃付近の方が大きくなります。
お礼
ありがとうございます!
- mugi_to_ho
- ベストアンサー率18% (183/997)
理論値でいえば、同じです。両方5℃分の熱が移動します。 (自然界では周りの空気なども影響するので変わってくる)
お礼
ありがとうございます!
お礼
ありがとうございます。 さらに勉強を進めていきたいと思います。