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黒田杏子の俳句についてですが。
「柚子湯してあしたのあしたおもふかな」はどういう意味ですか。 お風呂に入って何かを考えていますか。作者はなんのことを伝えたいのでしょうか。
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ぷくぷくと浮いて纏わる柚子の香漂う冬至風呂に浸かりながら、そのぬくもりから去りがたく、ついつい長湯をしてしまう。 ああ、あすからはいよいよ冬の季節が始まるのだと思い、衣類やら細かな冬支度に思いめぐらす。年賀状はどうしよう…そういえば来年の干支は何だっけなど。 そして取り留めもなないまま、思いはあの人この人、来し方行く末へと巡って行く。あしたのあしたに私はどうしているのだろう。あしたのあしたもまたこのようにあるだろう、あると好いのだが、あって欲しいものだと、そっと吾が内に願っている私。 そう、あしたのあしたをおもうかな ゆずゆして。 生涯の女書生や柚子湯して 黒田杏子「一木一草」
お礼
返事は遅れてしまって本当にすみませんでした。 なるほど、季節の思いですね。可愛いですなぁ~ 生活はそういうものでしょう。 詳しく丁寧に説明してくれて、大変参考になりました。 どうもありがとうございました。