右寄りの人は、世界の中国系住民のうち、中国大陸在住者だけを悪く言うのは
右寄りの人は、世界の中国系住民のうち、中国大陸在住者だけを悪く言うのはなぜですか?
右寄りの人は、香港・マカオを除く中国大陸(中華人民共和国)在住の、少数民族を除く中国人(漢民族)のことを「シナ人」と呼びますよね。
そして彼らを、礼儀知らずで約束を守らない、間違いを認めない、犯罪者であり、コピー商品を平気で作る、毒入りギョーザを売りつけるような、最低でとんでもない民族であるかのような言い方をします。
それが事実かどうかという議論は質問の趣旨ではないのでご遠慮願いたいのですが、私が疑問に思うのは、次のことです。
中国系住民は台湾、シンガポール、マレーシアを初め、中国大陸以外にもたくさん住んでいます。
これらの中国系住民の祖先は中国大陸から移住して来た人たちで、今でも日常生活で中国語を使い、食事や習慣なども中国大陸在住者とほとんど一緒です。
そうであれば、中国大陸在住者が最低でとんでもない民族であるのなら、中国大陸以外の中国系住民も、同じく最低でとんでもない民族であるはずです。
特に、香港やマカオは、1949年の中華人民共和国成立後に中国大陸から移民して来た人も多く、今でも移民1世が多数住んでいます。
私は旅行で台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシアにも行ったことがありますが、エリートは別にして、そこで暮らす中国系住民の一般庶民は、大陸に住む中国人と大差ない印象を持っています。
たしかに社会主義の中国大陸と、その他の中国系住民が住む国・地域とでは、歩んで来た歴史も、学校教育も異なりますから、多少の性格の違いも出てくるでしょう。
しかし、所詮は同じ民族なのですから、右寄りの人が主張するほど、極端な差が出るはずがありません。
右寄りの人は、中国大陸在住の中国人(漢民族)だけをなぜここまで悪く言うのか、中国大陸以外の中国系住民についてはどう思っているのかをお聞かせ下さい。
なお、初めにも書きましたが、中国人の性格について質問しているわけではないので、そのような回答はご遠慮下さい。