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人の人格形成に大きく関わるのは?
人格は教育・遺伝・環境(環境遺伝も)で決まるとよく言われていますが、本当でしょうか? その他の要素もあるのでしょうか? どなたか専門的な知識があり、裏付けがある方いらっしゃいませんか?
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こんにちは,人格心理学を専門にしている院生です. 質問文やNo1回答者yowさんに対するコメントを見ていて気になったことがあります. x-vansanは,人格の決定要因をもしかして次のように考えておられませんか? 人格 ← 教育 ← 遺伝 ← 環境 ← etc 問題となるのは,教育と環境を別個の存在している点です.この考え方が多分混乱の元だと思われますが,正確にはこうです. ← etc ← 生得要因 ← 遺伝 人格 ← 環境要因 ← 教育 ← etc このように,教育とは環境要因に広く含まれるものと解釈されます.より正確には「人格に影響を与える要因のリスト」をたくさん挙げてみて,整理するときに大雑把に二つ「生得(遺伝)要因」と「環境要因」に(強引に)文する意する事が出来る,というわけです. この点をx-vansanは,遺伝要因や環境要因とは別の第三の要因,あるいは第四の要因の……」と新しく要因を考えている(本当は既に遺伝要因や環境要因に含まれているにもかかわらず)と考えられていないでしょうか? 以上のように,人格への決定因を強全て挙げて,それを引に二つに分類した遺伝要因と環境要因,この二つの人格への影響力が100%であることは自明のことですね. なお,いわゆる遺伝環境論争については,No2でyowさんが回答されているように,当初は「遺伝要因が主なんだっ!」「いや,環境要因が主なんだ」という意見を実験データを根拠にして主張していましたが,現在では,両要因が相互作用しているという説(まあ常識的な考えといえばそうですね)に落ち着いた状態です.ただし,研究者の間では「相互作用があるのは分かった.ではどんなメカニズムで遺伝と環境の相互作用がされているのかを調べてみよう」という段階の研究がされています.
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- yow
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すみません、補足です。 『性格は遺伝と環境の関数である。』という仮説がまずあって、それを検証しようとして研究をしたものであって、 >人格は教育・遺伝・環境(環境遺伝も)で決まるとよく言われていますが、本当でしょうか? といわれてもそれが本当がどうだかはわかりえないと思います。 性格は先天的(遺伝)なものか後天的(環境)なものかの議論がまず先になされ、そして、両方がかかわっているということで性格形成についての議論が落ち着いているのだと思います。
- yow
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教育は環境にふくまれるとおもいますが。。。そして質問は人格ですか?私が聞いたものは性格なのですが。 1、おなじ環境のもと育った一卵性双生児の二人 2、ちがう環境で育った一卵性双生児の二人 3、おなじ環境のもとで育った血縁関係のない二人 4、違う環境のもとでそだった血縁関係のない二人 という4つのカテゴリーで性格を調べたところ、いちばん相関関係のあるものが1番。そして2、3番も相関関係がみられ、4では相関関係がみられなかったそうです。 昔、心理学の授業で(統計心理学でしたか)ききました。そのときには、その実際の研究資料もみました。その研究自体はアメリカのものだったと思います。
お礼
ほうほう、統計心理学ですか。 それなら信憑性が高いですね(^^) ありがとうございました。