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SPSSで尺度(変数)を足して合計点や平均点を求める場合、ケースに欠損

SPSSで尺度(変数)を足して合計点や平均点を求める場合、ケースに欠損値 値があるとそのケースは出力されません。この場合どうしたらいいのでしょうか? 欠損値(未回答項目)のあるケースも分析に含めたいのです。 尺度は5件法で1から5の値をとります。 欠損値の欄に便宜上「0」を入力して合計を出してみましたが、この場合何か不都合は生じますか?

みんなの回答

  • Daxing
  • ベストアンサー率55% (92/167)
回答No.2

>欠損値(未回答項目)のあるケースも分析に含めたいのです。 → 尺度ごとで欠損によりn(被験者、回答者、ケース等)の合計が異なるのであれば、 各尺度別に欠損を抜いたシートを作成し、そのシートで分析を行う必要があるかと思います。 >欠損値の欄に便宜上「0」を入力して合計を出してみましたが、この場合何か不都合は生じますか? → 合計得点を算出するだけなら計算上の不都合は生じませんが、 平均点を算出する場合、「0」と入力した欠損のnも「nの合計」に加算されますので、 例えばnの合計が200で、ある尺度Aに10のnに欠損があった場合、 本来その尺度Aの求めるべき平均点は (尺度Aの合計得点)÷190 であるにもかかわらず、「0」と入力されている場合は (尺度Aの合計得点)÷200 として計算されてしまうことになります。 下段の式では尺度の平均点を算出したことにはなりません。(蛇足かと思いますが…) ただ、きちんと合計を調整して、「各尺度ごとで合計のnが異なる」平均点を出しても、 その平均点で尺度Aと尺度B間を比較して、統計的に有意差を得られた場合は、 「nの合計が異なっている影響が関与しているためで、本来検定したい要因による有意差とは言えないのではないか」という疑問が残ります。 集めたデータは、可能な限り「見たい要因以外の影響」が混入しないように分析にかける必要があるので、 (欠損の程度にもよりますが)一つでも欠損のあるデータは通常分析の際は除外します。

  • vzb04330
  • ベストアンサー率74% (577/778)
回答No.1

質問者様が、お使いになった尺度が、一定の手続きを経て、信頼性・妥当性を確認した上で作成されたものであるとすれば、勝手に欠損値=0と入力するのは、適切ではないと考えられます。 なぜならば、測定対象とされている心理特性を捉える上では、そこに含まれる各質問項目は必要不可欠とみなされたものばかりですから、欠損値があった場合には、その心理特性は適切には測定できていないと考えられるからです。 また、もともと5件法で回答を求め、尺度値は1~5しか想定していない訳ですから、そこでは0(ゼロ)がどういう意味を持つのか、説明できないと考えられます。 以上の2点から、欠損値に0を代入することは適切ではないということになります。 したがって、欠損値が生じていたケース(対象者)は、分析から除外するというのが、もっとも適切な対処と考えられます。 関連して、欠損値が含まれたケース(対象者)が多いのであれば、むしろ、なぜそういう事態が生じたかを問題にした方が良いと思います。 欠損値が特定の質問項目に集中しているのであれば、その質問は、回答しにくいものであったと考えられます。 特定の質問項目に欠損値が集中していないものの、欠損値を生じた対象者が多いというのであれば、対象者の選び方に問題があった、調査用紙が読みにくいか、回答しにくい形式・書式であったなどのことが考えられると思います。

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