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ヒトの常在菌
ヒトの常在菌 ヒトの常在菌の中には病原性を持ったものも存在すると思いますが、ではなぜこういった細菌は普段は疾病を引き起こさないのでしょうか?
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常在菌の中に病原菌が含まれていると言っても、それが強力な菌である事は稀だと思います。 ヒトの体内では、白血球や免疫系の働きにより、異物である細菌を排除しています。 そのため、細菌は人体内で増殖する事は困難で、増殖出来なければ、病原菌であっても人間に害を及ぼす事は出来ないと思います。 又、その他にも、常在菌には無害な菌も多く存在しているため、病原菌と無害な菌との間で生存競争が起きるため、病原菌も無闇に増殖する事が難しくなる事も多いと思います。 細菌による病気の場合、初めて感染した菌であるために免疫系が直ぐには働かなかったり、病原菌の増殖速度が速過ぎたり、病原菌が巧妙な手段で免疫系の防御を回避したり、人間の方の体力が落ちていて白血球や免疫系の働きが低下していた、等々の理由により、病原菌の増殖に対して、白血球や免疫系の対応が追い付かなくなった場合等に病気になるのだと思います。