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腸内常在菌を免疫が攻撃しないのはなぜでしょう?
腸内常在菌を免疫が攻撃しないのはなぜでしょう?
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No.1の方の回答にもあるように、生物学では、腸内は体外と考えるのが一般的です。 動物の体にとって、自分の体にもともと持っていないものは全て「異物=自分じゃない存在=攻撃対象」です。自分の細胞をなんらかの方法で注射しても免疫系は反応しませんが、他人の細胞ならもちろん攻撃しますし、その辺の空気中のゴミみたいなものを注射してももちろん攻撃します。それでも、動物は自分以外のものを食べないと生きていけませんから、腸という臓器を介してなんとか異物を分解して安全な形にして取り込んでいるのです。ですから、食べ物をそのまま注射で血中に打ったら、その場合は攻撃対象になります。 そもそも、胃や腸を通っていく食べ物にも、肺で吸っている空気にも、肌で触れている物にも、たくさんの常在菌がくっついています。その中からなんとか栄養分や酸素だけをこしとって取り入れているわけです。 (栄養分として取り込んだ安全なはずの物質に免疫系が反応してしまうのが食物アレルギーですね。) 腸の壁に傷がついた場合はまた別の話ですね。その場合は、傷口で常在菌に免疫系が反応してしまって大変なことになる可能性だってありえます。
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- bunsekiya
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もしかすると、腸内が体外であることが想像しにくいかもしれませんが、「ちくわ」を思い出してもらえれば、理解しやすいです。 口からお尻に到る消化器系は、ちくわの穴のように「外界」です。 皮膚にも常在菌がいますが、免疫に攻撃はされませんよね。それと同じです。
- ORUKA1951
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免疫機能が発揮されるのは体内だけ・・白血球などが攻撃できる場所に限られる。 受精卵からの発生の過程を見て分かるように、腸内といえども対外です。 病原性大腸菌、サルモネラ菌、赤痢などは、腸内の表皮細胞などから人体の細胞に感染するから病気にもなるし、免疫系も機能する。 しないのではなくできない。