- ベストアンサー
終戦間際にソ連軍は、旧満州に侵攻し、関東軍司令部をはじめとする日本側機
終戦間際にソ連軍は、旧満州に侵攻し、関東軍司令部をはじめとする日本側機関から文書や資料を貨車28両でモスクワに運んだとされている、と数年前にある雑誌で読みました。 これらの文書・資料は、ソ連邦の崩壊前後から公開されるようになり、日本の研究者がモスクワ詣でをして、調査・研究しているとのことです。 これらの文書・資料は、今となっては「史料」としての価値があると思いますが、ロシアの言い分は「戦利品」らしいです。 これらの文書等を返還要求できる権利が日本にはあると思うのですが、法的な根拠はあるのでしょうか。 日本政府は、ロシアに対して公式に返還を要求したことはありますか。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1956年の日ソ共同宣言で全ての請求権を放棄していますが…。 (返還要求は出来ない筈) 日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との共同宣言 (略) 日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、1945年8月9日以来の戦争の結果として生じたそれぞれの国、その団体及び国民のそれぞれ他方の国、その団体及び国民に対するすべての請求権を、相互に、放棄する。 (略) http://www.hoppou.go.jp/library/document/data/19561019.html 勿論「ロシアが好意で返します」なんて事が絶対に有り得ないと言う訳では有りません…。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >1956年の日ソ共同宣言で全ての請求権を放棄しています。 そういうことですか。 満州国の後継国は、「中華民国」・「中華人民共和国」と思っていましたから、日中国交回復(1972年)前の日ソ共同宣言は、満州国の資産等について、なんら拘束力を持たないと思って質問しました。 しかし、拘束力の有無に拘わらず、ソ連に対して「全ての請求権を放棄」したのですから、いまさらロシアに返還要求できないことはよく解りました。 ご教示ありがとうございました。