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アメリカの人種差別
公民権法と黒人解放運動は黒人たちにとってなぜ必要だったのですか?やはり数え切れないほど受けてきた差別から開放されるためですか?教えてくださいお願いします!
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南北戦争とリンカーンのおかげで、奴隷は解放され、黒人にも白人と平等の権利が認められるようになりました。 でも、法律上の扱いが変わっても、社会の実態は変わりません。平等な待遇が保障されても、貧乏人が急に金持ちになるわけではないのです。裕福で立派な教育を受けた白人と、貧乏で教育のない黒人では、平等なチャンスを与えられたとしても勝負になりませんから、格差は依然としてそのままだったのです。 また、他の方が回答されているように、憲法上保障されている平等とは“separate but equal”で良いとされたので、多くの公共施設・学校・公共交通機関などで白人・有色人種それぞれ専用の施設が依然として存在することになりました。双方の施設は同等なのが建前でしたが、実際には色々格差がありました。たとえば学校を例に取れば、裕福で教育熱心な白人の親からは寄付やボランティア活動が期待できましたが、生活に追われている黒人の親は子供の教育まで手が回らなかったかもしれません。たとえ制度や予算の扱いが同等であっても、実質的な格差は依然として存在したのです。 このような現状を打破し、白人と黒人が真に平等になるためには、(連邦)政府が積極的に格差是正(つまり黒人優遇)の政策を採るべきだという運動が始まりました。 これが公民権運動です。 公民権運動の高まりの中で、最高裁もseparateだと実質上equalになりえないからseparate but equalの扱いは憲法違反だという判決を出しました。その結果、人種別の専用施設は廃止され、学校でもそれまでの白人校・黒人校の間で生徒の相互乗り入れが行われたりしました。社会的にも相当混乱があり、黒人児童が始めて旧白人校にバス登校したときには、警備のために軍隊が出動したらしいです。 そのほかにも、公務員の採用や大学入試等で、黒人等の有色人種を優遇する特別枠が設けられたりもしたらしいです(これは後で逆差別だということで問題になりました)。 素人がうろ覚えの知識で書きましたから、細かい点はあてになりませんが、大きな流れは多分あっていると思います。
その他の回答 (3)
バスに乗るときにも差別されてました。 座席が黒人と白人では別だったのですね。 フリーダムライド運動のローザ・パークスさんは有名です。当然キング牧師、ブラックムスリムのマルコムX氏も有名ですが。 ちょっとした話ものであると、ストウの"アンクルトムの小屋"なんていう本も有名です。 >黒人たちにとってなぜ必要だったのですか 同じ人間としてそもそもおかしいですよ。
お礼
ストウの"アンクルトムの小屋"ですか、さがしてみます。
#1です、 失礼、こちらです。 ↓
お礼
参考にさせていただきます。ありがとうございました。
こんばんは。 その通りですよ。 ここにわかりやすく載っています。 ↓
お礼
大変参考になりました、ありがとうございました。