ACサーボモータのサーボON、サーボロックとは
ACサーボモータの取り扱い説明書に、
サーボON、サーボロックという言葉がでてきます。
この言葉の定義が今ひとつわかりません。
また、
サーボモータをサーボONして、回転させていないとき、
停止トルクがありますが、あれは、どのような方法で、
発生させているのでしょうか?
巻き線には、DC電流がながれているようなのですが、
詳しく原理的に教えてください。
追記です。
サーボONで、フィードバック制御がかかり、
停止している状態の一形態として、サーボロックというものがあり、
エンコーダ座標を保持する状態だそうです。
この時の、静止トルクをどのように生成しているというところが、
特にわかりません。
回答(1)への追記です。
例えば、回転子が停止した状態で、回転子のS・Nの磁極配置は、
決まります。
それに対し、最も引き合うような磁極配置となうように、
固定子巻き線に、DC電流をながすということでしょうか?
このとき、回転子がどの機械角度で停止しているかを、知る必要が
あると思います。
回転子の機械角に合うよう、3相にDC電流を流す必要があると、思います。
この時の、電流は、スイッチングされているのか、いないかという点も、
疑問です。
例えば、インクリメントタイプのエンコーダを持つACサーボの
場合、電源ON時、どのようにして、回転子の機械角度をサーボドライバ
側が、知りえるのかが、解りません。
電源OFF中に、モータの軸を回した時点で、サーボドライバ側は、
モータの回転子の角度情報を失うのに、どうして、回転子の機械角に合うよう、3相にDC電流を流すことができるのでしょうか?
さらに、回転開始のことになるのですが、
モーター回転開始についても同様で、3相PWMスイッチングを行う時、
固定子巻き線に、回転子の機械角度と会った位相で、正弦波電流を流す、必要があります。
回答(2)さんへの、追質問です。
紹介していただいた、HPはみていませんが、
インクリ、アブソタイプのエンコーダーの双方について、
RST極検出用の1回転3plsの3相エンコーダは、
電源OFF中に、モータの軸を回しても、サーボドライバ側は、
モータの回転子の角度情報を失わないという観点から、
RST極検出用エンコーダは、アブソリュートなのでしょうか?
それと、最近のシリアル通信タイプでも、
AB相+RST相の計5つの信号が出ているのでしょうか?
それと最後の疑問は、
RST極検出用の1回転3plsなので、
角度分解能が機械角120度となり、電源ON時のサーボロックで、
停止させた時、任意の位置で回転子が、静止できる点が、
今ひとつ不明です。
120度単位で、回転子の位置が固定されるような気がするのですが・・・
回答(3)さんへ
静止トルクの生成法は、かなり複雑そうですね。
色々、細かな問題があるようで。
3相PWMブリッジにスイッチングで、各3相線電流を
微妙に調節しているような、イメージでしょうか?
私には、電源OFF後、モータ軸を任意の位置に回転させて、
再度、電源ON、サーボONした時に、きちんとその場で、ロックされることが、
とても疑問なのです。
サーボロックは現在のエンコーダの位置を保持するような、
フィードバックが、かかっていると思います。
ということは、電源ON時のローター角をINCタイプの
エンコーダーであっても、ABS並に検出する必要があるように、
思えて仕方ないのです。
回答(4)さんへ
いろいろ詳しく説明していただき、すいません。
紹介していただいた、HPをざっと見ましたが、解らない、理解できない
が、多かったです。
各種サーボモータがあるようですが、
今は3相電圧型PWMインバータを用いた、3相ACサーボで考えています。
ロータは磁石のシンクロナスタイプです。(かご型ではありません)
なお、私はブラシレスモータも理解していません。
DCサーボであれば、ロータ機械角の位相情報が不要なので、
私の持つ疑問は発生しません。
基本的には、3相ACサーボの場合、
位置ループがあり(位置パルス入力)、位置偏差を入力とする速度ループ、
速度偏差を入力とする、電流ループがあり、電流制御器にて、
電流制御(トルク制御)をしていると解釈しております。
電流制御器では、3相電圧型PWMインバータのスイッチングDutyを計算して
制御していると、解釈しています。
この時、DUTY計算には、3相の位相情報が必要ですから、
エンコーダからの機械角θを用いて、
座標変換(U,V,W->d,q、d,q->U,V,W等)を用いていると思うのです。
よって、一旦、ロータの機械角が絶対角度で詳細に解れば、
あとはINCエンコーダのパルスで追いかけることができます。
よって、回転中も、サーボロック中も、
高精度でロータの機械角がわかる必要があると思うのです。
「サーボロックする場合には3相エンコーダのみではできません
そのために位置ループがあります」
とのことですが、位置ループに使用するエンコーダは、
「位置決め用の1回転1000plsなり8192plsなりのエンコーダ」
のことなのでしょうか?
又、「位置決め用の1回転1000plsなり8192plsなりのINCエンコーダとRST極検出用の1回転3plsの3相エンコーダ」
を用いて、位置決め用ABSエンコーダと同様の機能が持たせれるのでしょうか?
お礼
コンデンサーで試したところ、104セラミックコンデンサーでも動かなかった為、チョークコイルをはさんだところ、動くようになりました! ただ、パルスを送った際にリセット・・・といった動きが出てしまったため、サーボ側電源に4.7Ωの抵抗を入れたところ、正常に動くようになりました! 回答ありがとうございました>w<