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翻訳家に憧れている現在高校二年の女子です。
翻訳家に憧れている現在高校二年の女子です。 私は小さい頃から翻訳家に憧れていました。 憧れの翻訳は、 映画、本の翻訳です。 でも、私の場合は 英語→日本語ではなく、 日本語→英語 の翻訳家に憧れています。 日本語→英語の翻訳家になるには、今からどのような教養を蓄えて行けば良いでしょうか? あと、 日本語→英語の翻訳家の競争率はどの位なのでしょうか?
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#1にいただいた補足を拝見しました。わかります、わかります! 特に「日本人が作った作品だからこそ、日本人にしか分からない作品の…」「簡単に言えば、日本語をカッコイイ英語に私が訳したい!! という不純な動機」、まさしく私が抱いている思いと同じです! しかし、若者の夢をくじくつもりは毛頭ありませんが、いざ世の中を見渡してみると、今、和文英訳の翻訳者には非常に優秀な英語圏人ばかりがいるのがわかります。試しに邦画のレンタルDVDの英語字幕を見てみてください。それは見事なものですよ。それを訳している人たちの公式ウェブサイトなどを見ると、並みの日本人以上に日本文化を理解しているのがよくわかりますし、作品の解釈も緻密で素晴らしいです。例えば英文和訳の字幕翻訳者で誤訳が皆無に等しい人というと、私は一人くらいしか思い浮かびませんが、和文英訳は皆さんご優秀で、日本語のニュアンスをしっかりと、最新のカッコいい英語表現に置き換えています。 そんな状況で、英語を母語としない人がどのように関われるか、ちょっと課題だとは思います。まあ、日本語ブームの中、今後、英語圏の和文英訳者が増えるに従って和文英訳の質が落ちれば、日本人の活躍の場も増えるかもしれませんが。試しにお好きな和文英訳者にファンレターを出してみてはどうでしょう。案外とアドバイスをくれるかもしれませんし、公式サイトからわかる彼らのプロフィールも参考になりますよ。 ちなみに私は(くどいようですが、若者の夢をくじくつもりは毛頭ありませんが)、これだけ優秀な和文英訳者が多いと知って、なんだか安心しちゃったんですよね。もう、カッコいい英語は、その優秀な方々におまかせして、私は日本語学習者向けの英文サイトに書き込んだり、地道に売り込んだ結果に得た教材の和文英訳の仕事などを細々とやっています。 ただ、逆に私は「こんなにカッコいい英語表現があるのを、日本人に私が伝えたい!」という不純な動機も持っています。それで英文和訳をなりわいとするようになりました。実際、和文英訳というのは、おっしゃるように、日本語で描かれたものの素晴らしさを伝える作業ですから、日本語だって「発音等がキレイで、カッコイイ」と気づかないと、なかなかうまくできないものです。和文英訳をするにせよ、英文和訳をするにせよ、和文と英文の両方を愛していることが必要になってきます。その愛情の狭間で、そのときどきのご自分の能力に、より適した作業を目指していってはどうでしょう。例えば、「通訳」という、両方の言語を操る作業に従事するという手もありますよ(そのほうが儲かるし)。 いずれにせよ、不純な動機は大きなバネとなりますから、大切にしてくださいね。そして英語圏生活は、やはりぜひともお勧めしたいです。できれば、アジアも含めて、いろいろな国にも旅するといいでしょう。
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翻訳仕事をしたことがないので(そこまで英語出来ないし、実務翻訳勉強の基礎で息切れしました)実際のところは分かりませんが、 文芸作品の翻訳は、ネイティブが訳すことが多いです。 日本語→英語なら、日本語を読める英語ネイティブ。 英語→日本語なら、英語を読める日本語ネイティブ。 日本のマンガをフランスで出した際は、日本人とフランス人が2人で訳したという話を読んだことがあります。お名前は覚えていませんが杉浦日向子さんの江戸マンガを訳した話だったので、この人かもしれません。関口涼子さん。 http://www.lingua.jp/manga/MangaTrans01-2.html ただしマンガなら日本人が訳すのがフツウと言うわけでなくて、マンガを訳しているネイティブスピーカーもいます。ドラゴンボールはフランス人が訳したとのこと。 http://www.eurojapancomic.com/fr/topics/fedoua/fedoua.shtml 商業的な翻訳だと版権の問題なども絡んでくるので、好き勝手に訳して出版するわけにもいきません。 ここらへんをご覧になってみてはいかがでしょう。 アルクのサイトの翻訳仕事の説明 http://www.alc.co.jp/eng/hontsu/h-wakaru/index.html 日本語の文芸作品を翻訳している各国の翻訳者達の話を読めます。 『世界は村上春樹をどう読むか』(文春文庫) 上記の本の編者の1人であるアメリカ文学研究者で東大教授の柴田元幸さんが文芸翻訳について幾つか本を出してらっしゃいます。 『翻訳夜話』(文春新書) 『翻訳夜話2・サリンジャー戦記』(文春新書) 『翻訳教室』(東大文学部・翻訳演習授業を収録した単行本。新書館) ↓ と言ってこれらの本を私はよく読んでないんですが(^^; とにかく、原文を非常に細かく読んでいることが解ると思います。 しかし村上春樹訳のサリンジャー(キャッチャー・イン・ザ・ライ)は日本語に堪能な英語ネイティブであるマーク・ピーターセン氏にyouの訳し方を批判されたそうなので、いいのか悪いのか??
- Chicago243
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私は応援したいですね。やはり日本の物は日本人が発信するのがいいとおもいます。 そういう意味で他の方が仰っているように日本語から英語への日本人の翻訳家がいないと言うのは 残念です。 直接、翻訳家にならなくとも、ネイティブと共同作業するとかもあり得ますし、そういう視野も いれると、仕事はまああるのかなぁとも思いますが、現状は分かりませんのでその点について 無責任にコメントするのはやめておきます。 そう言う仕事で必要なのは何かということですが、やはり日本語、英語両方の文化とか習慣 に精通していなければなかなかいい仕事はできないのではないかと思います。 英語を生半可にやって来た私でも、日本人がこう思った時は、こんな表現をするけど、 英語でそんな表現はしないなぁっていうのは結構あります。その背景にあるのが、 文化とか習慣とかそういうものなんだと思います。そういう意味で海外の文化にもどっぷりつかる 機会が必要かと思います。方法論は留学が一番いいでしょうけど、英語を読みあさったり というのでもある程度はできると思います。留学してきさくに文化とかについて意見交換できる 知り合いができるといいかもしれませんよ。ただ問題点は英語けんって広いです。アイルランドにも 文化がありますし、英米はもちろん、またヨーロッパ全般の思想も入って来るかもしれません。 このへんは私よりももっとよく分かっている方のコメントがあればいいですね。 アニメの吹き替えとか見てると、日本人のこの感覚で英語でこういう風にいうんだ、なるほどなぁと 勝手に感心したりすることがあります。おそらくそういうのは現地にすむ日系人とかバイリンガル といえる位の人が翻訳してるのかなぁとか、日本人が間でニュアンスを説明してたりするんだろうなぁ っておもったりもします(これも現状に詳しくないので妄想かもしれません。特にアニメとか絵もあるので 想像しやすいところはあると思いますし)。 あとは何を翻訳するのかですね。日本の小説家がかく小説を翻訳するのかとか、映画のせりふとか、、、 まあ、まさか機械の取り説の翻訳を考えているということはないと思いますけど、、、
お礼
御回答有難うございます!! 確かに、英語圏って広いですよね…。 イギリス、アメリカの他にも、 カナダ、シンガポール、オーストラリア などまだ様々な英語圏の国が存在しますよね…。 そうゆう意味でも 和文英訳の人が少ないのでしょうか…。 あと、 やはり、日本ではアメリカ英語が主流となっていますが、 世界的にはイギリス英語が主流ですよね…。 イギリス英語も学ばないといけませんね…。 御参考になりました。 本当に有難うございました☆☆☆
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
何語であれ、翻訳をプロとしてやる場合は「よく知っている外国語→母国語」という順に訳します。つまり、「日本語→英語の翻訳家」になるには、最低限でも英語を完全に母国語同然に操れるようになる必要があります。もちろん最新の会話表現や英語圏の人の一般常識も含めて、英語圏の人同然に把握しておく必要がありますし、前置詞や冠詞を間違えるようでは使いものになりません。例えば、劇場用映画やベストセラー本を和文英訳している日本人を、私はすぐには思い浮かびません。 いずれにしても、最低3年間くらいは、英語圏の人に溶け込んで生活しないと、母語感覚で英語を操れるようにはならないでしょう。高校生とのことなので、まずは半年以上の留学制度などを活用するといいかもしれません。留学制度が充実している大学を目指すのもいいでしょう。実際、冒頭で述べた事情ゆえに、日本では和文英訳を学べる機会は極めて少ないです。 それと並行して、日本語の読解力を養っておく必要があります。つまり、日本語はしゃべれるけれど作者がいわんとしているメッセージを理解できない、という状態では、「映画、本」の翻訳は難しいです。また、ミーハー精神旺盛な学生時代に映画や本を片っ端から鑑賞しておくと、「特定な時代の作品に半端じゃなく詳しい人」として、将来、重宝される可能性もあります。 では、競争率うんぬんについて。誰でも名刺を作れば今日から翻訳者になれます。ただし、仕事を発注してもらうには、実績を見せる必要があり、実績を作るには実力がないといけませんし、実力を見せる相手すなわち人脈を作っておく必要もあります。また、映画や本の翻訳をしている人たちは雑学の知識が半端じゃないので、その人たちと渡り合えるよう、雑学を身につけたいものです。 そういう意味では、「翻訳家」の名にふさわしい実力を持っている人は本当に少ないです。逆に言えば、本当に実力があるのなら、競争は無いも同然です。ただし、実力を身につける前に挫折する人がかなりいるのです。 ちなみに労力のわりには儲からない仕事であるとされています。どちらかというと、好きだから続ける仕事です。あなたも、お好きなら勉強を続けてください。そして、そんなに好きなら、いずれ翻訳業界のどこかには引っかかるでしょうし、引っかからないとしても、もっと適した横道を発見するかもしれません。 ところで、小さい頃から映画や本の、それも和文英訳の翻訳家に憧れていたのはなぜでしょう。もしかしたら、さらにアドバイスできるかもしれません。以下もご参照ください。
補足
早速の御回答誠に感謝ですっっ!! 私が、 小さい頃から、和文英訳に憧れているようになったきっかけは、 小学校二年か三年の時に、 親に連れられて、 英語劇を見に行って、 それから、英語って言葉は日本語よりも発音等がキレイで、カッコイイなと思ってそれ以来英語の虜になりました。 その後将来英語を使った仕事をしたいと考えるようになって、英語を使う仕事を調べてそこで色々な英語を使った職業に出会いました。 その中で一番興味を惹かれたのが、翻訳家の仕事でした。 そこで、なぜ私は和文英訳になりたいと考えたかと言うと、 日本語の物語を英語圏の人々に私が教えてあげたい。 (今一日本語が可笑しくてすいません) と思ったからです。 英語圏の人が日本語→英語に直すのでは、やはり少し違う気がするんです。 日本人が作った作品だからこそ、日本人にしか分からない作品の… 何て言ったら良いのか分からなくてごめんなさい。 まぁ、 簡単に言えば、 日本語をカッコイイ英語に私が訳したい!! という不純な動機です…(汗)
お礼
同じ考えを共有できる方が居てとても嬉しく思います!! 詳しく御回答くださいまして、 本当に有難うございますっっ!!!